うつ病になってから気圧の変化にとても体が敏感になりました。
主治医によると気圧の変化に対して自律神経が過敏に反応しているんだそうです。
以前は台風が遠くの海上に発生したのが体調の変化でわかるほど。
こういうのを「気象病」と呼ぶみたいで、以前は全く周囲に理解されませんでしたが、近頃はテレビなどの影響もあるのかけっこう知られてきた感じがしています。
僕はあまりにも気圧の変化による体調不良が辛いので(特に頭痛)主治医に相談した結果、漢方薬の「半夏厚朴湯」という薬を飲んでいます。
この半夏厚朴湯を飲むようになってからは、以前と比べるとかなり体調が楽になりました。一番いいのは気圧が下がっても頭痛がしなくなったこと。
これホントありがたいです。
それでも完全に症状が消えたかというとそこまで劇的なことがあるはずもなく、低気圧や台風が来てもかなり楽になりほとんど気圧の変化の影響を受けないこともあるのですが、その時々の体調によってはまだまだ辛い時もあるのが実態。
ただし頭痛だけはほとんど無くなりました。すごいな半夏厚朴湯!って思っています。
僕の経験上、体が疲れていたり睡眠のリズムが乱れていたりすると気圧の変化を受けやすいようです。
きっとそういう時は自律神経系のバランスも崩れやすくなっているのでしょう。
ここのところしばらくは、これは辛くてまいったなっていうほどの低気圧による体調不良はなかったのですが、ゴールデンウィークでちょっと睡眠のリズムが崩れていたせいか昨日からの気圧の変化にはかなりやられています。
愛用している「頭痛ーる」というアプリによると昨日の午後から明日の午前にかけてこんな感じで気圧が急降下。ボクヲコロスキカ...
半夏厚朴湯のおかげか今のところ頭痛にはなっていませんが、身体的な不調として全身の倦怠感、肩こり、腰痛、胃の不快感、ふわふわとして気持ち悪い感じが続き、メンタル的にはいつも以上のやる気の減退、胸のあたりがそわそわして落ち着かない感じと漠然とした不安感、気分の落ち込みが続いています。
身体的症状は横になっていればかなり楽なので、仕事中はとにかく我慢して、昨日は自宅でなるべく横になるようにしました。
それから不安感と気分の落ち込みがけっこう激しいので、いつもよりも時間をかけて丁寧に瞑想をしてみました。
最初は心ここにあらずって感じでなかなかいい状態に入り込めなかったのですが、諦めずに気持ちを何度も「今、ここに」集中して自分の内面を客観的に観察するように繰り返していたらいつの間にか、ふっと少し気持ちが落ち着きました。
少なくとも瞑想直後は漠然とした不安感や気分の落ち込みが和らいだ気がします。
瞑想を続けていることで、こういう不調の時にも支えになるっていう感覚が少し身についてきたような気がしました。
瞑想もなんだかんだでもうすぐ2か月欠かさずに続けていますからね。
それにしても今回は久しぶりに体調がかなり悪いです。
以前の僕だったらたぶん仕事を休んでいたかもしれない程度には。
それがなんとか出勤できているのは、半夏厚朴湯と瞑想のおかげかもしれません。
少なくとも頭痛とメンタル面はこの2つに救われていると感じています。
昨日、仕事からの帰り道では音楽やオーディオブックを聴くのをやめて、周囲の音などを気にしつつ少しゆっくりと歩きながら「歩く瞑想」をしてみました。
あまり上手く出来なかったのですが、それでも足裏の感覚と歩く行為に気持ちを集中させることで、不安感や気分の落ち込みを少し忘れられた気がします。
端から見たら妙にぎこちなく歩く変なおじさんに見えていたかもしれないけどそんなの気にしない。
今朝も少し早めに家を出て「歩く瞑想」をやってみるつもり。
早く気圧の急降下がおさまらないかなって思いながら、無理しない程度に仕事にもちゃんと取り組んでみようと思います。
こういう気持ちになることがすでに以前の僕とは違うんだよね。前はあっさりギブアップして仕事を休んでましたから。
そういう意味では低気圧の影響で体やメンタルに不調をきたす人には半夏厚朴湯と瞑想をおすすめしたくなるんだけど、こればかりは個人差もあるし、特に漢方薬は体質によって合う合わないがあるそうなので、興味がある人は主治医とよく相談することをおすすめします。
瞑想も自分に合うか合わないかとりあえず1冊本でも読んで、1か月くらいは続けてみた方がいいと思います。たぶん何かしら変化を感じるのはそれからだと思うので。
この本は分かりやすいしCD付きなのが便利。
そして気圧の変化で頭痛が起こる人には事前に状況が把握できるこのアプリが本当おすすめ。こんなにいいものが無料なんてすごいよね。
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