今回の旅では、レンタルした海外用のWi-Fiルーターとモバイルバッテリーを利用してiPhoneを常にネットにつなぎっぱなしにしています。
これが非常に快適で、訪れた場所はFoursquareで逐次記録できるし、旅の途中で感じたことや使ったお金、かかった時間などの記録も、モレスキンを開かずにDay Oneというアプリを使っています。Day Oneは、文字の記録だけではなく、写真や位置情報、記入時間まで残せる上に、モレスキンを開くよりも速いからです。
また、自動で位置情報と行動の記録を残してくれるアプリである、僕の来た道とMovesをバックグラウンドで起動しておくことで、ほぼ完璧に旅の記録が残るわけです。
おまけに、FacebookやTwitter、LINEを使うことで友だちともつながり続けることができます。
その結果、なにが今回の旅で起こっているかというと、まず孤独感を失いました。今までひとり旅で必ず感じた孤独感を今回はまったく感じていません。体調が悪くて不安でいっぱいのときにすらです。
それから、多少は記録に穴があっても、後から見返したときにその時々の気持ちが文字に現れていた手書きの記録を失いました。モレスキンは初日の途中で終わっています。
もちろん、それを失った代わりに行動をほぼ網羅した記録と、安心感を得ているので、ネットを利用することが悪いことだとは思いません。
また、僕は意識的に使うことを避けていますが、Googleマップを使えば知らない町でも、道に迷うことはないでしょう。たぶん、徒歩でいける場所なら誰とも会話をしないで目的地に着くことができるはずです。町の人に道を尋ね続けて目的地にたどり着くよりも、ずっと効率的に違いありません。言葉の問題もないし。
僕は今回初めて訪れたラオスのターケークという町で空きのある宿を探して、町の人に道を尋ね続けました。おかげで宿を見つけるのに時間がかかり、楽しみにしていたメコン川に沈む夕陽を見逃しました。それでも、20人以上の人と会話をしながら、やっと宿を見つけたことは、充実感とたくさんの親切な笑顔との出会いを僕にもたらしました。困ったり、辛かったりしながらも旅の楽しさにワクワクしました。
たぶんネット中毒、そしてアナログと孤独を捨てきれない @kun_maa でした。
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