先日タイを旅した際にバンコクのマーブンクローンセンター(MBK)で、使用しなくなったiPhone4s(au、iOS7)のSIMロックを解除しました。
前日の深夜にバンコクに到着し、翌朝突然体調を崩して、嘔吐と下痢でふらふらになりながら、デモ隊が占拠している場所にあるマーブンクローンセンターという巨大ショッピングセンターへ向かいます。そこら中でテントを張ったり道路を封鎖したりで、真っすぐにMBKにたどり着けずにイライラしながらもようやくたどり着きました。
目指すのはこのショッピングセンターの4階。
ここには、大小さまざまな携帯ショップが軒を連ねています。
本当は何軒か当たってみて、料金と技術的なことをよく確かめた上でSIMロックの解除をする店を決めるべきなのですが、なにぶんにも朝から身体の中のものがすべて上と下から放出状態という最悪の体調ですべてが億劫。
歩いているのがやっとという慎重な買い物をするにはこれ以上ないという最悪のコンディション。そんなに日頃の行いが悪いのかと天を仰ぎながら出るのはため息ばかり。
あれ?なんの話を書いているんだっけ?
そうそう、そんな状態だったんでとりあえず1軒目でSIMロックの解除が可能かどうかiPhone4sを確認してもらい、これなら大丈夫だと言われ、値段を聞くとロックの解除とタイの携帯会社(dtac)のSIMカード付きで1,800バーツ。
高いなあって思い、まけてよって言ったけどダメだと言われ、立ち去ろうとしても引き止めてくれませんでした。本当はもう2〜3軒聞いてまわってから決めるつもりだったんだけど、なんだかめんどくさくなって、その店でいいやって決めちゃったんですよ。
この店なんですけどね。ちなみに店の写真を撮らせろと言ったら断られました。やはり商売柄、後ろ暗いところはあるのでしょう。
1時間後にまた来てくれと言われ、しょうがないので同じ階にある喫煙所とトイレを行ったり来たりして時間をなんとか凌ぎます。下痢が止まりません。
待ちくたびれて50分後に店に戻ると、すでにロックの解除は終わっていました。
動作確認をしたところ特に問題はなさそうです。
ただ、どの程度のデータ通信が可能なのかさっぱりわからなかったので、インターネットをたくさん使いたいんだけどって言ったら、タイに何日間いるんだと聞かれ、10日間って答えたら1GBまで使えるようにしてやると言われて、追加料金発生。
全部で2,300バーツと言うのを2,100バーツにまでまけさせて諦めました。
とにかく早く終わらせたい。身体がしんどい。
ということで、体調が悪いときに高い買い物なんてするべきじゃないという見本のようなことをしました。探せばもっと安い店があったと思うんだよなあ。よい子はマネしちゃだめだぞ。
事前にネットで調べたらauのiPhoneはSIM解除してもタイで使えない、いや使えるとか、iOS7はSIM解除できない、いやできるとかいろいろな情報が錯綜していてわけわからん状態でしたが、とりあえずauのiPhone4s(iOS7)はSIMロックの解除ができて、タイで普通に使えることがわかりました。
でもね、このiPhone4s旅の途中で突然ネットにつながらなくなっちゃったんですよ。電話としては普通に使えるんですけど、ネットがつながらない。これには困りましたね。
理由がわからずいろいろ調べてみましたが、本来「dtac」(タイの携帯会社のひとつです)のモバイルデータ通信のAPNは「dtac.com」らしいんですが、僕のiPhone4sの設定画面から調べると、これがdtacじゃなくて「mobile.three.com.hk」って香港のネット会社みたいなんですよね。なんでこうなるのか仕組みがさっぱりわかりませんが。
まあ、いろいろやってみたし、ナコーン・パノムという町の携帯屋でも聞いてみたんですが結局よくわからない。
最終的には、バンコクに戻ったときにSIMロックを解除した店に持ち込んで直させました。またこのような状態になったときは困るので、ちゃんと修復の仕方も確認。
「設定」→「一般」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」し、再起動後に「設定」→「モバイルデータ通信」→「モバイルデータ通信」と「データローミング」をオンにすると直るということで、その場で再現してみましたがどうやら大丈夫そうです。その後は帰国するまで特に問題はありませんでした。
どういう方法でSIMロックの解除を行ったのか、なんでAPNが香港のネットなのかという疑問はあるし、とりあえず問題は解決したものの一抹の不安は残ります。もし故障しても、もうAppleでは修理を受け付けてくれないかもしれないし。
体調が治ったあと、いろいろ携帯屋を見て回ったりもしましたが、携帯会社のキャンペーンでサムスンなんかの安いAndroid端末なら1,000バーツで買えるんですね。
そういう下調べも怠ったのが失敗のもとです。
iPhoneにこだわらず、ただSIMフリーの端末が欲しいだけなら日本からiPhoneを持ち込んでSIMロックを解除するよりも、安いAndroid端末をバンコクで買った方が全然お得だし、安心だなあと思いました。
僕と同じように、余っているiPhoneをバンコクでSIMロックを解除して使おうかなあなんて考えている人は、どうしてもiPhoneじゃなきゃイヤだというのでなければ現地で安いAndroid端末を買った方がいいと思いますよ。
あーあ、なんか高い授業料払っちゃった感がハンパないなあ。
まあ次から外国に行くときはこのiPhone4sを持って行けば、Wi-Fiルーターをレンタルする必要がないというのはありがたいんですけどね。
しかし、2,100バーツ(約6,300円)はやっぱり高かったなあ。
最後までお読みいただきありがとうございます。
このブログを気に入っていただけたら、下のボタンからツイートやいいね!、お気に入り登録などしていただけるととてもうれしいです。
また、RSS登録していただける方はこちらのボタンをご利用ください。