こんにちは!ひとり旅が好きな @kun_maa です。
以前は、旅に行く時は一冊の手帳を持ち歩き、よく日記をつけていました。
ダラダラと長文を綴っていたものです。
いつの頃からか、手帳は持ち歩いても買ったものの値段や簡単なメモ程度しか書き込まなくなってしまいましたが、今でも時々昔の手帳を見て、その時の気分を思い出したりします。
今日は、そんな旅日記の一部分を書き写してみます。
タイの北部、チェンセーンという町に行った時のものです。
郵便局で絵葉書を出し、宿に戻り、シャワーと洗濯をした後、入口の食堂でビールを飲みながら日記を書く。
その後、部屋で昼寝をしてから、パサック公園に行ってみる。入場料を30Bも取る割には、なにもないつまらない遺跡。ロッブリーやピマーイの遺跡と比べてしまう。
夕暮れの誰もいない道をトボトボと歩いていると、なんか気分が落ち込んでくる。
どうも今回の旅は以前の旅とは気分が違う。
自分にとって旅となんなのか。何を求めて旅に出るのか?
改めて考える時期にきているのかもしれない。
それとも、夕暮れに感傷的になっているのか・・
確かに、以前は人々の写真を撮って歩くだけで楽しかった。
でも、今回は確かに楽しいのだが、以前ほど夢中になれない。
時々、1人でいるのがたまらなく寂しい。
〇〇や△△でもいいから、今ここにいてくれたらなあ。
☐☐さんが一緒に酒でも飲んでくれたらなあ・・などと思ってしまう。
旅の時間を共有してくれる誰かがいてくれたらもっと楽しいのに・・・
知らない奴でもいいから、ビールを飲みながら日本語で思いきり話がしたい。
夕日が暮れていくメコン川を眺めながら、そんなことをずっと考えている。
一度宿に戻り、シャワーを浴びてから夕飯を食べにいく。
昼間、目を付けておいたメコンリバーサイドというレストランに行くつもりが、ついつい漢字に引き寄せられて、中国人の店に入る。
タイ料理もやっているかと思い、店の人に聞いてみるが、タイ料理はまったくないという。
しかたがないので、餃子とビールと、肉と野菜(トマトが入ってやがった)の辛子味噌炒めを食べる。
店の客はみんな中国語を話し、店のオヤジもそうだった。
どうやら、メコン川を行き来する中国船の船員御用達の店のようだ。
店の雰囲気からすると、ちょっと高い気はするが、味はなかなかよかった。
食後に夜道をふらふらと散歩する。
メコン川沿いのお座敷屋台は今日も賑わっている。
空には星がたくさん出ていて、オリオン座もきれいに輝いている。
つい、ふらっと一軒のお座敷屋台に上がり込み、ガイヤーン(※タイの焼き鳥)をつまみにビールを飲む。
酔ってくると、少し楽しくなる。俺はアル中か?
一人旅に出ると、考える時間が多すぎて、いろんなことを考えてしまうものだ。
でも、旅をすることは自分自身を見つめるいい機会だと思う。
言葉が通じないことや、初めての土地にビビっている自分。
ちょっとしたことに一喜一憂している自分。
ふだんは感じない寂しさを感じて戸惑う自分。
この日の日記は、ここで終了しています。
この後、しこたまビールを飲んで、泥酔して宿に戻ったような気が・・。
ときにはこのように人恋しくなるものです。
以前書き写した別の旅日記。
[ま]ある日の旅日記 @kun_maa - [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)
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