JR奥多摩駅すぐそばにある醸造所併設のビアカフェ「VERTERE(バテレ)」が、自社醸造を初めて1周年を記念して飲み放題イベントを開催したので初日の後半の部に参加しました。VERTEREには昨年の夏に一度訪れています。
当日はとてもいい天気。久しぶりに降り立った奥多摩駅もなんだかキリッとしてます。
お店への道は間違えるはずもなく徒歩2分ほどで入口に到着。
この日はイベントの予約のみの営業なので一般営業は無し。通常は開いている入口も閉まっていました。自分で開けて中に入ります。
相変わらず気持ちのいい庭ですな。田舎のじいちゃん家に遊びに来た感じ。
夏はとても気持ちがいいテラス席。天気が良ければ冬でもけっこう暖かいです。
古民家を手作りで改装した店内は木をふんだんに使用していて雰囲気抜群。ストーブもいい味出しています。早めに着いたので写真は撮り放題、席も選び放題。
今回のイベントは単なる飲み放題の回と、グロウラーというビールを量り売りで買うのに使う入れ物付きの回、パイントグラス付きの回の3種類がありました。
日にちによって違うのですが、今回はパイントグラス付きの回。前回来た時に同じグラスを購入していたのですが日程的にこの回がベストだったので同じものが2つあってもいいだろうと。バテレのシンボルになっている犬のロゴとVERTEREの名前入り。
最初はテーブル席に座ったのですが仲良しグループに周りを取り囲まれるのもちょっと嫌だなと思いカウンター席へ。結果的にお店の人ともたくさんお話できて、ぼっち感も感じずに済んだのでカウンター大正解。
この日のビールは全てVERTEREオリジナルで8種類。ゲストビールは無し。
醸造1周年記念なんだからゲストがないのは当たり前か。
今日は初日なのでさすがになくなりそうなビールはないということ。後半の日程になると微妙なものもあるみたいだけどね。
以前醸造施設を見せてもらいそれほど大きくなかったのを知っているので、飲み放題分の量を確保するのは大変なんじゃないかとたずねたら、冬はお客さんが少ないので大丈夫なんですとのこと。みんなもっと行ってあげて!
逆にゴールデンウィークとか夏休みとかは足りなくなって困るそうですが。
2時間飲み放題でフードはキャッシュオンで別払いです。5分前からビールの注文受付開始。
まずは「OkutamaHop PaleAle」のLサイズから。
香りをつける段階で奥多摩産の生ホップを使用しているとのこと。ホップの爽やかな香りとモルトの風味。軽い飲み口と爽やかな苦味にかすかに感じるモルト由来の甘味がとても飲みやすい。そして美味しい。何杯でも飲めそうな味わい。
つまみには「チキン&チップス」を。鶏の竜田揚げとフライドポテトだけどね。
マヨネーズなしでもしっかりと味が付いているのでそのまま美味しかったですよ。
1杯目からひとり飲み至福のひとときが到来。しばらく禁酒していたから心置きなく美味しいクラフトビールが飲めるなんて幸せじゃー。
2杯目は「Brunch Cream」をやっぱりLサイズで。
これは定番の「Cream」をベースにしてバニラビーンズとオレンジピールを漬け込んだものだそうです。モルト感を感じつつ軽いバニラのアロマとモルトとウェットなバニラ感のあるフレーバー。香りにバニラを感じるだけでバニラクリームのような甘さがあるビールではないので安心して飲んでください。モルト由来のかすかな甘みはあってまったりと美味しい。温まってくるとバニラの香りがより強くなってきておもしろい。
途中で客席から乾杯をしましょう!のコールが。さっきまでちょっとお話をしていた常連ぽいおじさんが音頭をとってみんなで乾杯。さすが常連さんは違うなあって思っていたらお店の人が「あの人うちの醸造長のお父さんです」って教えてくれました。乾杯の写真は撮り忘れました。
さて3杯目は「Hoppy Wheat」をまたまたLサイズで。
小麦っぽさは感じつつけっこうホップが効いたアロマとフレーバー。ちょっと薬草のようなグラッシーさも感じる。小麦なのにベルジャンっぽさが感じられなかったので辻野醸造長さんに確認したら、ベルジャン酵母は使っているけど小麦を普通よりもかなり多く使用しているとのこと。今まで飲んだことのない感じのなかなか美味しいビール。ホップの苦みもいい感じ。
つまみにオリーブ盛り合わせを追加。種子付きのグリーンオリーブが好きなんだよ。
やっぱり「Hoppy Wheat」と至福のひとときになるわなあ。
ここで全種類制覇のためにちょっと日和って「Session IPA」をSサイズで。
柑橘とパッションフルーツのような華やかなホップのアロマとフレーバー。しっかりとした苦味が心地よくて美味しいセッションIPAだと思います。夏に来た時に売り切れで飲めなかったので念願を果たした感ある。
セッションIPAを飲んだらやっぱりIPAが飲みたくなるよねってことで「Red IPA」をLサイズで。
ホップの爽やかな香りとほんのりパッションフルーツのようなフレーバーなんだけど、モルト感もけっこうあってイングリッシュIPAとアメリカンIPAの折衷みたいな感じ。
先に飲んだ「Session IPA」の方がホップがはじけている感じがあってアメリカン。
Red IPAってけっこう人気みたいだったけど個人的にはSession IPA 推しです。
ミックスナッツを追加してRed IPAと奏でるホッピーなハーモニー。
ゆっくり味わいながらお店の人との会話も楽しんでいたら2時間なんてあっという間だよね。Lサイズだと時間が足りない感じになってきたので、全種類制覇のためにここからはSサイズでじっくりと味わうことにしますた。
まずは「Belgian Wheat」から。
それほどベルジャン酵母特有のアロマは感じない。かすかに感じる程度。ベルジャンタイプが苦手な人でもいけるんじゃないかな。フルーティなフレーバーは適度な酸味があって飲みやすい。
そして「Golden」へ。
透きとおった見た目と同様にすっきりと飲みやすくグイグイ飲めちゃう感じ。かすかな甘みを感じたのは酔っていたせいかもしれない。かすかにハチミツの香りがするのが特徴的だね。
いよいよ8種類制覇となる「Cream」です。
モルト感のあるまったりとした味わいの中にほんのりと感じる甘いアロマ。苦味は少なく飲みやすいビール。個人的にはこれの発展系の「Brunch Cream」の方が好きかも。
最後にどうしても飲みたくて「OkutamaHop PaleAle」をSサイズでもう一杯。
さあ2周目か!って気合だけはあったけど時間が足りない。すでに終了時刻をオーバーしているのに好意に甘えさせていただく。
Experimental Series の中ではこれが一番好きです。定番のPROTO Series を加えても1、2位を争う感じで好き。
ということで最後にお金を払ってもいいから「Session IPA」を飲ませて!ってほとんどダメな酔っ払いと化してしまい、またまた好意に甘えてSサイズで1杯いただきます。
本当にゴメンなさい。そしてありがとうございます。
定番の中では一番好きだなあ。
「Session IPA」と「OkutamaHop PaleAle」どちらも好きで一番が決めらんねぇって勝手にひとりで、しかも脳内で盛り上がっていたのですが別に今ここで一番を決める必要もなく、他のお客さんも僕を含めて2名以外はとっくに帰ってしまっていたので、そろそろ帰ります。
明日からの節制でγ-GTPの値が正常になったらまた来ますと宣言してお店を後にしたのでした。いやースッゲー楽しくて美味しかったです。
そういえばトイレの表示の上にあった謎の人形。お店の鈴木さんがアメリカで買ってきたものだそうですが、なんとなくホラーな雰囲気なのでそのうち撤去するかもってことでした。確かにちょっと怖いかも。
帰りにもらったビール飴がとっても美味しかったのでFacebookメッセンジャーでお聞きしたらすぐに辻野さんから返事が返ってきて「ホップキャンディ」だそうです。カスケード味なんですねえ。誰かアメリカに行ったらお土産に買ってきてください。
そんなわけで奥多摩の「Beer Cafe VERTERE(バテレ)」で浴びるほど出来立ての美味しいクラフトビールを楽しんできました。
翌日からは禁酒&断糖生活に入ったので当分ビールともお別れです。
1周年記念の飲み放題イベントは追加募集があってまだ参加することができます。
予定が合えば是非参加してみてください。とても良かったですよ。
もちろん座るのはカウンター席がおすすめ。
VERTEREの事はこの本でも取り上げられています。
このブログを気に入っていただけたら、ちょくちょくのぞきに来ていただけるとうれしいです。そして、とっても励みになります。
RSS登録していただける方はこちらのボタンをご利用ください。