[ま]渋谷でおしゃれに北欧のビールとポテト料理を Haburashi-Beer and Potato- @kun_maa
2018年3月にオープンして以来ずっと気になっていたお店。
そのおしゃれな感じにおっさんひとりで行くのがなんとなく憚られてしまいなかなか行けずにいたハブラシ(Haburashi-Beer and Potato-)についに行ってきました。
ついに行ってきたといっても先月なんですけどね。
最近ブログあまり書いてなくてあっという間に1か月経ってしまいました。
渋谷駅から徒歩5分ほど、道玄坂の小さなビルの3階にそのお店はあります。
お店の扉がすでにおしゃれ。
のぞき窓からチラリと見える店内にドキドキしながら扉をスライドさせます。
このドア、思い切り押してしまいそうになりますが押してはダメです。
スライドさせてください。
北欧チックでおしゃれなテーブルありーの。
ウッディで明るい雰囲気のカウンター席ありーのです。
一緒に行ったビール女子が予約をしてくれていたのでカウンターでもテーブルでも好きなところでいいですよってお店の人に言われました。
カウンター好きの僕はやっぱりカウンター席へ...うん落ち着く。
タップ数は全部で4タップ。
すべて北欧のビールが繋がっていました。
お店の方は女性2人だけでやっているそうです。
そりゃもう華やかで明るい雰囲気ですよ。
まずは Farmer's Raspberry Brett という酸っぱい系のビールでかんぱーい!
つまみには「フライドポテト 本日のお芋」がサックサクで美味しい。
店内はあっという間に席が埋まりそこかしこが楽しそうな空気で満たされていきます。
僕もすっかり楽しくなってずっとおしゃべりが止まらない止まらない。
ビールが進む進むぐびぐびって感じ。
そういえばヤンソンさんの誘惑ってのを初めて食べました。
スウェーデンの伝統的な料理だそうです。
ヤンソンさんって誰?って感じで全く知らなかったのですがとても美味しかったです。
こじんまりとしたお店なのにカウンターではしゃいでしまって迷惑だったかな大丈夫かな雰囲気壊してなかったかなって後から思いましたがこの時は全く気にしてなくてすいませんすいません。
このビールが残り少ないと聞いて撃ち抜く気満々でふたりで飲みましたが全く及びませんでした。
撃ち抜けなくて残念。
このバルチックポーターもとても美味しくてやっぱりお代わりしちゃう。
結局終電間際まで呑んだくれてしまい楽しい時間を過ごすことができました。
Haburashi 最高かよ。
とはいえお店の方に名刺をいただいたいたりいろいろ丁寧に説明してくれたりしたのにあまりお話してなかったことにやはり後から気づきまして。
もうこれで次はひとりでも来れます!
なんて調子いいこと言ったのにその後1か月も行ってなくてなんだかすいません。
2月には大好きな LARVIG の Tap Take Over もあるのでちょっとでも顔出せたらいいなあと思っています。
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[ま]映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を観たのだけど想像と違ってとってもよかった @kun_maa
久しぶりの恋愛映画。
ベタベタしたりドロドロしたりな恋愛は現実世界だけで十分だ。
せっかく映画で楽しむならきれいで切ないやつがいい。
スパイスとしてちょっと現実離れして謎めいた部分があれば尚更いい。
そこで映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の登場ってわけ。
タイトルでなんとなくわかると思うけど不思議な時間の流れをポイントに描かれる美しくて切ない恋愛映画だ。
僕は全く予備知識なしで観た。
余計な先入観なしで作品世界にどっぷりと浸かることができたのでこれはもう設定やストーリーを知らずに観たほうがいい。
そうはいっても本題には直接触れずにちょっとネタバレしながら少しだけ感じたままに書かせて欲しい。
僕のように何も知らずに観たい人はここで戻ったほうがいい。
美大生の南山高寿(福士蒼汰)が大学へ向かう電車の中で福寿愛美(小松菜奈)を見た瞬間に一目惚れして恋に落ちるところから物語は始まる。
ふたりの出会いから初々しくムズムズとするような恋の甘酸っぱい展開が続く。
そう若かりし頃誰もが経験したあのドキドキ感。
ところどころ愛美の態度に違和感を感じる場面はあるもののとてもいい感じで話は進み王道で爽やかな恋愛映画って雰囲気だ。
京都を舞台にしているところもまたいい。
オープニングから40分ほど過ぎた頃、ある出来事によって話は大きく転換するのだけどそのタイミングでようやくタイトルが画面に現れる。
そう、それまでタイトルは表示されていなかったのだ。
その後の展開を考えればこのタイミングでタイトルが出るのはすごく納得だしこの演出が地味にジワる。
そこからの高寿の葛藤やそれを乗り越えて成長する様子には、映画のような特殊な状態になったことなどもちろんないにも関わらず共感し感情移入しまくった。
ぶっちゃけ特殊な状況であるかどうかは抜きにして理不尽な運命に翻弄される恋というのは切なくキュンとしてのめり込むものだ。
状況に対する認識を共有してからふたりが共に過ごす時間の切なさたるやもう何も言えなくなる。
愛美を演じる小松菜奈があまりにも可愛くていじらしくて笑顔が切なすぎてこうして思い出すだけでも目がウルウルしてしまう。
作品が描き出すふたりの世界に対して場面以上に想像が膨らんでしまい気持ちが彼らの感情に侵食され胸の奥が苦しくなる。
最後に流れる愛美視点で描かれるシーンではそこに至るまでに感情移入していればしているほどそして改めてそれらのシーンを観ることで伏線が回収される様に触れるほど涙腺が崩壊してしまう。
なんだか観ながら号泣しまくっているような感じになってしまったがそんな状況でもあたたかい希望すら感じさせるラストシーンと冒頭にシームレスにつながっていく演出が憎い。
全体を通して愛美を演じる小松菜奈の魅力が爆発しているので男はきっと彼女の笑顔に惚れてしまうに違いない。
僕はすっかりやられてしまったメロメロだ。
できることなら観終わった後の記憶が新鮮なうちにすぐ2回目を観ることをおすすめしたい。
愛美の表情や態度の変化に本当の感情が読み取れてしまって2回目は最初から泣いてしまう。
「また会えるよ」なんて台詞は知ってしまった後ではもう無理だ。
胸が押しつぶされるようで冷静になんて聞けない。
そんなわけでストーリーや内容の説明なしで僕の感動を書いてしまったからいつもどおりちょっとなに言ってるかわかんないかもしれないけれど。
映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」とてもよかったので、どうせくだらない恋愛映画でしょって思っている人にも是非観てほしい。
僕は実際に観るまで完全に舐めてましたごめんなさい。
[ま]中心性漿液性網脈絡膜症で右目があまりよく見えないので紹介状持って大学病院へ @kun_maa
昨年の9月の終わりころから右目の視野に丸い染みのような影のようなものが見えるようになったので気になり眼科に通い始めました。
飲み薬と目薬の治療を続けていましたが、加齢黄斑変性の方はその後特に進行している様子は見られず、問題は右目の中心性漿液性網脈絡膜症の方。
影が消えたと思って安心し、眼科の検査でも網膜剥離の状態がよくなってきているとの診断を受けてこのままいけるかと思いきや、年末にまた影が見えるようになって右目の視界全体がサングラスをかけているような薄暗さに陥っています。
年明けの診察ではまた網膜剥離の状態が悪化している様子が見てとれ、どうやら再発している様子。
このまま何回も網膜に水が溜まって剥離することを繰り返していると視力が低下して戻らなくなるかもしれず、水漏れ箇所を特定しそこをレーザーで固める治療が必要かもしれないということになりました。
そのための検査や治療するための設備は通院している眼科にはないので都内の大学病院に紹介状を持っていくようにと言われました。
実際に右目があまりよく見えず特に暗がりなんて本当怖いくらい見えないので、こりゃやばい早く行かなければということで予約を取って行ってきましたよ都内の某大学病院へ。
ちょうどその日はなんだかわかんないけどいつにも増して混み混みだったようでまるで野戦病院のように患者で溢れる病棟で半日かけて検査と専門医による診察を受けてきました。
結果、やはり中心性漿液性網脈絡膜症で水が溜まり網膜が剥離しているそうです。
治療するにあたり毛細血管から水が漏れている箇所を特定するために「蛍光眼底造影検査」ってのをやらなくてはならないと言われました。
これは腕の静脈から造影剤を注射して眼球に到達するときの様子を観察することで水漏れ箇所を特定するやつらしいです。
稀に危険が伴うらしく一応同意書を書かされました。
とはいえ検査自体の予約がいっぱいで来月まで検査できず...医師が言うにはそう急激に悪化する病気ではないし自然に治ることも多いので1か月後でも大丈夫でしょうとのこと。
レーザーで治療するかどうかは検査結果で判断するので、自然によくならない限りは しばらく見えづらく不安な日々が続きそうです。
この病気の原因はまだはっきりとわかっていないそうなのですがストレスの影響が大きいらしいです。
専門医との話の中で僕が昨年の4月に人事異動で職場が変わってから高血圧になって、今回はこの中心性漿液性網脈絡膜症になったという話になったところ、その医師も昨年4月に転勤で今の職場に来て高血圧になったとのことで急に親近感。
僕自身は仕事も楽だしそこまでのストレスは今は感じてないんだという話をしたのですが本人が自覚しているかどうかは別として体のストレス反応が起こることはあるからと言われました。
やっぱりストレスなんかなあああああと思いつつなるべくストレスフリーな生活を心がけたいものだと無理な願いを心に誓ったのでした。
とりあえずアルコールをやめろとは言われていないのでその点ではストレスフリーなのねん。
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[ま]Distant Shores Brewing でケグ(ビール樽)洗浄のお手伝いをしてきたよ @kun_maa
今年は大好きなクラフトビールを飲むだけではなくて提供する側のことを色々体験していきたいなと思っています。
まず第一弾として2019年1月11日〜20日に東京ドームで開催された「ふるさと祭り東京」で2日間だけ新潟のスワンレイクビールのブースでボランティアスタッフとして働かせてもらいました。
そしてもうひとつ実は昨年のうちにお願いしていた東村山のブルワリー「Distant Shores Brewing」でのボランティア活動。
その1回目としてケグ(ビール樽)の洗浄のお手伝いをしてきました。
Distant Shores Brewing についてはこちらをどうぞ。
ケグとはビールを詰めてビアバーなどに卸しているいわゆるビール樽です。
ケグ自体は1個5kgで15Lのビールが入りますから出荷時は20kgの重さ。
洗浄する空の状態でも1個5kgありますからまあ肉体労働です。
この日の洗浄目標は100樽!
僕を入れてボランティア2名と醸造長のマイケルの3人で作業をしました。
まずは醸造施設内用の内履きに靴を履き替え、山積みになった樽を空きスペースに並べて荷札やキャップなどを取り除きます。
そのあとはケグに貼られたラベルを剥がしていきます。
ラベルはかなりがっつりとケグに張り付いているので100均ショップで売っているシールはがしスプレーを使います。
Distant Shores のラベルはシールはがしを使うと良く剥がれるのですが宅配便のシールを貼られてしまうとこれがなかなか剥がれなくて苦労します。
綺麗にラベルを剥がし終わったケグ。
ラベルをはがしたケグは外に並べて苛性ソーダで手洗いをしていきます。
僕はこの作業をしていないのですが苛性ソーダを使って手洗いするのでゴム手袋は必須ですし気をつけても苛性ソーダ水を腕などに浴びてしまうので大変そうでした。
外側を洗い終わったケグはまた施設内に戻しマシンで中を洗浄します。
マシンの使い方をマイケルが説明してくれました。
僕にわかるように日本語で説明してくれるのですが大変そうなので僕がもっと英語ができたらよかったのにとちょっと思いました。
そうか!全部で英語で説明してもらえば英語の勉強にもなったのかもって後から思いましたがたぶん全部理解できないしわからないでマシンを操作すると危ないからやっぱりちゃんと理解できる英語力が欲しい。
このマシーンではケグの中身を吸い出した後に60度のお湯で中を2回洗浄します。
さらに薬品での洗浄もあるのようなのですが今回の作業はお湯での洗浄までという事で。
一度説明を受けた後は僕一人でマシンを操作して洗浄をしました。
マシンで中を洗った排水がブシュー!ってすごい勢いで流れてくるのですがその排水の湯気がビールの甘くていい匂いをぶわっと周囲に拡散するのでよだれが出そうでうっとりします。
こんな環境でケグをひとつひとつマシンで洗浄しているとクラフトビールが作られている中心部で働いているぞー!って思いがふつふつと湧いてきて興奮します。
いやもう楽しくてたまらない。
結局2時間働いても100樽洗浄することができず...
ここで作業をやめて昼食となりました。
ああもう作業終わりかーと僕は昼飯と同時に美味しいビールを飲み始めてしまったのですが、もう一人のボランティアの方とマイケルは昼休み後も洗浄を続けて100樽に到達してました早まって飲んでしまいごめんなさいごめんなさい。
その後はタップルームで自分の飲むビールを注がせてもらったり、数人のお客さんのビールも注がせてもらったりしながら常連さんたちや一緒にボランティアした人たちと楽しく飲んでとても充実したいい1日となりました。
これからもケグ洗浄はもちろんビール作りに関わる様々な作業のお手伝いやタップルームでのビールの提供などお手伝いをさせていただけたら嬉しいなあと思っています。
ああああ!楽しい、本当すっごく楽しいよおおおおおおおって感じ。
[ま]ふるさと祭り東京2019 スワンレイクビールで働きました @kun_maa
2019年1月11日(金)から20日(日)まで10日間にわたって東京ドームで開催されている「ふるさと祭り東京2019」。
昨年は開催期間中に約42万人もの人が訪れたという人気イベントです。
今回も13日(日)には57,818人の入場者があったと運営から発表されたばかり。
クラフトビールが大好きで自分が好きなビールを提供する側に回る経験をとにかく積みたいと思うようになった僕は今回新潟県のスワンレイクビールのブースで働かせてもらうことができました。
実は勤務前日に突然原因不明の発熱をしまして。
37.5度の熱でしたけど熱にはめっぽう弱い僕ですからこれは明日ダメかも...なんてくじけそうになりましたが当日の飲みの約束を断腸の思いで断り、終日睡眠をたっぷりとって休養したところなんとか夜半には平熱に回復。
なんとしても働きたいという強い思いが天に届いたのかもしれません←この情熱を本業に少しでも分けてみろよと...
オープン前の朝9:30から閉店後の片付けまで約12時間勤務(途中休憩30分×2回)の長丁場でしたがもうずっと楽しくて楽しくて←だからこの気持ちを本業に(ry
たくさんビールを注ぎたいという思いは存分に叶えさせてもらえましたし、呼び込みやビールのご案内も楽しくて。
さらに樽の交換の仕方やラインの水洗浄なども教えていただき完全に充実した思い通りの1日を過ごせましたん。
普段は座りっぱなしの仕事なので終日立ち仕事というのは大丈夫なのだろうかという一抹の不安もありましたが、そこはほら僕こう見えて元国体選手だったこともありますし(何十年前だよ...)大事には至らず今日はちょっとだけ筋肉痛。
いやもう仕事が本当に楽しすぎてたくさんのクラフトビールや美味しそうな食べ物も出店しているというのにほとんど見ていません。
大好きなビールも差し入れでいただいたものや自分のブースのビール以外は飲んでいないという徹底ぶり。
いつぞやのようにサボって泥酔して痛い目を見るということもなく会いに来てくれたビア友たちには「真面目に働いてんじゃん!」とからかわれる始末。
今回のイベントでは2日間働かせてもらうのですが初日からめっちゃパワーアップしたじゃん俺的な多幸感に包まれています。
さてさてふるさと祭りでの次の勤務は今週末の18日(金)!朝から終わりまで!
思い上がることなく謙虚に初日に学んだことを活かせるよう一生懸命働く所存。
ふるさと祭り東京にお越しの際は是非ぜひフジテレビエリアにあるD-15ブース。
スワンレイクビールのブースにお立ち寄り下さいますよう切に願っております。
かしこ←
[ま]映画「来る」の巻 @kun_maa
幽霊や妖怪や悪魔や化け物なんかよりも本当に怖いのは人間だよなんて言われたりもしますが。
人間関係でそこまで怖い思いをしたことがないので実感がわきません。
やっぱり得体の知れない幽霊的なものの方が怖いよねぇという子どもみたいな人生経験の底の浅さが露呈してなんだかごめんなさい。
まあ得体が知れないということでいえば人間の心の奥底で蠢めくどろどろとした怨嗟や嫉妬心なんてのはやっぱり底なしに怖いのかもなあと思うことはありますけどね。
そんなわけで何かが来るんですよこの映画「来る」は。
なにが来るのか。
来るよ「あれ」が来るよと言われる「あれ」が一体何なのかは最後までわかりません。
名前がないの...
名前を言ってはいけないあの人的なぼるでもーとさんですか?
名前もわからず超自然的な何かが理由も明かさないまま恐ろしい災厄をもたらすというホラーな感じ。
だいたい本当の恐怖ってのはそんなもんですよね。
細かい説明なんて誰もしてくれないのです。
何が何だかわからないままそれでこそリアルだしそれでこそ理不尽。
とはいえその辺にこだわりすぎて全てを観客に丸投げしてしまうと芸術作品としては成立するかもしれませんがエンターテイメントな娯楽作品としてはどうなんだろうかという感はあります。
登場人物たちの心理面や次第に明らかになるそれぞれの心の闇的な部分については無駄な説明を加えることなく自然な感じでじわじわと知らされていくので現実感があっていい感じだなって思います。
情報を与えられ過ぎない快感とでもいいましょうか。
それはやっぱりなんだかわからないことへの恐怖を煽るのではないかと思います。
そういう演出の一方で一歩間違えるとコメディになってしまいかねないような派手で突拍子もなく情報量過多で非現実感さえある演出でぶるんぶるん脳が揺さぶられます。
現実と非現実のアンビバレンスで絶妙なバランス感覚が生み出すナンセンス一歩手前のギリギリを攻める構成の妙というか快感なのですよきっとこれは。
そして登場人物の現在の行動やそれを支える心理面に明らかに大きな影響を与えているであろう過去の出来事や「あれ」について不親切なほど観客に情報を開示しないことによる主人公たちの運命への多大な感情移入に対する拒絶感。
それが作品と観客との距離を作り全体を俯瞰するように仕向けて恐怖への心理的な没入感はないものの劇中劇を観ているようなエンターテイメント感をもたらしているのではないかという不思議な感じなのです。
様々な物事を内包し問題を小出しに顕在化しつつそれを千切っては投げ千切っては投げしながら余計な説明なく最大の見せ場であるお祓い大会に向かって疾走するかのようなこの作品。
心理的にのめり込んで怖さを体験する一般的なホラー作品とは一線を画しているのでこれをホラーと呼んでいいのか迷うところではありますがあなたにおすすめしたいくらいおもしろいです。是非是非。
僕は読んでないのですが原作はこの小説だそうです。