[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

書感

[ま]ネットはもう進化しないしあなたの人生を変えない?/「ウェブはバカと暇人のもの」 @kun_maa

僕は今年になってからKindleストアのセールで買ったんですけど、紙の本は2009年に発売された本なので今更感は拭えませんが、中川淳一郎氏の「ウェブはバカと暇人のもの」をようやく読みました。 // // 中身についてはまったく予備知識無しの状態だったので、…

[ま]最後のどんでん返しが話題の恋愛小説「イニシエーション・ラブ」/ネタバレ無しの感想 @kun_maa

最後の2行のどんでん返しがすごくておもしろい恋愛小説という評判で手に取った一冊。 一部でミステリー小説との分類もあり、確かにそういう楽しみ方もできるかもしれないけど、僕はミステリーというよりは「パズル型恋愛小説」とでもいう方がピッタリくるか…

[ま]女医が教える究極のセックス〜技を極める〜/こういう本って初めて読んだけど・・ @kun_maa

お金を払って買うとしたらたぶん読まないだろうなって思う本ってありますよね。 僕にとってはこの手のハウツー本がそうです。今までセックスについてのハウツー本って読んだことがなかったな。誰かから教わった覚えもないし、どうしてやり方を知ってたんだろ…

[ま]哲学をもっと身近に感じるために/「まんが 哲学入門ー生きるって何だろう?」 @kun_maa

のっけからこんなことを書くのもなんだが、哲学って難しい。 体系だって哲学を学んだこともなければ、もちろん有名な哲学者の理論を勉強したこともない。哲学者の名前くらいは聞いたことがあるけど、その人がどんなことを考えていたのかわからない。 カント…

[ま]あなたを天才にするスマートノート/今日から始めることにしました @kun_maa

この本に書かれているノート術は、巷にあふれている有能な人材となるためのノート術とは違います。したがって、この本を読んでも「効率よく時間を使う」、「人生の目的を具現化する」、「プレゼンを成功させる」といった直接的に仕事に役立つような技術は書…

[ま]これは小説などではない/「殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」 @kun_maa

北関東連続幼女誘拐殺人事件。冤罪が証明されたことで有名となった「足利事件」とは裏腹に消し去られようとしている事件がある。 栃木県足利市、群馬県太田市の隣接する2つの市のある地点を中心に半径10キロほどの円の中で17年間に5人もの幼女が姿を消して…

[ま]キリスト教史をやくざの物語で描く衝撃の一冊/仁義なきキリスト教史 @kun_maa

すごい本を見つけました。 キリスト教の歴史上のエピソードを描いた本なんですけど、これが全編やくざの世界なんです。そう、ユダヤ教はユダヤ組、キリスト教はユダヤ組系列の下部組織からキリスト組へ、イスラム教はイスラム組。そして登場人物の台詞はすべ…

[ま]問題に対する思考法のプロセスがキモのおもしろい本/「悩みのるつぼ〜朝日新聞の人生相談より〜オタクの息子に悩んでいます」

僕は新聞を購読していないのでこの連載についてはまったく知りませんでしたが、朝日新聞の土曜別刷り「be」に毎週「悩みのるつぼ」という人生相談コーナーが掲載されているんだそうです。本書はその人生相談の回答者の1人である岡田斗司夫氏への相談と回答…

[ま]事件の不気味さと共に家族の脆さをあらためて考えさせられた/家族喰い 尼崎連続変死事件の真相 @kun_maa

// // あなたはこの事件を覚えているだろうか。 兵庫県尼崎市を中心に、複数の家族が長期間虐待、監禁、殺害された連続殺人事件であり、死者・行方不明者は10人以上にのぼるという「尼崎連続変死事件」を。 本書は、著者が長期にわたり尼崎に滞在し、現地…

[ま]「ゾンビ映画大事典」/ゾンビ映画のレビューに哀愁を感じるゾンビ映画ファンの必読書 @kun_maa

// // こんにちは!ゾンビ映画が大好き @kun_maa です。 初版が2003年3月とちょっと古い本です。だから、取り上げているゾンビ映画も2002年の「バイオハザード」が最後。それ以降のゾンビ映画については収録されていません。 それでも、この本の価値は全く減…

[ま]今年48歳になる僕が「おじさん図鑑」を読んでみた @kun_maa

// // こんにちは!そういえば今年は年男でした @kun_maa です。 僕の中の「おじさん」のイメージって子どもの頃から変わらなくて、年齢は40〜50代。脂ぎっていて、独特の嫌な香りがして、声がデカいっていうもの。 だから、僕も自分のイメージのおじさん年…

[ま]大好きなおっぱいを科学する?/「おっぱいの科学」 @kun_maa

// // こんにちは!死ぬときはおっぱいの上で死にたい @kun_maa です。 僕はおっぱいが大好きです。おっぱいが大好きです。 本当に大好きなので2回書きました。 だいたい、おっぱいが嫌いな男なんていないと思っています。いたらごめんね。 本書で紹介され…

[ま]積ん読タワー必至の危険な本/ノンフィクションはこれを読め!2013 HONZ が選んだ110冊がおもしろい @kun_maa

こんにちは!独り静かに本を読んでいる時間が至福の時 @kun_maa です。 HONZという書評サイトをご存知でしょうか? 成毛 眞を代表とする本好きのレビュアーたちが、「小説」を除くあらゆるジャンルのノンフィクション本のレビューを公開しているサイトです。…

[ま]常識からはみ出す生き方ーノマドワーカーが贈る「仕事と人生のルール」/自分ルールの見つけ方と行動を熱く語っている一冊 @kun_maa

// // 「みんなが橋から飛び降りたら、おまえも飛び降りるのか?」 たとえみんながやっていることでも、愚かなことはすべきでない。つまり、「その他大勢に従うのではなく、自分の頭で考えて行動しろ」という意味だ。(P.2) 自分が望む生き方をしながら、決…

[ま]漂白される社会/見て見ぬふりをされるあってはならぬもの @kun_maa

// // 客観的なデータを基にすると、過去の日本に比べて相対的に「自由」で「平和」なはずの現在の日本になんとなく漂う閉塞感と不安。 自由でも平和でもないような気がする漠然とした違和感。 そんな日本の現代社会の有り様を、あってはならないものとして…

[ま]スタバではグランデを買え!/とってもわかりやすいコストのあれこれ @kun_maa

// // こんにちは!大きいことはいいことだ。スタバではVenti、タリーズではEnormeサイズの @kun_maa です。 本書「スタバではグランデを買え!」は、「コスト」の観点から我々の生活を分析していく。 分析の対象とされているのは、サイズ別のコーヒー価格設…

[ま]悪徳商法ハメさせ記(多田文明 著)/騙されやすい人必読の書かも @kun_maa

// // こんにちは!身体がデカイせいかキャッチセールスに声をかけられたことがない @kun_maa です。 本書は世の中にはびこる怪しい罠にわざわざ飛び込んで、その手口や対処法を明らかにしていく体当たりルポ。 それにしても、悪質で怪しくインチキな悪徳商…

[ま]幼年期の終わり/これが人類の究極の姿だとしたらやはり切ない @kun_maa

// // 突如地球に現れた巨大な宇宙船。 オーバーロードと呼ばれる異星人は地球を緩やかに統治し、戦争や人種差別や貧困もなくなる。 労働さえも自分の好きなことだけを短時間行えば生活にも困らない。 多くの者は複数の博士号を取るほど勉学に勤しみ、空間的…

[ま]ミドルエイジの脱・社畜論/40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。新・ミドルエイジ論(成毛 眞) @kun_maa

// // 40歳過ぎると体力は落ちるは、物覚えは悪くなるはなんだか一気にガタがくる。 こればかりは、自分がその歳になってみないとわからないんだけど、ホントもう無理がきかないってことを身にしみて感じている。っていうか僕の場合もう50歳に近いんだが…

[ま]毒 青酸カリからギンナンまで/あれも毒、これも毒、毒のお勉強の本 @kun_maa

こんにちは!毒を盛られてもたぶん気づかない @kun_maa です。 化学物質の中には生物に対して何らかの作用をするものがあり、これらを「生物活性物質」と総称する。そして、ある化学物質が望ましい作用をした場合、人はその化学物質を「薬」として賞賛する。…

[ま]スタンフォードの自分を変える教室/本気で変わりたい気持ちがあるかどうかだよね @kun_maa

「意志力の講座を教えています」と言うと、まるで決まったように同じ答えが返ってきます。「ああ、私もどうにかしたくて」。つまりそれだけ多くの人が、意志力ー注意力や感情や欲望をコントロールする能力ーが、健康や経済的安定や人間関係、そして仕事の成…

[ま]国境事変/テンポのいい警察小説であり公安警察の存在意義について考えさせられる作品 @kun_maa

// // 韓国釜山まで50キロもないという国境の島「対馬」。 それでいて、のんびりとした雰囲気の対馬南署の日常からこの物語は始まる。 韓国人観光客と島民との小さなトラブルはあるものの、事件らしい事件とは無縁の対馬警察。 そんな対馬で、ある日海岸に…

[ま]景気回復とアイドルの微妙な関係/日本経済復活が引き起こすAKB48の終焉 @kun_maa

// // 安倍首相の掲げる経済政策、いわゆる「アベノミクス」は積極的にリフレーション政策を推進している。 リフレーション政策とは、アメリカの経済学者アーヴィング・フィッシャーが提唱した政策で、デフレから脱却しつつ、緩やかで安定的なインフレにとど…

[ま]ツナグ(辻村深月)/死者をとおして生きることを考えさせられる作品 @kun_maa

// // 死んだ人間と生きた人間を会わせる窓口。それが使者(ツナグ)だ。 ツナグは、生きている人間から死んでしまった人間の誰に会いたいのか依頼を受け、死者と交渉する。 依頼した人間が死者と会えるのは、死者が会うことを了承したときだけ。 そして、生…

[ま]コミュニケーションはいらない/辛口の日本人論 @kun_maa

コミュニケーションの基本は言うまでもなく「言葉」にある。 言葉=言語とは文化そのものであり、それは歴史に裏付けられている。 だから、歴史の裏付けを持たない言語は空虚なものとなる。 歴史の裏付け=共通の文化を有しない空虚な言語にコミュニケーショ…

[ま]彼女の血が溶けてゆく/なんかすごいタイトルのミステリーだよね @kun_maa

// // 「彼女の血が溶けてゆく」なんて刺激的なタイトルだろう。 内科医である元妻の医療ミスで亡くなったとされる女性の秘密を、フリーライターである主人公が明らかにしていくというミステリー。 果たして、本当に元妻のミスで患者は亡くなったのか。 それ…

[ま]日本が世界一「貧しい」国である件について/正論で表現も刺激的なんだけど @kun_maa

// // Twitterで著者の@May_Roma氏のtweetを拝見していて、けっこうその言葉使いがひどかったり、汚い言葉も平気で使っているので、いったいどんな本を書いているのかという興味と本書のタイトルに魅かれて読んでみた。 第一印象は、Twitterでの言葉使いとは…

[ま]物乞う仏陀/圧倒的な現実の前に浅はかな正義感は力を失う @kun_maa

// // アフガニスタンとパキスタンへの国境への旅。あれが私にとって初めての本格的な海外旅行だった。ちょっとした冒険気分の軽い旅のはずだった。しかし、国境に群がる難民たちは、私の青く浅はかな思いつきを打ち砕いた。彼らが向けてきたのは思い現実だ…

[ま]督促OL修行日記/ブラック部署でも生き抜く技術 @kun_maa

// // もともと人に強くものを言うことが苦手で、コミュニケーション能力も高くないという著者が飛び込んだ「督促」現場での体験が、その重く切ない内容とは裏腹におもしろおかしく書かれている。 それにしてもストレスフルな職場だ。 「今からお前を殺しに…

[ま]グーグル ネット覇者の真実/Googleとはなにかを知るために最適な一冊 @kun_maa

// // 本書はグーグル社内での自由な取材を初めて許されたジャーナリスト、スティーブン・レヴィによる数多くのインタビューに基づいて書かれた、生のグーグルを知ることができる貴重な本である。 このノンフィクション作品は、グーグルの若き創業者であるラ…