2月もあと明日を残すのみ。
今月は時間が経つのがなんて早いのでしょうとびっくりします。年末年始がつい先日のような気がします。それは言い過ぎ。
3月になると人事異動のシーズン。心なしか周囲も妙にソワソワしている感じがしてなんとなくそんな空気が澱のように心の奥に積もって悪さをするようです。
それが原因かどうかはわからないけど最近仕事の夢ばかり見ます。
それも必ず嫌な夢。
夢の舞台となる仕事はその都度違った内容なのになぜかいつも僕だけが追い込まれていてあまりの苦しさに夜中うなされて目が覚めたりします。
運良く朝まで眠れたとしても寝覚めの気分は最悪でなんとなく眠りが浅いような疲労感に包まれてどんよりとした朝を迎えることになります。
夢に登場する僕は昇進していて今よりも上の職位で仕事をしています。
登場するのはかつての同僚や部下や上司、同期入社の連中などみんな顔を見知った実在の人物ばかり。
そんな職場で働くわけないじゃんって思うんだけど何かとってもリアルでこれは夢なのだと夢のなかで否定しきれない嫌な感覚。
そこでの僕は必ず仕事を失敗して周囲から冷たい目で見られたり舌打ちされたり怒られたり...
再現されている空気は僕がうつを患った職場にすごく近い感じで心が押しつぶされそうな閉塞感に包まれています。
やはり人事異動の季節というのが少なからず僕に影響を及ぼしているのかもしれません。
今よりも昇進して新しい仕事をしてみたいという前向きな気持ちと昇進することに対する不安感というアンビバレンツな感情のせめぎ合い。
本当は働くことがそれほど好きではないのに見栄で昇進したいだけなのかもしれないとか思ったりして仕事に対しても自分の生き様に対しても自信のなさが表出しているようでなんとも情けない気持ちになります。
本当はどうしたいのだろうかと考えてみても答えが見つからず途方にくれたりするもんだからいい歳をしていつまで大人になりきれないのだろうと消えてしまいたくなることもしばしば。
夜中にうなされて目覚めた挙句思い悩んで眠れなくなりますます不安に押しつぶされそうになって迎える沈鬱な夜明け。
ああこれは良くない兆候だなとわかっているのに止められず臆してばかりいる怯懦な自分に呆れてしまう日々です。
もしかしてうつが悪化しているのかな...なんて考えが頭をよぎりましたがこんなふうに思い悩むのが病気を原因としているのか元々の性格なのかもはや自分でもよくわからないのです。
まだ存在していない仕事に恐慌をきたして、してもいない昇進の影に怯えているなんて馬鹿らしいことだと思うのですが簡単に笑い飛ばせないあたりがきっと僕の性格なのでしょう。
明日が終わればもう3月。
今から陰鬱として日々を過ごしたところでどうせなるようにしかならないのだから困ってから困ればいいじゃないかと昼間の僕は思うのですが夜の僕を拗らせすぎて悪夢と眠れぬ夜に困惑の度合いは深まるばかり如月の終わり。