[ま]万年筆の顔料インクも心も詰まりやすいものだから @kun_maa
LAMYに顔料インクを使うようになってから裏抜けの心配がなくなったので、モレスキンに日々時々の思いを書き込む際にはいつも万年筆を使うようになりました。
使っている顔料インクはセーラーの「極黒」。
顔料インクはモレスキンで使っても裏抜けしないし、乾燥が早いのですぐにページを閉じても擦れたり反対側のページにインクがついてしまったりしないところがとても使いやすいです。
インクが紙に浸透しないので書き心地も表面を流れるようにサラサラと心地いい。
おかげで一時期は全く書かない日が常態化していたモレスキンへの気持ちの吐き出しが捗ること捗ること。
放っておくと心に日々澱のように溜まって凝り固まっていく不安や不満や泣き言や恨みつらみが心に浮かんだときにすぐに書き出すことができるのはとてもいい感じです。
まあその分モレスキンは呪いの言葉集みたいになってしまって本体から負のオーラを感じるようになってきましたがそれはそれこれはこれ。
使い方としては間違っていないはず。
万年筆用の顔料インクとてもいいのですが、あまり恨みつらみがない休みのときにうっかり3日間ほどモレスキンを開かないことがありまして、そのあとで書こうとしたらペン先が詰まってインクが出なくなったことがありました。
そう、顔料インクは毎日使わないと固まって詰まりやすくなるんです。
使わない期間が数日程度ならインクが出ないといってもそれほど深刻ではなくて軽く振ったりぬるま湯を入れた容器にペン先をつけてコンバーターで水を出し入れしたりすることで簡単に詰まりが解消します。
ぬらぬらとした書き心地に任せて毎日万年筆を使っていれば神経質にならなくともペン先が詰まることはありません。
大事なのは毎日ペン先をインクが流れること。
次男の進学のことやらなんやらで普段あまり会話のなかった家の中でいろいろ話し合うことが増えました。
毎日会話をすることでなんとなく気詰まりな雰囲気が軽くなってきた気がします。
それは僕だけではなくて家族も感じているようでみんなの表情が少し明るくなったような気がしますし僕に対する態度も以前より温かくなったように感じています。
顔料インクに例えるのもどうかと思うしいい歳をして今更感満載なのですが、やはり毎日何かしら会話を通して心の中を見せ合うことはお互いの心の詰まりを解消する効果があるんだよねって思っています。
今までどんだけ会話がなかったんだよって話ですけどね。
気まぐれで自分勝手な僕のことですから、こんな感じがいつまで続くのかわかりませんがちょっとは頑張ってみようかなとか思っているのはきっと春の陽気のせいだけではないんだろうなと信じたい。
もう少しだけ自分のことを信じてみたい。
だからといってどこへ向かいたいのかさっぱりわからないところが相変わらず情けないけど。
セーラー万年筆 万年筆 顔料ボトルインク 50ml 極黒 13-2002-220
- 出版社/メーカー: セーラー万年筆
- 発売日: 2017/09/29
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