僕は元々ネガティブな人間なんで、人と人が本当に分かり合えることなんてねーよって思っている。
自分の想いを言葉にしたときに感じる微妙なズレというかコレジャナイ感。
そして僕が発した言葉を受け取る側の理解力や僕に対する感情のバイアスを経てさらにズレていく運命にある言葉の限界。
だから最初に伝えたかった僕の想いはきっと違うものになってきみに伝わっているんだろうなあという諦めに似た感覚。
それでも毎日僕がきみに言葉を発し続けるのはたとえ僕の想いを完全に理解してもらえなかったとしても、僕の想いの欠片だけでもきみに伝わってほしいから。
言葉の限界を感じながらもその言葉にすがりついて発し続ける以外に自分の想いをきみに伝える手段が今の僕にはない。
文字でのコミュニケーションだけではなく、逢って話をしたり触れ合ったり見つめあったりすることで五感を使って理解しあうことができれば今よりももっと僕の想いはきみに届くのだろうか。
そんなことを思いながら今日も僕はきみにせっせと言葉を送り続ける。
僕が送り続ける言葉が誤解を生んできみを傷つけ僕も傷ついたとしても。
たとえその言葉が既読にならなくても。それが既読無視に変わったとしても。
また今日もグダグダと書きなぐっているけれど結局僕はきみに逢いたいんだ。
僕の本当の想いはきみには届かずわかりあえることはないっていう諦念と、それでも想いが届いて僕のことを受け入れてほしいという希望の狭間で僕の心はふたつに割れて途方にくれる。
僕はきみに逢いたいです。
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