先日、タイのナコーン・パノムからラオスのターケークまでの行き方を書きましたが、今度はその逆のコースです。
[ま]タイからラオスへ国境の越え方(2014年2月)/ナコーン・パノムからターケークへ @kun_maa - [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)
ラオスのターケークで1泊し、メコン川沿いの気持ちのいい食堂で対岸のナコーン・パノムを眺めながらラオス料理をつまみにビア・ラオ(ラオスビール)を飲みました。
ターケークではタイのバーツが通用するので、ラオスの通貨であるキップを手に入れる必要がありません。宿代も飲食費もすべてバーツで払うことができます。この日の夕食はビア・ラオの大瓶2本、ソムタム・ラオ(トマト抜き)、豚肉の焼いたもの、餅米で250バーツでした。
ただし、1点注意したいのはバーツで払えるのはある程度の値段のものだけということです。あまり安い買い物を一般の雑貨屋や屋台でしようとしたら、バーツでの支払いを断られました。別に、ラオスのキップでお釣りをくれれば済む話だと思うのですが、何軒か当たってみてすべて断られたのでなにか理由があるのかもしれません。
サトウキビがおいしそうだったので、バーツで買ってお釣りをキップでもらおうとしたら、きっちり20バーツ分のサトウキビを渡されて途方に暮れました。こんなにひとりで食えねーよ。意地でもお釣りはくれないようでした。
サトウキビをむしゃむしゃ食いながら宿をチェックアウトして、ナコーン・パノム行きのバスが出るバスターミナルに向かいます。
宿のラオス人の話だと、ナコーン・パノム行きのバスターミナルに行くにはトゥクトゥクで行くしかないとのこと。
※バスターミナルは何カ所かあるようなので必ず「ナコーン・パノムへ行くバスのバスターミナルと言いましょう。
宿のおばちゃんによれば40バーツで行けるとのことでしたが、止めるトゥクトゥクはすべて100 or 200バーツしか言いません。流しのトゥクトゥクをつかまえて、値段交渉しましたが、どうしても100バーツを切ることができませんでした。
あきらめて100バーツでバスターミナルへ。
ラオスのトゥクトゥクはバンコクで見かけるものとは形状が違い、タイの東北部で見かけるものと同じでした。
この荷台に乗ります。
この運ちゃんが、なぜか市場でトゥクトゥクを止めて「ちょっとごめん」ってどこかへ行ってしまいました。おいおい、客をほったらかしにして私用かよ。
好きだぜ、こういうゆるさ。
なんか電話をかけまくっている運ちゃん。
ターケークの町中から約15分(運ちゃんの私用停車時間を除く)。
ターケークのバスターミナルに到着しました。
ターケークからナコーン・パノム行きのバスの時刻表は次の写真のとおりです。
僕は13:00発のバスに乗ろうとしたのですが、昼休みのせいかチケット売り場の窓口がなかなか開きません。結局、窓口が開いたのは12:50でした。
バス代は来るときと同じ70バーツです。ちなみにバーツのコインも使えます。
ここのチケット売り場に貼り紙がありました。国境を越える時間が平日朝の7:30前と16:00以降及び土日はタイの入管で5バーツの時間外手数料がかかるようです。
バス停の周囲は土産物屋など商店が軒を連ねていました。ナコーン・パノムのバスターミナルで15バーツで買えたペットボトルのお茶が、ここでは40バーツもしました。
ボリやがるなあ。
ナコーン・パノム行きのバスは1番の停車場から出ます。ナコーン・パノムのバスターミナルも1番でしたね。どちらも1番の停車場と覚えておくといいでしょう。
バスは定刻を25分遅れの13:25にバスターミナルを出発しました。この時間のバスは、けっこうすいています。前日にタイから乗ったバスは右ハンドルでしたが、ラオスは車が右側通行なので、このバスは左ハンドルでした。
途中で追い抜かしたトラックには「岐阜西運送」の文字が。一瞬日本かと思いました。
日本の中古車がそのまま走っているんですね。
約20分ほどで、ラオスのボーダーに到着。
ラオスの出国手続きは、入国時と同じで特に出入国カードのようなものはないので、パスポートだけで出国できます。
この際、ラオス人はひとり100バーツの賄賂を請求されていました。僕の前に並んでいたラオス人が40バーツを出したところ入管職員から「100バーツだ!」ってしかられていました。もちろん、日本人である僕には賄賂の要求無し。笑顔で出国です。
手続き時間は待ち時間も入れて10分程度でした。
メコン川にかかる友好橋を渡って、タイの入管へ。この間約10分でした。
タイに入国する際には、出入国カードの記入が必要です。用紙はバスの車掌が持ってきてくれました。
日本人にはもちろん賄賂の要求はありませんでしたが、やはりここでもラオス人は賄賂をむしり取られていました(金額はよく見えませんでした)。でもこういうのって自分がやられなくてもイヤな気分になるものです。
入国手続きには待ち時間も入れて約10分ほどかかりました。
全員そろって、バスがタイの入管を出発したのが14:15。
約15分でナコーン・パノムのバスターミナルに到着です。ターケークのバスターミナルから約1時間5分ってところですね。
バスターミナルから町中へはトゥクトゥクくらいしか交通手段がありません。僕は群がってくる運転手たちがウザかったので歩いて町中に向かいました。
バスターミナルから、宿泊したウインザーホテルまで約30分くらいで行けます。
これで、タイからラオス、ラオスからタイと両方向での国境の越え方を書きましたが、15日以内の滞在なら日本人の場合ビザは不要だし、賄賂も要求されないので金額的にはバス代の片道70バーツだけです。安いもんだね。
以前、ノーンカーイというもっとナコーン・パノムよりも北にある町からラオスのビエンチャンに行ったときは、国境でビザを取ったのでけっこうお金がかかった気がします。
便利な世の中になったものですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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