日本最大級のクラフトビールの祭典である「けやきひろば春のビール祭り」。
2018年は5月23日(水)〜27日(日)の5日間で開催された。
僕は仕事の関係で最終日の27日(日)しか参加できないとわかっていたし、ちょうどビール仲間たちも最終日に集合することになったのでそこに照準を合わせてビール祭りの始まりとともに日々Instagramに流れてくる美味しそうな写真の数々を日曜日になればこの僕も...とやり過ごして仕事に励んでいた。
平凡な日々でも楽しみな目標があるというのはいいものだ。
日曜日を目標につい仕事に励みすぎた僕は自分の計算以上に仕事をこなしてしまい金曜日の午後にふっと空白を生み出してしまった。
仕事という抑止力を失った僕は気がつくと有給休暇を取ってけやき行きの電車に飛び乗っていたのだ。
来たぜけやきひろばビール祭り#beerkeyaki #craftbeer #beerfest #beerstagram #ビアスタグラム #ビールクズ
まさか金曜日の昼間からけやきに行けるとは思いもしなかったのでもとよりノープラン。
声をかけられるまま気の向くままにビールを飲み歩いた。
仕事の服装だったしシートなんて持ってきているわけもなくテーブル席はほぼほぼ埋まっているし地べたに座り込むのはちょっとあれなんでとりあえず立ち飲みスペースを確保して同じところで飲んでいる見知らぬ人たちに代わる代わる「すいません!ちょっとビール買ってくるんで見ていてください!」などと声をかけてはブースに買い出しに出かけて呑んだくれた。
明るいうちに飲むビールはなんであんなに美味しくて酔いがまわるのが早いのだろう。
いい感じに酔った僕は東南アジアの街角で人々の写真を撮るときのようにブースの人たちに声をかけて写真を撮らせてもらった。
この日はなぜか人とビールの写真が撮りたかったのだ。人寂しかったのかもしれない。
伊勢角屋麦酒のブース横で立ち話をしていた鈴木社長を見つけた僕はその場で買った「ねこにひき」のプラカップを半ば強引に頼み込んで社長に持たせて写真を撮ったりもした。これが今回のベストショット。
確保した立ち飲みスペースでは僕以外の人たちは入れ替わるものの適当におしゃべりしたり美味しそうなつまみを食べている人から売っている場所を教えてもらったりとぼっち参加なのに孤独感を感じることなく過ごせたせいかついつい飲みすぎた。
普段はビールの量と同じくらいの水を飲むのだけれどこの日は水を飲むのも忘れてビールを飲み漁り酔うほどに見知らぬ人たちとしゃべり笑いあった。
基本的に極度の人見知りの僕にしては珍しいテンションだ。きっと頭のネジが数本外れていたのだろう。
流しの肉売りから肉を買い叩くー♪#craftbeer #meat #beerkeyaki #beerstagram #ビールクズ #けやきひろば春のビール祭り #クラフトビール
途中から記憶があやふやになり取り置きをお願いしていた京都醸造のグラスをピックアップするのを忘れてしまった。
それでも見知らぬ人たちと会話もできていたしブースで写真を撮らせてくださいとお願いすることも忘れずにできていたようなので不思議だ。
そしてなぜか坂本さんだけ2回登場。
ひとり飲みとは思えないようなビールタワーが出来上がった。
この日水は一滴も飲んでいない。
そろそろ帰りますかねとInstagramに投稿した後にもう一杯うしとらで飲んだような気がしていたのだが本当に飲んでいたと写真で知った時の衝撃ときたらもう...
しかもハッシュタグだって使えてるし。
恥ずかしながらこの日どうやって帰ったのかほぼほぼ記憶がない。
うわー、寒いな!って目が覚めたらパンイチでクーラーがギンギンに効いた自分の部屋に転がっていたのだ。
買った覚えのない大量のコンビニ飯が足元に転がっていた。
目が覚めた時から喉が痛かったのだがその後急激に症状は悪化して翌日を迎えた。
普段の土曜日は休みなのだがその日は仕事の都合で休日出勤。
喉の痛みと体のだるさに呻きながら滴り落ちる鼻水を拭い続けて仕事をした。
その日の夜は大好きな amazarashi のライブだったのでこりゃ熱があるなという直感を押さえ込んでライブに参戦。
終了後には六本木によって体調わるー!とか思いながらビール飲んでた←アホ
そして迎えた日曜日。
僕にとってとても楽しみにしていたけやきひろば春のビール祭り本番の日。
止まらぬ咳とめどなく流れ落ちる鼻水にハンマーで後頭部を殴り続けられるような頭痛と全身を内側から焼き尽くそうとするかのような発熱。
それでも着替えてけやきひろばに向かおうとしたのだけど途中で息切れがして断念。
仲間にLINEで詫びを入れるのも息絶え絶えな感じで泣きそうになったからね。
みんなと楽しく飲むのをほんと楽しみにしてたんだ…
けやきひろば春のビール祭りに散った僕の生きる希望と言ったら大げさだろうか。
楽しげな仲間の写真を見ながら僕はあと何回バカな飲み方をしてこんな後悔を重ねるのだろうかと慚愧の念。
それもこれも自業自得。
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