ここだけの話にしてほしいんだけど毎日通勤電車で大汗をかいています。
冬場もハンドタオル3枚持ちの重装備は必須。周囲をさりげなく見回してみても、僕のように顔から汗を滴らせている人なんて他に見当たりません。
みんなコートを着ているのはもちろんのこと、マフラーをしたままで満員電車に乗っている人までいるというのに誰も汗なんてかいてません。中には寒そうにしている人までいてびっくり。みなさん暑くないんだろうか。僕はとっても暑いです。
ちょっとググってみたら、満員電車で汗をかく理由には精神的なものもあるそうなんですけど、僕の場合は100%フィジカルに汗をかいています。しかも大汗。いや滝汗と言っても過言ではないこともしばしば。とにかく暑くてたまらないんだよ。
でも満員電車に乗るのにコートを脱いでいる余裕はないよね。仮に脱いだとしても置き場に困るし、手に持ったままでも異物感満載で迷惑だしさ。
だからといってコートなしで出勤するには世間はあまりに冷たく寒風吹きすさんでいて懐まで冷え冷えと寒いでしょ。なんか違う意味が入り込んでいるような気がするけど気にしない。
だいたい外と電車内の温度差がありすぎるのがいけないんだよ、地球に優しくないよって思うんだけどね。大汗をかいているのが自分だけなので、この程度の温度差は人間として普通に汗で体温調節するまでもなく許容できる範囲なのかもしれないと思うと自分が出来損ないの人間のような劣等感に苛まれます。あっ!こんなところにメンタル的な汗の理由が見つかった!なにこの無理やり感...
たとえメンタル面での理由が見つかったところで僕の汗は止まらない。汗をかくのは顔と背中と脇と胸。手汗はまったくかかないので手すりやつり革をびっしょりにして他の人に嫌な思いをさせるってことはないんだけど、それにしたって電車の中でひとりだけ顔を汗でびしょ濡れにさせている孤独感たるや。
それに加えて職場について上着を脱いだ時の色物ワイシャツの汗染みに対する絶望感。
え?お前みたいな汗かき豚野郎は白いシャツだけ着て生きろって?そんな悲しいこと言わないでくれよ。僕だって色のついたシャツを着たいんだ。着る権利があるんだ!僕に色を!大汗かきにもカラーシャツを!汗かき人の人権を守れ!
......ちょっと興奮して取り乱しました。
そんな悩みを持つ僕なので、極たま〜に顔に汗がにじみ出ている人や、ハンカチで額を拭っている人を見つけるとそれがたとえ禿げ散らかしたおっさんであったとしても抱きしめたくなるほど親近感がわきます。それがおっさんではなく女性ならなおさら抱きしめたい(逮捕!)。
よくよく考えてみたら僕の場合、クーラーの効いた夏の電車でも明らかに周囲の人よりも大量の汗をかいているので、もしかしたら汗をかくことが、しかも大量に汗粒を顔から滴らせて春夏秋冬常に瑞々しく存在することが僕の僕たる所以、いわゆるアイデンティティなのではないかと思ったりして。
今日も汗に抗い満員電車で大量に噴き出た汗が寒風に勢いづいて僕の体温を奪うにまかせるしかない理不尽な現実に拳を震わせ涙を浮かべながら(花粉症!)仕事へと向かうのである。僕に幸あれ。汗かきに栄光あれと願いながら。
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