夕飯を食べていたレストランにまで、ガンガン聞こえてくるタイの歌謡曲とも言えるルークトゥンというノリのいい曲。
そういえば、レストランに来る途中で、仮説ステージのマイクテストをしていたなあって思い出しました。
ちょっと楽しそうなので、食後に寄ってみました。ステージが設けられているのは、ワット・プラ・イン・プランというお寺の前。メコン川の川沿い遊歩道の上でした。
とにかくこれでもかっ!ってくらいの大音量です。そして、僕がついたときにはBGMに合わせて肌も露わなダンサーが踊っていました。
観客はやや遠巻きに見ている人たち、ゴザを敷いて酒盛りをしながら見ている人たちといろいろですが、みんな楽しそうです。
やがて、歌手が登場。ノリノリのルークトゥンの曲を歌い始めました。ダンサーたちも、曲に合わせて踊ります。
時々、観客の中からステージに向かっておひねりを手渡す人たちがいます。
女性ダンサーと握手をしてうれしそうに戻ってくるおっちゃんや、若者たち。
だんだん盛り上がってくると、ステージの前に出てきて踊り出す人もいます。
ほとんどの人は見ているだけなのですが、時間が経つに連れて、その場で踊り始める人々、「お前がステージの前で踊れよー」って押しつけ合う若者たちもいて、なんかほのぼのとした気持ちになりました。
そもそも、お寺の真ん前でビキニのダンサーが踊っていていいのか?という疑問が湧いたのですが、この歌謡ショーは、お寺への寄付集めの客寄せのようでした。なぜなら、寺の入り口は、夜だというのに開いていてライトアップまでしていたからです。
寺に近づくと、中にはお坊さんたちがテーブルのところに座って寄付を待ってましたw
寄付用紙に自分の名前を書いたら、寄付するお金と一緒に「お金タワー」に刺します。このとき、寺男が名前と寄付額を放送するのですが、外の歌謡ショーの音が大きすぎて、何を言っているのかわかりません。なんて無計画なw
僕もちゃんと寄付して、線香を「線香山」に突き刺しました。
そして、仏像を参拝しました。
なかなかきれいな仏像でしたよ。
寺への参拝を終えて、歌謡ショーに戻ります。
だいたい、いつも同じ人たちがステージ前で踊っていました。
中でも、このおじさんが一番ノリノリで、ずっとステージ前で踊っていました。元気ですね。
21:30まで見ていたのですが、全く終わる気配がありません。
町の人たちも、少しずつ帰り始めたので、僕も離脱。
歩いてホテルまで戻りました。徒歩で30分ほどかかるのですが、ずっと歌謡ショーの歌声が聞こえていました。
よくもまあ、苦情がこないものです。
タイ人って大音量が大好きだよね。
町の人たちの娯楽に偶然立ち会えて、なんだかワクワクしました。自分が聴いたことがある曲が流れるとなんとなくうれしかったし。
タイにはいろいろ楽しいものがあるよなあ。一部の人を除いてほとんどの人が照れくさいのかステージ前に行かないところが、なんとなくいい感じで好きでした。
あー、やっぱり地方の町はいいよなあ @kun_maa でした。
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