浅草にあるくじら料理の店「捕鯨船」に行ってきました。
僕は最近まで知らなかったんですけど有名店なんですね。
店の面構えからして絶対美味しいに違いないという期待が高まります。
浅草演芸ホールの近くだけあって多くの芸人さんが訪れるお店。
ビートたけしさんも売れない頃から通っていたとか。たけしさん作詞作曲の「浅草キッド」の歌詞にも登場するというある意味浅草芸人さんの聖地みたいなお店なのかな。
看板にある鯨の「げい」と芸人の「芸」をかけた洒落がまぶしいです。
店内は長いカウンター席の先にお座敷がある作りになっています。僕はお座敷席でしたがカウンターはずっとお客さんが入れ替わり立ち替わりとても賑わっていました。
座敷から入り口の方を眺めるとこんな感じ。店内はけっこう狭いです。
そしていたるところに書き込まれたサイン、サイン、サイン。芸人さんたちのサインなのでしょうがとにかく多すぎてどれが誰だかほとんどわかりません。
(´-`).。oO(僕がサインしちゃっても誰も気がつかないよな...しないけど)
さあ、あなたは何人わかるかな?
これはさすがにわかるねアニマル浜口...芸人じゃない。
くじらの店だけあって鯨料理のメニューは豊富です。
刺身系はもちろん野菜炒めや焼きそばに入っている肉まで鯨なのはうれしいところ。捕鯨反対派の人が見たら青筋立てて怒るかな。美味しいから食べてみればいいのに。
ちょっとお高いですけどね。
どうして高くなってしまうのかよく考えてみよう...難しいことは抜きにして美味しければいいや。ちゃんと感謝して残さずいただきますし。
まずはメジャーなところで「くじらのベーコン」。ベーコンって名前だけど脂っこくなく意外とあっさりしています。柔らかくて美味しいんだよ。
続いて「くじらのさえずり(舌)」ですね。これは初めて食べます。
コリコリとちょっと軟骨のような食感が心地よく、さっぱりとした味わいの中に感じる噛むほどにしみるくじらの旨味がたまらんです。
この見るからに新鮮な感じのやつは「くじらの睾丸」。これも初めて食べました。もちろん同性として睾丸を食われる悲哀を感じながら食しましたよ。
これが美味いのなんのって。金玉って柔らかいんですね。臭みとか全然なくてすごく食べやすいです。睾丸だって言われなければわからない。
お次は「くじらの肝臓」です。
久しぶりに食べるレバ刺し。美味しいよレバ刺し。味は牛レバ刺しと変わらない感じで違いがわからない男でした。美味しければいいのです(๑´ڡ`๑)ぺろり
写真を見るとどこが野菜炒めなんだよ!って思われるかもしれませんが、これが「くじらの野菜炒め」です。ケチャップがかかったキャベツの千切りの下にくじら肉と野菜の炒め物が隠れているのです。
主菜と添え物の立場が逆転しとる...でも美味しい。美味しければ(ry
くじらの野菜炒めはビールのつまみにもいいのですが、ちょっとご飯がほしくなる感じのおかず料理でした。
お次は「くじらの竜田揚げ」。
ご年配の方にはあまりいい思い出がないかもしれませんが、ここの竜田揚げはすっげー柔らかくて美味しいです。嫌なクセとかもなく普通に竜田揚げ。これなら別に毎日でも食べたいくらい。給食に出ていた世代から聞いていた前評判が悪かったせいもあってとても美味しく感じました。
「くじら入り焼きそば」は昔のウスターソースのような懐かしい味わい。中に入っているくじら肉も全く違和感なく柔らかくて美味しいのです。これも毎日食べてもいいな。
「くじらのさしみ 赤肉」です。
やっぱくじらを食べるなら赤肉を食いたいでしょ。ちょっとまだ解凍しきってなくてしゃりしゃり感はありましたが、ほのかに感じるくじらの獣っぽい風味も美味しさに拍車をかけてとても美味しかった。ひとりで一皿全部食べたいくらい。
これはくじらを使っていませんが確か「昆布汁」だったかな。とろろ昆布が入っていてとてもやさしい味わい。心がほんのりと温かくなる感じがしました。きっとこの昆布汁の優しさで励まされて心温まり頑張った売れない芸人さんもたくさんいるはず。
実際胃袋は温まったんだけどそういう意味じゃないからね。
くじらが食べたくなったら浅草の「捕鯨船」に向かえば間違いなし!
くじら料理を堪能してすっかりいい気分です。「くじらだけ!」って叫びたいです。
くじらってすごく美味いよ。喰わず嫌いの若い人にもどんどん食べに行ってもらいたいなって思いました。
関連ランキング:くじら料理 | 浅草駅(つくばEXP)、浅草駅(東武・都営・メトロ)、田原町駅
このブログを気に入っていただけたら、ちょくちょくのぞきに来ていただけるとうれしいです。そして、とっても励みになります。
RSS登録していただける方はこちらのボタンをご利用ください。