[ま]シリア難民の少女の大きく見開かれた瞳に映るものとは @kun_maa
シリア難民の少女の姿を捉えた1枚の写真が Twitter 上で拡散している。
この写真をTwitterに投稿したのは Nadia AbuShaban さんというパレスチナのガザ地区に住むフォトジャーナリストの女性だ。
photojournalist took this photo 4 Syrian child, thought he has a weapon not a camera so she Gave up ! #Surrended pic.twitter.com/bm1hOWQWJY
— Nadia AbuShaban® 🇵🇸 (@NadiaAbuShaban) 2015年3月24日
この写真自体はtweetにもあるとおり、彼女ではないフォトジャーナリストが撮影したもので、4歳のシリア難民の少女がカメラのレンズを武器と勘違いして両手を挙げているものである。
シリアの内戦は2011年3月にアサド政権に対する抗議運動をきっかけにして始まった。
4歳である彼女はきっと平和な時代を知らない。生まれた時からシリアは内戦状態だったはずである。
今までどれほど怖い思いをしてきたのだろうか。
カメラのレンズに怯えて固く握り締めた両手を高く挙げて「Gave up」の意思を必死で示す幼い少女。
唇を真一文字にぎゅっと強く結び、大きな瞳を目一杯見開いて必死に「殺さないで」と訴えかける表情に悲しみを覚え心を打たれる。
2015年4月3日現在で、この tweet は 24,800回以上 ReTweet され、11,380人以上の人々にお気に入り登録されている。
大きく見開かれた彼女の瞳に映るものは、諦めと絶望だけなのだろうか。
彼女がいつか笑顔で暮らせる日は来るのだろうか。
僕はそんなことを考えながら、なんの解決にもならない偽善者の涙を流した。
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