[ま]繰り返される時間の無限ループ!「リピーターズ」@kun_maa
こんにちは!映画って本当にいいですね。 @kun_maa です。
何をしても翌日にはまた前日の朝のベッドで目が覚めて、自分たちの行動以外は同じことが繰り返される・・
強盗をしても、警察に捕まっても、人を殺しても、自分が死んでも、目が覚めればまた前日の朝に戻っている。しかも既に体験したことの記憶は残したまま。
あなたなら、どうしますか?こんな無限ループのような人生を生きたいと思いますか?
この映画「リピーターズ」の主人公たちは薬物依存のリハビリ施設で過ごすカイル、ソニア、マイクの3人です。
3人とも家族との間に決別出来ない過去をもち、そんな自分を憎んでいるようにさえ見えます。
主人公たちは1日だけ許された施設からの外出日にそれぞれの家族のもとへ向かいます。
カイルは妹に会いに行きますが過去に薬中のカイルに酷い目に遭わされた妹からは無視されてしまいます。
マイクは刑務所に入っている父親に会いに行きますが、マイクのせいで警察に捕まった父親はマイクを罵り話もできません。
ソニアは幼少時から父親から乱暴を受けていて、今は病院に入院している父親に行こうとしますが怖くて会いに行けません。
失望しつつ施設に戻り、夜になったとき3人に雷が落ち感電して意識を失います。
そしてベッドで目が覚めると、前日の朝に戻っていたのです。
最初は繰り返す同じ毎日に困惑しつつも、やりたい放題楽しみながらいたずらに過ごす3人でしたが、次第にマイクの行動は暴走し始めます。
なぜこの3人だけが時間迷路に閉じ込められて無限ループを繰り返すのか、作品上では最後まで明確な答えは明らかにされません。
でも、僕はこの作品は人生の重要な課題を先送りにしたまま日々を過ごすことは、その課題から逃げ続ける限り、つまらなく、退屈で、不幸な毎日が繰り返されることと同じなのではないかと訴えているように感じました。
だからこそ、勇気を出して自分自身で人生を歩んでいかなくてはならないのだと。
映画としてのおもしろさという観点から感じた残念な部分をあげれば、同じ時間を繰り返すというアイデアは今では斬新とは言えず、むしろそこからどれだけ観客の意表を突くかが重要となると思います。
この作品はその点においてはあまりパッとせず、意表をつく要素がないのが惜しいかなとは思いました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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