[ま]寿製麺 よしかわで「鴨つけそば大盛」と「いわしそば」を喰らう/また美味いラーメン屋と出会ってしまった @kun_maa
川越の街中からは少し距離があるのと日曜日が定休ということもあって、噂はかねがね耳にしていたのだけどなかなか訪れる機会がなかったラーメン屋さん「寿製麺 よしかわ」にようやく行ってきました。
先日訪れた「中華そば 田家(でんや)」もそうでしたが、このお店もそこそこ郊外にあります。車か自転車でもないとなかなか行くのが難しいのに、どちらもとても美味しいと評判で人気も高いというのですから侮れません。
僕が訪れた時も開店前から待っている人がいて、僕はギリギリ開店3分前くらいに着いたおかげでなんとか待たずに座ることができましたが、どんどんお客さんがやってきてまだ昼前だというのにあっという間に満席。
空席待ちのお客さんが何人も店内で待っている状況でした。みなさん平日のお昼前からなんなのでしょうか。仕事とかいいんですか?
店内に入るとすぐに目に付く券売機で食券を買ってから席に案内されます。
人気商品は「煮干そば(白醤油)」のようでしたが、今日はつけ麺な気分だったのであえて人気商品を外して「鴨つけそば大盛」を選択。
ついでに見た目が珍しい「いわしそば」をデザート的に注文してみました。
食券を2枚渡したら、どちらから先にしますか?と聞かれたのでまずは「鴨つけそば大盛」から。「いわしそば」は食べるタイミングを見計らって声をかけてくださいとのことでした。
鴨つけそば大盛
待つこと数分。鴨つけそば大盛が キタ━(゚∀゚)━!!!!!!!
とろみのある昆布水に浸った中細の平打ち麺がヌルヌルしておもしろいです。
トッピングは豚肉と鴨肉のレアチャーシューというまさかのダブル肉、昆布、白髪ねぎ、三つ葉、レモン、メンマ、わさびと和風テイスト寄り。
つけ汁は熱々の醤油味。
鴨の出汁がよく効いています。表面に浮かぶのは鴨の脂でしょう。
味はとてもまろやかで見た目ほどしょっぱい感じはないです。香りもいいしペロッと舐めてみたらもちろん美味しい。
鴨肉と豚肉のダブルミート攻撃。どちらも程よい歯ごたえと染み出す旨味にメロメロ。
昆布水のとろみに加えてこの刻み昆布本体がさらに粘りを加えて麺の表面をトロチュルにしています。不思議な食感。
鴨出汁のいい匂いとまろやかな旨みが抜群のつけ汁が、トロチュルな平打ち麺に絡みつきます。トロチュルな麺の表面に旨みが層になる感じ。これは不思議な美味さ。
でもこのトロチュルな昆布水がなければ、もっとつけ汁が麺に絡みついて美味いんじゃないかとはちょっと思ったけど...。食感の妙を取るか味の濃厚さを取るか悩むところではあります。僕が悩んでもしょうがないんだけどさ。
肉も美味い。これは鴨肉の方な。
ちょうどいい歯ごたえとにじみ出る旨みの醸し出すハーモニー。鴨なだけに。
普通の麺でさえ箸が止まらなくなるっていうのに、このトロチュル感マシマシの麺は喉越しがとっても良くていつも以上にスルスル胃袋に収まっちゃうんだなあ。
罪なやつですよ。
昆布水と昆布によるトロチュル感ばかり強調してしまいましたが、麺そのものも全粒粉が使われていたりしてなかなか味わい深い。
平打ちで平らな部分があるところがミソで、昆布水をまといながらつけ汁も上塗りできるという利点炸裂。とても美味しい麺です。
もちろん豚肉のレアチャーシューもいい味出してます。何このまるでしゃぶしゃぶみたいなビジュアルは。思い出しただけでヨダレが噴き出るわ!
刻み昆布と一緒に喰らうこの麺の食感と旨みの芳醇さよ。すごい!こんなの初めて。
麺を食べ終わったらポットに入ったスープ割りでつけ汁をいただきます。
魚介系の旨味が加わりつつ、鴨出汁もガッツリと効いている旨み汁。こんな美味いものを残せるはずもなく...残す気もないんだけど。
もちろん完食です。
いわしそば
鴨つけそばのつけ汁を飲み干す直前に、いわしそばをお願いしました。
待つこと数分。なんだか可愛らしくも珍しい姿の麺が登場しました。
ストレートのパツン系の細麺の上に新鮮な鰯とネギとオニオンスライス。
こんなん初めて見たぞ。
今回、僕にとっては昆布水に浸かった麺といい、このいわしそばといい初ものづくし。
食べ方がわからない人には店員さんが教えてくれます。
卓上のレモン酢と胡椒をかけてよく混ぜて食べるんだそうです。
なに?よく混ぜるだって...?これはまさかのふぉおおおおおタイムなのか。
とりあえずレモン酢と胡椒を適当に振りかけてと。
それでは元気よくいってみましょう!
それっ!ふぉおおおおおおおおぉぉぉぉぉおおおおおぉぉぉおおおおおおおおおお!
ポイントは底にこっそりと入っているタレを上手に表に引きずり出すこと。
そりゃそりゃそりゃそりゃそりゃそりゃそりゃそりゃそりゃそりゃ!
ぴろぴろぴろぴろぴろぴろぴろぷー!ぱやぱやぱやぱやぼよよよーん!
さて、こんなもんでしょうか。
ほどよく混ざった感じです。こりゃ酒のおつまみのような混ぜそばですな。
醤油ダレの適度な塩気といわしの脂と旨みが細麺に絡みつき、レモン酢のさっぱり感が全体を引き締めています。やっぱりこりゃつまみ系だね。
ついちびちびと食べてしまいます。
鴨つけそばの前に食べてもよかったかもしれないなって思いました。
前菜的な味わいの繊細な混ぜそば。
鰯がこれまた美味いんですよ。
麺と一緒に食べるとたっぷりのった鰯の脂で旨みマシマシ。
見た目、そんなに量はないかなあって思ったんですが丼の底が少し深いので意外と食べ甲斐があります。特に大盛の麺を食べた後ではな!
美味しいから許すけど。って自分の落ち度だけど責任逃れ。
鰯のみ贅沢に2切れ食い。新鮮な鰯の切り身もたくさん入っているのさ。
たまらんなしかし。
「お姉さん!獺祭持ってきて」って言いそうになるのをこらえましたよ。
もちろん完食です。さっぱりとそして鰯の旨味がたまらなくお酒を飲みたくさせる美味しいまぜそばでした。
まだ2種類しか食べてないけど噂にたがわずとても美味しいラーメン屋さんでした。
今度は王道の煮干そばを喰らいたい。もちろんまた行きますとも。
大満足の2杯!ごちそうさまでした!
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