伊勢角屋麦酒とポートランドのカルミネーション・ブルーイングとのコラボビールの名前が Neko Nihiki(ねこにひき)っていうんだけどね。
なんで「ねこにひき」って名前なのかっていうとカルミネーションのオーナーの家にも伊勢角の社長の家にも猫が飼われていて猫好きオーナーのコラボビールってことで「ねこにひき」になったんだそうです。
これがたいそうな人気でして。秋のけやき広場ビール祭りでもすぐに売り切れちゃいまして僕なんて一滴も飲めなかったんですよ。
そんな美味しいビールが PRIMORDIAL に繋がったってことを店長からもビール仲間からも連絡をもらいましてね。こいつは飲みに行かなきゃなんねーなってんで行ってきましたよ PRIMORDIAL へ。
最初から「ねこにひき」でも僕は全然いいんですけどね。そうは言ってもメインは後にとっておく派なもんですからまずは「やくらい地ビール」のヴァイツェンから。
僕はヴァイツェンってあまり得意ではないんですけどこれはヴァイツェン特有の香りがそれほど強くなくてモルティな風味なんです。
そして軽くて飲みやすいので最初の一杯におすすめ。最初の一杯で十分って感じもありますがそれは好みの問題なんでね。
さていよいよねこにひきですよ。
気に入ったビールはついつい何杯も飲んでしまうのでここは最初からでかいやつで。
マースジョッキで飲みマース!なんてね。
このジョッキ本当はどれくらい入るのかよく知らないんですけど1ℓはあるはず。
この濁り具合がやばいでしょ。目の前にジョッキが置かれた時点でとってもフルーティーな香りに包まれます。それくらい、いい匂い。
口に含むと期待を裏切らないジューシーさとホップの芳醇な味わいがもうたまりません。控えめに言っても美味いです。
そしてアルコール度数8%なんて感じさせない飲みやすさ。グイグイ飲めちゃって怖いです。
つまみと水を多めに摂取しながらぐびぐび。
最初はお店が暇だったんで店長さんとおしゃべりしながら飲んでたんですけどね、半分も飲まないうちになんだかすっかり滑舌が悪くなっちゃって。
あれ?もう酔っ払ってますねって言われちゃったり、途中から来た知り合いのお客さんを別の知り合いと勘違いしたりとなんだかあっという間に酩酊の午後7時って感じ。
よせばいいのにもう一杯!とか回らない口で注文しちゃってさ。
そりゃきちゃうよね2杯目が。ほんとバカなの?
でも悔しいくらい美味しいんですよ。
だからどんどん深みにはまって抜けられなくなっちゃう。そして深まる酩酊。泥酔。
それに加えて酔ってると腹が減るもんでついつい食べちゃうんですね。
店長がまたいいタイミングで僕に声をかけるもんだからもう判断力も理性もなく本能で動いてる状態なもんですから、そりゃ我慢できなくて言われるままに注文しちゃいますよ。しょうがない。あ、責めてないですよ藤井さん。
でね、恐ろしいことに僕このメンチカツ食べた記憶がないんですよ。
でも写真もメモも残っているっていうね。怖いな怖いな......自分の事がもう信じられない気持ちですよ。まるで親友に裏切られたような気分です。自分ですけどね。
なんか途中からはジョッキも空になってずっと水を飲んでいたような気がします。
藤井さんももうやめたほうがいいですって止めてくれたような気がします。
でもうどんはすすめられるままに注文してたけどね。
いいかげん帰ろうと席を立ったらテーブル席に座ってたアベックに「覚えてますか?」って声をかけられましてね。
本当は「あれ?誰?」って感じだったんですけど適当に「もちろんですよ」とか言っちゃってさ。それが完全にバレバレだったみたいで以前僕が好きなクラフトビールをすすめた話をしてくれまして、それでさすがに僕もああああ!って思い出したんですけどね。僕がすすめたビールをまだ飲んでないっていうんでがっかりですよ。
ふらふらと千鳥足で南浦和の駅に向かいまして。なんかもう頭がグラグラする感じでやばいなあって。
音楽聴きながら電車に乗ってたらひとつ手前の駅で間違えて降りちゃいましてね。慌てて戻ろうとしたら目の前で無情にもドアが閉まっちゃって。
おまけに次の電車は遅れていて20分以上何もない駅で足止めです。何もないくせに自動販売機だけはやたらと目につきましてね。おかげでしじみの味噌汁を2回も飲んじゃいました。しかも別メーカーで飲み比べ。何やってんだかな。
帰り道のコンビニでまたパンやら何やら買い込んでどうにかこうにか家に着いたら午前様。
ああねこにひきすごく美味いけど怖いなあ怖いなあって思ってふと目に止まったダンボールを開けたら一昨日注文したねこにひきが伊勢角からたっぷりと届いてました。
ああ Neko Nihiki 怖い怖い。

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