知る人ぞ知るラーメン激戦区川越にあって、独特の雰囲気と味わいを持つ近喜屋を久しぶりに訪れた。
近喜屋といえば、真っ先に思い出されるのは気高き孤高の「ヒマラヤ」。
しかし今回はあえてヒマラヤを封印し、未食だった「汁なしこがし」のボタンを押したんだ。もちろん「大盛」ボタンも忘れずにね。
近喜屋のオペレーションは正直効率が悪い。
なんだか知らんけど出てくるのが他の店と比べて遅いんだ。
あれはたぶん効率ばかりを追求する現代社会に反旗を翻しているんだと思う。この店はなんていうかレボルーションなんだ。
そしてこれが革命の炎。燃えろバーナー!ダブルでファイヤー!
醤油スープを焼き焦がせ。
閑散としたカウンター席で待つこと約十数分。
「汁なしこがし」大盛が キタ━(゚∀゚)━!!!!!!!
熱々の器に盛られた香ばしい色の幅広太麺と細麺のミックスされた本体。
その上にトッピングされている炙りチャーシュー、揚げ玉、バター、タマネギ、メンマ、キャベツがドーン!なぜ揚げ玉?
とりあえず底の方に十分焦がされた醤油ダレが入っているので混ぜるしかないでしょ。
既存の状態を破壊してこそのレボルーションだからさ。僕が勝手に言っているだけなんだけど、レボルーション。
ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおりゃあああああああああ!
え?お前の混ぜ芸はもう飽きたからいいって?
そんなこと言わずにもう一回だけ混ぜてもいいですか。ダメって言っても混ぜるけどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおりゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
混ぜる前からしょっぱそうな色をしていた麺が、さらにしょっぱさマシマシみたいになった。この幅広麺と細麺のミックスされた食感がいいんだなあ。
味はかなり濃い。相当濃い。
普段健康のために減塩している人が食べたら「殺す気かー!」っていうくらいしょっぱい。香りの香ばしさと味の濃さが正比例しているのだろう。
醤油本来のしょっぱさ炸裂って感じで、確実に血圧が上がることは間違いない。
パッと見た感じがソース焼きそばのようだけど、完全に焦がし醤油味なのでそこは安心していいよ。
メンマがしょっぱさを緩和してくれるなんて思いもしなかった。
炙りチャーシューも麺に比べればヘルシーな味付け。まるで砂漠で見つけたオアシス。
この「汁なしこがし」にはもれなく煮干し出汁のスープがついてくる。
これで味を中和しながら食べるとちょうどいいんだな。なんならこのスープに麺をつけて、つけ麺として食べても十分美味しいような気がする。
まあ、とにかくマジか?ってくらい濃い味付けなんで、食べる人は覚悟してほしい。
慣れるとこのしょっぱさが癖になるので、人間の味覚なんていい加減なものだ。
いや決してこれがまずいとかって意味ではないので誤解のないように。
ただ想像以上の濃い味に「血圧が...」ってビビっただけ。
だからもちろん完食。
低血圧の人が食べるといいんじゃないかとおすすめしたい。 #そんなわけない
いろんな意味で満足の一杯!ごちそうさまでした。
また来るけどたぶんヒマラヤを注文すると思う。
いやいや決してこれがまずいとかって意味で(ry
革命に犠牲はつきものなのだ。泣くな僕の血管よ。
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