4月からの仕事に関する人事異動内示があった。
昨年新しい職場に異動したばかりなので油断してたのだけど。
いや、もしかしたら職位が上がって難しい仕事させてもらえるかなあとか実は密かに思ってはいたんだよね。
でも残念ながらそれは叶わなかった。
上司から異動先を知らされた時に「ああやっぱりダメだったか...」と落ち込む自分とどこかホッとしている自分がいることに気がついた。
うつを患って今年で7年になろうとしている。
昨年からかなり調子はいいもののまだ1か月に1度はメンタルクリニックに通っているし断薬もできていない。
昇進のための社内選考にも積極的に参加してそろそろ頑張れますアピールをかましまくったけれど、やはりまだ重要な仕事を任させてもらえるほどの信用は取り戻せていないようだ。
一度転けてレールを外れると元に戻るのはなかなか難しいものだなあとしみじみと実感している。
その一方でもし本当に困難な仕事を任された時に自分はしっかりと期待に応えられるのだろうかという不安は常に心の底にあって、それが夢になってうなされたりしているのだからどうしようもない。
そんな僕が異動先を聞いてホッとしていた。悔しいけれどホッとしていた。
本当のところ自分の本心はどうなんだろうと内省してみるけど相反するふたつの思いに混乱するばかりなのだ。
先日、飲んで酔っ払っている時にある人に「仕事とはなんぞ?」と問われたもののうまく答えられなかった。
僕はきみの倍以上生きているというのに仕事とは何かどころか、自分がこの先どんな仕事をしたいのか仕事でどこを目指すのかってことすらまだわからないままなんだよ。ほんと情けない…
そんなこともわからないからきっと人事異動内示を受けても落ち込む自分とホッとしている自分というアンビバレンツな感情が同居しているのだろう。
まだ元気だった頃の僕は、どこに行ってもガンガン仕事しちゃうぜなんてそれなりに図に乗っていた時期があったんだけど、その頃に働きがいのあるいい職場に異動したなって思ったら井の中の蛙大海を知らずでボコボコにされて階段を踏み外して転がり落ちるようにうつになった。
そこに異動した時にはこれでまだ上を目指せるなってやる気に満ち溢れていたんだけどね。わからないもんだ。
だから4月からの仕事が自分が思っていたのと違っていてがっかりしていようとも、ホッとしていようともそこで働いてみなきゃわからないことなんてきっといっぱいあると思う。
働く前から落ち込んだり喜んだりしていてもどうしようもないと思うんだ。
人生なんて思い描いた青写真どおりになんていかないことばかり。
自分の実力に左右されることはあるだろうけど、運や偶然にも振り回されて当然なんじゃないだろうか。
目の前の現実に一喜一憂して心を奪われるな。
もっと本質的なことに目を向け自分のやりたいことができるように強かに生きていこうじゃないかって思うのだよ僕は今日は今は今も。
だって人間万事塞翁がうマー!っていうしさ。
あれなんかちょっと違うかってことできっと人間万事塞翁が馬。
僕やきみやあなたに向けて頑張れって言いたい応援なのかもそうだといいな。