[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]映画「ターミネーター 新起動(ジェネシス)」(ネタバレなし)/意外な展開と美しいサラ・コナーに注目 @kun_maa

2003年の「ターミネーター 3」以来、12年ぶりにシュワルツェネッガー本人が出演するってことで、僕の中ではかなり話題の「ターミネーター ジェネシス」を観てきました。

映画館はガラガラだったけど世間的にも話題なんだろうか?大丈夫なの?

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個人的には、ターミネーターシリーズは1作目と2作目が傑作だと思っているのですが、今回の作品は、そのストーリー展開の意外さから2作目で感じた驚きに近いものがありました。「ええぇぇぇぇえ!そうなのぉぉぉ!」って感じ。

書くとネタバレになっちゃうから書かないけどさ。これじゃなんだか全然わかんないよね。僕もそう思います。でも知らないで観た方が絶対におもしろいから。

 

冒頭はこれまでのシリーズのストーリーを忠実になぞっています。

「審判の日」以降の人工知能スカイネットと機械軍団に支配された世界。

反乱軍のリーダーであるジョン・コナーの活躍と、ジョンの母親サラ・コナーをターミネーターから守らせるために過去にカイル・リースを送り込むところまでは。

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ところが、それ以降のストーリーは過去作品へのオマージュをふんだんに取り入れながらもまったくのオリジナル展開を見せていきます。

ちょっとしたシーンの懐かしさに「うほっ!」とか思いながら観続けていると、え?そうくるの?え?え?ってなっていきます。

歳をとったシュワちゃんと若いシュワちゃんが対決したり、あの液体状の最強ターミネーター T-1000 をイ・ビョンホンが演じていてなかなかハマリ役だったりと導入部の見所も満載。これぞエンターテイメイント!

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オリジナル作品で、サラ・コナーを殺害するために送り込まれたT-800よりも以前に、サラが子供のときにターミネーターが送り込まれていて、それをT-800が助けて彼女を育ててきたという今までにない設定になっているため、か弱いサラを命がけで守るというカイル・リースの役割が微妙な感じになっています。

そして、立場的になんとなくT-800が彼女の父親で、カイルが恋人っていう雰囲気の対峙が僕にとってはけっこうツボでしたね。銃弾をマガジンに込めるシーンとか思わず笑ってしまいました。

 

T-800はロボットだけど、表面は人体と同じ組織だから見た目は歳をとるのだという苦し紛れの説明に苦笑しつつも、シュワルツェネッガー本人が出演するには、こういう奇策しかありえないし、作品中で何回も「歳はとってもポンコツではない」という言い訳がましい台詞をシュワちゃんに言わせるところがまた切ない。

 

さらに、この年寄りT-800が、あの不死身のターミネーターだったとは思えないほど敵との戦いで不安感を与えてくれるんですよ。

なんか弱いというか、人間ぽいっていうか、戦闘シーンで「おいおい、大丈夫か?」って声をかけたくなっちゃうこともしばしば。

まあ、それだけ相手が強いってことなんですけど、それだけじゃなくてやっぱり若さを含めた見た目って大事だと思いました。

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ネタバレになるから書けないストーリーに加えて、今回の作品の最大とも言える見所はサラ・コナー役のエミリア・クラークの美しさです。

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昔のサラ(リンダ・ハミルトン)のマッチョなゴリラっぽさとは比べ物にならないほどのとんでもない美しさにうっとりとします。

だからといって弱々しいかというとそんなことはなく、これがめちゃくちゃかっこいいので間違いなく惚れてしまいます。

惚れない奴がいるなら見てみたいって思いますよ、マジで。誉めすぎか!

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タイトルはターミネーターですが、今回の主役は間違いなくサラ・コナーなのだと思うわけです。

これまでのターミネータシリーズでの、奴らのチビるくらい頑丈なタフネスさと、嫌になるほどしつこい執念深さなどは影を潜めてしまった感があります。ターミネーターとしては、ある意味かなりスマート。なので何故ターミネーターって感じもなきにしもあらず。だからそういう怖さというかハラハラ感はあまりありません。

ストーリー的にも映像的にも際立っているのはサラ・コナーの存在です。

彼女のための作品にさえ見えてきます。

 

シュワちゃんも、ジョン・コナー役のジェイソン・クラークやカイル役のジェイ・コートニー、T-1000役のイ・ビョンホンなんかも頑張ってはいますけど、エミリア・クラークのサラの前では霞んでしまいます。

しょせん男どもは消耗品みたいなもんですから。

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ストーリーに絡む登場人物がそれなりに多かったり、パラレルワールドや時間の考え方がそれほどすっきりと整理されていないせいか、時々観ていて混乱することがあったのですが、ストーリーの意外さやアクションシーン、エミリア・クラークの魅力と老体に鞭打つシュワちゃんなど見所満載の楽しい作品なので、観て損はないと思います。

 

先日観たマッドマックスのヒャッハーな未来とは、またひと味もふた味も違う未来を描いたターミネーターの最新作、なかなかおすすめです。

あ、あとエンドロールが流れてもすぐには席を立たないでくださいね。次回作への予感を感じさせるシーンがまだ残っていますから。

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映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』第2弾予告編 - YouTube

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