久しぶりに会ったきみは少し痩せて髪が伸びていました。
電話では今でも時々他愛のない話をしているけど、会ったとき心に感じた温もりを通してやっぱり直接会うことが一番大切なんだなって感じたんだよね。
久しぶりに会ってがらにもなくドキドキしていたのに、やっぱりつまらい他愛のない話しかできなかったのはどうしてなんだろう。
帰って部屋でひとりになったらきみのことばかり考えてしまい、すごくきみに会いたくなりました。
さっきまで一緒にいたのに不思議ですね。
きみの声が聞きたくて、きみに会いたくてそれでもやっぱり声を聞くことも会うこともできなくて、そんなことを考えていたら不意に涙がこぼれました。
止めようとすると余計にこぼれる涙の意味を自分でも理解できずに戸惑いながら、嗚咽をもらしてバカみたいに泣きました。
考えただけで泣いてしまうくらいきみのことが好きです。
今すぐに会いたい。誰よりもきみのことが好きです。
「今なら世界中の全てを敵に回してもきみのことを幸せにしたい」って陳腐な言葉が浮かんでバカらしくなりひとりで笑ってしまいました。
そんな勇気も覚悟もないくせに。
この気持ちは一体どこへ向かうのでしょう。いつかは答えが見つかるのでしょうか。
僕のそばでいつまでもきみが微笑んでいてくれたら僕は何でも頑張れる気がします。
「いつまでも」なんてものがないことはわかっているくせにです。
毎日取り組んでいるマインドフルネス瞑想も僕の気持ちを「今ここに」留めることができません。心が簡単にフラフラとさまよってしまいます。
仕方がないので「感情を感じる瞑想」と、きみが幸せでありますようにと「慈悲の瞑想」をしてみました。
慈悲の瞑想の最中にも心が乱れてまた泣いてしまったのはここだけの秘密。
きみは今何をしているんだろう。
僕と久しぶりに会って同じように心が揺れてくれたのだろうか。僕のことを想ってくれていたらとてもうれしいのだけど。
永遠の愛なんて信じないけど、きみのことが大好きだっていう今の僕のこの気持ちは信じているんだからよく考えると滑稽ですね。
僕に見えているきみの姿がたとえ幻想だとしてもやっぱり僕はきみが大好きです。
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