[ま]文章が書けない病 @kun_maa
文章を書かないとどんどん書けなくなっていく。
一文字目を書き出すのに必要な気力というか体力というか気合いというか何かそういった類のものが圧倒的に失われてしまう。
そんなわけで書き出しの一歩が踏み出せなくなるのだ。
さあ久しぶりに何か書いてみるかっ!てパソコンに向かっても全く指が動かない。
おいおい金縛りかよってくらいピクリとも動かない。
そもそも書きたいことが思い浮かばないのだから指が勝手に動くわけがない。
そうはいっても何か書きたいことのひとつやふたつあるだろうと頭をひねるのだけど、すぐに億劫になって放り出して諦めてしまうのなんだろう?
脳に栄養が足りないのかな?ビールの飲み過ぎで脳細胞が破壊されてしまったのかな?とつらつら考えつつも結局何も書けなくて夏。
ブログを毎日書いていた頃はまるで呼吸をするようにスラスラと溢れ出したあの文章たちは今何処?←
そうやって書きたいことが何も思い浮かばなくなるのが常態化すると、ごく稀に「あ、これちょっと書きたいかも」とひらめくことがあってもすぐに逃げ腰および腰で気持ちが逃亡逃亡。
「こんなこと書いてもしょうがないよね」だったり「誰の役にも立たないよ」だったり「もうみんな同じようなこと書いているよ今更かよ」だったり否定の言葉が溢れて止まらないから、書こうと思った自分の気持ちは俄然尻すぼみ。
書き連ねる言葉を失った自分に対する自分自身の否定の呪詛に縮み上がってさらに何も書けなくなるなんてなんとまあケツの穴の小さいことか。
そんな自分に嫌気がさし思い余って現状を書き晒したところでさっきから頭の中に響くいつもの嘲笑←幻聴?
それでも書き残したいことがあるのならばダメでもいいじゃない書いておけば。
そうやって息も絶え絶え書いていればいつかはきっとまた普通に呼吸するように書けるようになるかもしれない。
誰の役にも立たない自分のための捨て石的なエントリー上等すていしー。
マジ文章書けないんだけど ~朝日新聞ベテラン校閲記者が教える一生モノの文章術~
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