[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]今度は「梅酒で乾杯」条例だと?/実効性の担保もないのに嗜好に口を出す愚かしさよ @kun_maa

こんにちは!日本は今日も平和だなあ @kun_maa です。

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今年は日本各地の自治体で、日本酒やら焼酎やらワインやらの地元特産の酒類での乾杯を促進しようっていういわゆる「乾杯条例」が流行りましたね。

[ま]日本てやっぱり平和だよね/日本酒乾杯条例とかマジですか? @kun_maa - [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

もうそろそろブームも終わりかなって思ったら、梅の生産量日本一の和歌山県で県内2位の生産量を誇る田辺市で、紀州梅を原料にした梅酒などでの乾杯を奨励する条例案が 12月2日から始まる議会に議員提案で提出されるそうです。

 

この条例案は全5条から成り、その第1条に「市は梅酒などによる乾杯の奨励と梅干しなど梅製品の普及の促進に必要な措置を講じるよう努める」と明記されています。

残りの第2条〜5条では生産者に高品質で安全な梅の生産を求めていたり、事業者や市民が梅酒などの普及促進に協力したりすることが定められています。

他の自治体の「乾杯条例」同様に罰則規定のない努力義務ってことですが、つまりなんの実効性も担保されないわけです。

まあそんなの当たり前ですね。梅酒じゃなくてビールで乾杯したら罰金とかシャレにならない。

 

地元名産品の消費拡大のために、こんな条例を制定しようって気持ちもわからないではないですが、条例の制定・公布のための手続きは税金で賄われていることを考えれば、こんなの無駄遣い以外の何ものでもないよなあって思っちゃいます。

人件費やら紙代やらね。まあたいした金額じゃないとは思うけど。

一部の自治体では、やっぱりくだらないと思ったんでしょうか「乾杯条例」を否決したところもあります。

例えば芋焼酎黒霧島」で有名な宮崎県都城市議会では反対多数で否決されています。

なにで乾杯しようが個人の自由だって。そりゃそうだ。

 

今のところ酒類での「乾杯条例」がほとんどです。まあ乾杯だから酒類になっちゃいますよねえ。

一部には地元の「酒器」を使った乾杯を奨励するという「中身はいいから器は地元産でね」っていう自治体もありますけど。

 

そんなに地元産を話題にしたいなら、ありふれた「乾杯条例」なんかもうやめて、なんでもかんでも地元産を奨励する条例、例えば「毎日1リットル牛乳条例」とか「週に1回は地元産牛肉ですき焼き条例」とか「朝食はりんご条例」とか「毎日地元葉タバコ喫煙条例」とかさ、作っちゃえばいいんだよね。

今回の田辺市でも梅酒で乾杯だけじゃなくて「おにぎりの中身は必ず紀州梅干し条例」とかね。

そうすれば、個人の嗜好の部分に役所が口を出すことの愚かしさがよくわかると思うんだよなあ。

そう思いませんか?

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