[ま]三ツ矢堂製麺の濃厚ビーフシチューつけめんを喰らう @kun_maa
2か月半ぶりに髪を切った。
髪を切るといつも麺類が食べたくなるのなぜだろう。
さっきまで僕の一部であったにもかかわらず切り捨てられてしまった髪への郷愁なのか。未練なのか。
そんなことを言ってると禿げ上がって髪がなくなったら毎日麺を食べたくて仕方なくなってしまう。これは呪いか。
そんなわけで久しぶりに三ツ矢堂製麺。
季節限定メニューの「濃厚ビーフシチューつけめん」である。
赤ワイン仕立てで厚切りビーフをトロトロになるまで煮込んだというシチューと三ツ矢堂製麺特製平打ち麺の組み合わせだ。
麺の量がデフォルトだと並盛りなので+150円で中盛りにした。
糖質万歳。
ビーフシチューから漂うとても美味そうな洋食屋さんの匂い。
具材のゴロゴロ感。
見慣れたつけめん屋の店内とのミスマッチな組み合わせにときめく。
つるつるもっちもちな特製平打ち麺の上にかかる粉チーズがまるで雪のようだ。
麺の温度は店員さんおすすめのぬめり落とし(常温)。
熱々のビーフシチューの中に麺をするりと投入。
濃厚なビーフシチューが平打ち麺にごっそりと絡みついてたまらない。
美味しいのだけどほとんど洋食風味なのでつけめんというよりは、まるでパスタを食べているような感覚だ。
つけめんのつけめんたる所以のアイデンティティは何処へ。
ビーフはそれほど大きくないけど3個くらい入っていた。
よく煮込まれていて柔らか美味しい。
一番ゴロッと感があったのはジャガイモ。
炭水化物万歳。
つけ汁が必ず冷めざるをえないというつけめんの宿命に抗うことはできず次第に冷たくなっていくビーフシチュー。
平打ち麺ゆえにいつもよりたっぷりと絡みつきます的にみるみる減っていく状況が冷たくなっていくことに拍車をかける。
それでも僕はひたすら麺をすすり続けた。
見てこの濃厚な感じ。
最終的には麺がなくなるのとほぼ同時にビーフシチューも無くなったのでスープ割りどうするの問題は発生しなかった。
そして冷たくなったビーフシチューとつけめんの組み合わせは普通のつけ汁が冷めるのと比べてちょっとだけ悲しかった。
美味しいか美味しくないかで言えば美味しいのだけど、熱々が美味しいビーフシチューにつけ汁役をさせるのは酷のような気がした。
そんな三ツ矢堂製麺の限定。