[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]スタンフォードの自分を変える教室/本気で変わりたい気持ちがあるかどうかだよね @kun_maa

「意志力の講座を教えています」と言うと、まるで決まったように同じ答えが返ってきます。「ああ、私もどうにかしたくて」。つまりそれだけ多くの人が、意志力ー注意力や感情や欲望をコントロールする能力ーが、健康や経済的安定や人間関係、そして仕事の成功までも左右することを実感しているということでしょう。そう、誰だってそれはわかってるのです。だからこそ、食事や行動や言語、それに買い物をはじめ生活のあらゆる面において、自分をコントロールしなければならないということも。(P.15)

 

 

 

本書は、心理学、神経科学、医学の各分野から、自己コントロールに関するさまざまな見解をわかりやすく解説し、意志力を高めるための戦略を紹介している本である。

我々の中には何人もの自己が存在する。

それはもちろん多重人格とかそういう意味ではなくて、衝動のままに行動したがる自己とそれを抑制しようとする自己、やりたいことがあるのにやる気がしない自己や目新しいものや変化に富んだものに反応する自己、ストレスや恐怖を感じたり、理性を失う自己と冷静さを保ったりよく考えて行動する自己など、結局意志力の問題とは、何人もの自己との葛藤やせめぎ合いにほかならない。

 

したがって、自己コントロールとは自分自身のさまざまな一面を理解できるようになることであり、全く違う人間に生まれ変わることではないのである。

なりたい自分になるために必要な意志力の強化に必要なのは、罪悪感や自己批判ではなく、自分に対する思いやり、そして心と身体の反応を冷静に観察することである。

思考や感情を抑えつけたり、欲求を否定せずに行動をコントロールする方法を身につけることの大切さを説いているのである。

 

本書では、これらの意志力を強化するのに必要な事項を踏まえて、10章からなるエクササイズを実践することで、最適な自己コントロールの方法を自ら発見できるように構成されている。

示されているエクササイズは、例えば「できない理由を特定する」「『選択した瞬間』をふり返る」「ストレスでいかに自制心が落ちるかを試す」「意志力の増減を観察する」「自分の『言い訳』を知る」「『明日も同じ行動をする』と考える」「快感の誘惑に負けてみる」「失敗した自分を許す」「逃げ道をなくす」「未来に行って『将来の自分に会う』」「意志力の『免疫システム』を強化する」「欲求を受け入れるーただし従わない」など、いずれも具体的な行動に結びついているものばかりである。

行動なくして変化なしである。

これらのエクササイズをとおして、自分のなかでせめぎ合うさまざまな自己の存在を受け入れ、うまく折り合いをつけることが意味をもってくるのである。

 

そして、著者は次のように言う。

自己コントロールを強化するための秘訣があるとすれば、科学が示しているのはただひとつ、注意力を向けることがもたらす力です。すなわち、行動を選択すべきときはそれをしっかりと意識して、ただ漫然と惰性に従って行動しないように注意すること。言い訳をして物事を先延ばしにしたり、よいことをしたのをいいことに自分を甘やかそうとしているのに気づくこと。報酬の予感は必ずしも報酬をもたらすとは限らない。そして将来の自分はスーパーヒーローでもなければ赤の他人でもないと認識すること。(中略)そして、自分がほんとうに望んでいることを忘れず、どうすれば心からうれしく思えるかをわきまえていることでもあります。(P.337)

本書は自分の意識と行動を変え、「なりたい自分」になる為のとても実践的な本である。

 

さて、そんな本書を読んで自分はどうしたか。

読み終えた直後は、この手の本を読んだ時にありがちな「よーし!明日から毎日エクササイズをやるぞ!」などというメラメラと燃える闘志を新たにしたものの、結局はなにもやっていない。

どんなにわかりやすくて納得できる本であっても、どんなにそれが実践的な構成になっているとしても、最後は自分が「変わりたい」と本気で思っているかどうかなのだろう。

その意味では、自分は本気で変わりたいと思っていないのだと思う。

変わらなければならないという危機感もないし、そもそもより自分らしい人生ってなんだ?って考えてしまって、一歩が踏み出せないのである。

 

本気で自分を変えたいと思っている人にはおすすめの本である。

僕のようなグータラ人間が読んでも、一時的な栄養ドリンク程度の威力しかないけれど。

まあ、本気で自分を変えたいと思っている人がどれだけいて、実際にこの本を読んで律儀にエクササイズを実践している人がどれくらいいるのかは、さっぱりわからないが、人間なんてみんな本質はグータラだと思っている僕は、それほど多くないんじゃないかと踏んでいるのだが。こんなことを書くと身も蓋もないと思うけど。

スタンフォードの自分を変える教室

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