2014年8月29日から公開されているリュック・ベッソン監督、スカーレット・ヨハンソン主演の映画「LUCY(ルーシー)」を観てきました。
10%の機能しか使っていないと言われている人間の脳が覚醒して、100%の機能が使えるようになったらどうなるのかってお話です。
台北に住んでいるちょっとバカっぽい感じのルーシー(スカレート・ヨハンソン)。クラブで知り合った男のせいで、韓国マフィアのドラッグ取引に巻き込まれ、密輸用に体内にドラッグを埋め込まれて無理やり運び屋に仕立てられます。
ストーリーとしてはかなり強引だけど、無駄なシーンがないスピード感あふれる展開についつい引き込まれていきます。こういうスピード感ってこの監督の得意分野ですよね。
ちょっとしたアクシデントがあって、そのドラッグが体内にこぼれだしたせいで脳の機能がどんどん活性化していくルーシー。その変わりようは一見の価値有りです。
そして、ベッソン監督の軽快な暴力とキレキレのアクションシーンやカーチェイスはこの作品でも全開です。すごく楽しませてくれます。
脳の機能が解放されていくと、単純に頭の回転が速くなるというだけにとどまらず、例えば髪の毛や身体の細胞を自由にコントロールできたり、磁気や電波が見え、それを自由に操ることができるようになったり、他人や物や時間さえも自由に操れるようになるっていう設定は正直どうなのよ?って思います。
たしかに話としてはおもしろいけどかなり荒唐無稽でやりすぎ感が否めません。
でも、いいんです。この作品はそんな細かいところ(細かくはないか!)を気にしてはいけないのです。
だって、これはリュック・ベッソン監督の切れ味鋭いアクションシーンを堪能し、スカーレット・ヨハンソンの魅力に浸るための作品なのですから。
作品中でルーシーの脳機能の解放程度がパーセンテージで表示され、それにともない超人的な力を発揮していくのですが、それも「ほう、これが70%なんだ」「うほー、90%ってそうきましたか!」ってな具合に難しいことを考えずに、素直に楽しむ能力が何より求められています。だって、どうせ難しいことを考えたってわかんないんだから。
それならよけいなツッコミを入れずに楽しみましょうよ。”そういうものなんだ”っていう姿勢が大事ですよ。ここテストに出ます。
例え電波が見えて、それに触れられてもいいんです!そんなことはあり得ないだろとか考えなくていいんです。スカーレット・ヨハンソンが美しければそれで。
そう、アクションシーンとともにこの作品の魅力はなんといってもスカーレット・ヨハンソンです。
さすが儚くて強い女性を描かせたら右に出る者がいないリュック・ベッソン監督です。
この作品でもスカーレット・ヨハンソンの魅力が全開です。
軽薄そうな姿から、不安に打ち震える姿や力強い自信に満ちあふれた姿、そして人間を越えてしまったかのような達観した遠い目の表情まで彼女の魅力を余すところなく引き出しています。
僕はこういう、まるで誰々のための作品ってけっこう好きです。この場合でいえばまるでスカーレット・ヨハンソンのための作品。
こういう作品が撮れるのってやっぱり撮っている方が、撮られている方を好きじゃなければできないですよね。そして好きだからこそ、その魅力を十分に引き出せると思うんです。
だからこういう作品に僕は魅力を感じるんだなあ。愛ですよ愛!
この作品、興行的にはどうなんでしょうか。映画館にはあまりお客さんが入っていなかったし、観ていた人もなんだかがっかりした感じで帰っていくように見えました。この作品のよさがわからないかなあ?
監督のお膝元フランスでは当たっているらしいですけどね。やっぱりわかる人にはわかるのよ。まあ、いずれにしても僕は好きですよ、この作品。最初から最後までとっても楽しめました。やっぱりスカーレット・ヨハンソンは魅力的だわ。
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