巷で話題の映画「デッドプール」を観てきました。
しかもせっかくのアクションものならば大迫力で!ってことで「IMAX」。
時間軸を前後しながらテンポよく進むストーリー展開の素早さとアクションの派手さはさすがマーベルのヒーローものといったところです。観客の期待を裏切りません。
まだ観ていない人のためにチラシ以上の内容には触れませんが、末期癌で余命宣告をされた主人公の元傭兵ウェイドがその癌を治せるという怪しいオファーを受けたら、やっぱりというか当然というか秘密組織の人体実験。
ものすごくきつい実験の成果で癌は治ったし、どんなダメージも回復する不死身の肉体を手に入れたウェイドだけど、顔を含めて全身の皮膚がただれて人目に晒せない状態になってしまいます。
怒り心頭のウェイド。だって自分の癌治療に愛する恋人を巻き込んで不幸にしたくないっていう切ない気持ちで姿を消して人体実験を受けたのに、癌が治ってもこんな顔じゃ大好きな恋人バネッサのところへ戻れないじゃん!
彼の恋人バネッサ役のモリーナ・バッカリンがとても魅力的なんですよ。
とっても美しい女優なんだけど顔だけじゃなくて役からにじみ出る魅力にメロメロです。そりゃウェイドじゃなくても醜く変えられた体を元に戻してよりを戻したい気持ちは切実に分かります。なんなら僕がウェイドの代わりに( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
そんなわけで復讐の鬼と化したウェイドはマスクと全身タイツで「デッドプール」になります。見た目はスパイダーマンそっくりのヒーローですが、その目的は自分の醜い体を治させることと自分に実験を施した男への復讐。
大いなる力には大いなる責任なんて伴いません。
私怨と愛するバネッサとの幸せな生活のためだけに大暴れします。
自分で自分のことをヒーローじゃないと簡単に宣言しちゃうしね。でもそこが逆に爽快。
正義を貫くためでも、世界のためでもなくただひたすら自分と大好きな恋人のために悪と戦う身勝手な「ヒーロー」万歳。
下品なセリフ連発だし、僕にはほとんどわからなかったけどアメリカ人やアメコミファンならきっと爆笑なんだろうなって思わせる小ネタらしきものも満載で観客を楽しませながら、そしてこいつしょーがねーヒーローだなって思わせながらも、その裏にブレることなく貫き通しているバネッサへの愛情。
これがけっこう泣かせます。
いつもテキトーで下品で乱暴でおしゃべりなくせに、バネッサのこととなると急に真面目でシャイで話もできなくなってしまうほど挙動不審になってしまうウェイド。
大暴れしている時とのギャップ萌えっていうんでしょうか。
そしてバネッサのウェイドに対する気持ちもたまらんよね。
アクションヒーローものの仮面をかぶった純愛ラブストリーって言ってもいいんじゃないの?
まあアクションも凄いんだけどさ。
そしてデッドプールが直接観客に話しかけてくる手法もタイミング、内容ともとてもいいよね。なんて手法なのかちょっと今ド忘れして名前が出てこないけど。
勧善懲悪な説教くさいヒーロー話に飽きている人、派手なアクションが好きな人、そして不器用で切ない純愛好きな人にお勧めしたいちょっと変わったアクションヒーロー作品でした。ちなみにR指定なので観覧の際はご注意を。
続編も気になる〜♪
ムービー・マスターピース デッドプール デッドプール 1/6スケール プラスチック製 塗装済み可動フィギュア
- 出版社/メーカー: ホットトイズ
- 発売日: 2016/08/31
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: ピーター・デイビッド,スコット・コブリッシュ,高木亮
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2015/09/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る
このブログを気に入っていただけたら、ちょくちょくのぞきに来ていただけるとうれしいです。そして、とっても励みになります。
RSS登録していただける方はこちらのボタンをご利用ください。