アン・ハサウェイが好きです。
本当はきれいで才能もあってだけど自分でそれに気づいてなくてがんばっていてという女性を演じさせたら彼女の右に出る人はいないんじゃないのって思っています。
まあそれくらい好き。
彼女の映画デビュー作「プリティ・プリンセス」のミアや出世作「プラダを着た悪魔」のアンドレアしかり。
ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされた「ラブ&ドラッグ」のマギー役なんかもアン・ハサウェイの魅力爆発です。
特に「ラブ&ドラッグ」は彼女のおっぱいも鑑賞できるのでおすすめ。
何を隠そう今回ご紹介する「パッセンジャーズ」もそんな作品のひとつ。
おっぱいは出てこないけどね。
アン・ハサウェイは飛行機事故で奇跡的に生還した乗客5人のカウンセリングを担当することになった医師クレアを演じています。
グループカウンセリングを進めると航空会社が発表した事故原因とは違う機体整備ミスの可能性を示唆する目撃証言が生還者から出てきます。
しかしなぜかそのような証言をした生還者は姿を消していきます。
いかにも何かを隠していそうな航空会社の人間の不遜で怪しい態度。
彼らは航空会社の陰謀に巻き込まれてしまったのでしょうか。
生還者の1人で不思議な言動を繰り返しクレアの心の内に入り込んでくる魅力的なエリックの存在。
カウンセリング会場や生還者たちの周囲に現れる謎の人物たち。
やがて生還者リストに載っていない新たな生存者の存在が明らかになります。しかも彼は記憶喪失。
いったいどうなってんの...
疑心暗鬼に駆られていくクレアと深まる謎を目の当たりにしてドキドキ感をちゃんと味わえます。
それと平行するようにうまく言葉にできない作品全体に流れる魚の小骨が喉に刺さったような或いは居心地の悪い他人の部屋で感じる違和感のようなものがどんどん深まっていきます。
この作品は2009年3月日本公開の映画なので内容を知っている人は多いかもしれません。
観た人はもちろんご存知でしょうけどこれ以上映画の内容について書くことはできません。
なぜならこれ以上のネタバラシをすると作品の魅力の大半が失われてしまうそんな作品だからです。
もちろんどれだけ作品の魅力が失われようとアン・ハサウェイの魅力に一点の曇り無しですけどね。それは別の問題。
だから気になる人には是非この映画を観て欲しい。
作品世界にどっぷりと浸かって次第に深まる謎と奇妙な違和感の正体が明らかになった時に「おおおおおおお!」ってなるか「なーんだ...」ってなるか。
それなりにツッコミどころもあるストーリー展開ではあるのできっと感想は真っ二つに分かれます。
え?僕ですか?
僕は最初に書いたようにアン・ハサウェイが好きなのでこの作品も好きですよ。
さてあなたはどっちかな?