[ま]新宿でブルワリー見学と飲み放題!新宿ビアブルーイング見学会が楽しくてお得だぞ @kun_maa
以前ご紹介したことのある新宿御苑近くのIPAに特化したクラフトビールの美味しいお店「VECTOR BEER FACTORY」内にある醸造所「新宿ビアブルーイング」の見学会があるというので参加してきました。
都内で、しかも新宿でブルワリー見学ができるなんて意外でした。
事前のイベント紹介はこんな感じ。
10名限定ということでしたが、参加者は僕と友人を入れて4名でした。
申し込みは6人だったそうですが、2名は連絡なしでキャンセルのようです。そういうの本当やめたほうがいいよね。欠席するならせめて連絡くらいはしようよ。
見学会場は「VECTOR BEER FACTORY」です。
店内のテーブルに資料が用意され、まず最初にスタッフさんと参加者の自己紹介。
堅苦しいところがなく、仲間で集まって楽しく勉強でもするような雰囲気がとてもよかったです。
新宿ビアブルーイングでのビール製造過程の図。これはエールの製造過程ね。現在は週一で仕込みをし、2週間で完成。月1200リットル醸造しているそうです。
設備的にはラガーも醸造できるそうですが、発酵期間がエールよりも長いのと醸造技術の関係でエールだけの醸造を行っているとのこと。
醸造所を見学する前に早くも最初の乾杯。こういうのって楽しくていいよね。
ビールはもちろんオリジナルの「Vector PaleAle」と「グッドモーニングIPA」。
前回お店で飲んだ時には全く気がつかなかったんだけど、カウンター席の奥にすぐ醸造所があるんです。
タンクは全部で4つ。ひとつのタンクが350リットルの容量で300リットルの仕込みをしています。糖化から冷却までの工程に使うタンクが2つ、発酵用が1つ、熟成用が1つ。
説明してくれたのは醸造責任者の木水(きみず)さん。この醸造所の前は、あのサンクトガーレンで醸造を担当されていたそうです。
とても丁寧でわかりやすい説明な上に、質問にも気さくに答えてくれるのですごく勉強になりました。今までわからなかったことを知ることができていい時間だったなあ。
ただ飲んでるだけじゃわからないことも、造っている人に聞けばよくわかるのでこういう機会って大事だよね。
いろいろ知ればさらにクラフトビールを飲むのが楽しくなります。
使い終わって洗浄前のタンクの中を見せてもらいました。
こびりついた汚れは高温高圧アルカリ洗浄でも落ちないので、タンクの中に入ってゴシゴシと洗うそうです。閉所恐怖症の人には無理な作業。
じっくりと醸造所内の見学と説明を受けた後は、原材料の麦芽とホップのお勉強。
もちろんみんなでオリジナルビールを飲みながら。基本は飲みながら楽しく。
そのまま食べる麦芽はやさしく美味しい味わいなのですが、ホップは強烈です。
ペレット状のホップの匂いを嗅ぐまではいいとして、食べると口の奥や喉が痺れるような苦さとビールの爽やかな香りを1000倍くらいに濃縮して無理やり鼻に押し込まれたようなパンチのある匂いに悶絶します。
シトラホップが一番強烈。シムコーやチヌークもなかなかのものでした。苦いのが辛味に感じるくらいキツい。モザイクはほんの少しやさしかったような気がします。
麦芽は醸造所内に粉砕する機械を設置するスペースがないため、砕かれた状態のものを購入しているそうです。
砕かれた状態の麦芽だと販売されている種類が限定されてしまうので、使いたい麦芽が使えないということもあるとか。そういう点での苦労もあるんですね。
麦芽の袋。一袋20kgです。この「あらびき」状態の販売種類が少ないってこと。
ホップのペレットはこういう袋で売っています。1袋5kg入り。
さて、見学とお勉強のあとは同じ通りにある「Vector Beer」に場所を移して飲み放題の懇親会です。この段階ですでにスタッフさんも参加者もけっこう打ち解けた雰囲気になっていたので普通に楽しい飲み会になりました。
一番通り沿いの開放感ある席で気持ちよくビールが飲めます。
この日のビールは最初はこんなラインナップ。途中でどんどん樽が撃ち抜かれて変わっていきましたけど。
まずはみんなで乾杯!お疲れさまでした〜♪
店内もけっこうシンプルで素敵ですね。
タップ数は10なので「VECTOR BEER FACTORY」より少ないですが、それでも10タップあればなかなかのものです。
ビールはもちろん飲み放題。料理もけっこうたくさん出てきました。
それでは飯テロタイム。
カツオのカルパッチョ
ナスとパプリカのカポナータ
豆アジの洋風南蛮漬け
シーザーサラダ
ポテトフライ
忘れちゃいけない牛タン!
牛タン入りのパスタ(名前は知らない)
そしてただ飲んでおしゃべりしているだけではありません。途中でIPAを飲み比べて、そのIBU(ざっくり言うと苦さの単位な)を当てるというワークショップをやりました。最初に基準としてIBU15程度のカールスバーグを飲み、その後で順番に3つのIPAを飲んでIBUを判断します。
これがけっこうおもしろかった。IBU自体は使うホップの量などで計算により数値が出るそうなのですが、実際には出来上がったビールの甘味などが味覚に変化を与え、計算上の数値がそのまま味覚として感じる苦さとはイコールにならないことがあるのだそうです。
僕はプレストンIPAは惜しいところでハズし、志賀高原IPAはぴったり当てたのですが箕面のW-IPAが志賀高原の2倍もIBUがあるとは思いませんでした。
いやー、楽しいね。
ビールもたくさん飲んだのだけど全部美味しくて、メモも取ってないので感想は割愛。
ただ独歩ビールの「ピーチピルス」がすっげーピーチだったのと、城端ビールの「ブラッドオレンジ」がすっげーオレンジだったのは鮮明に覚えてる。
こんなに勉強になって楽しめて美味しいイベントが1人5000円とかお得すぎるだろって思いました。
毎月1回開催しているそうなので、興味がある方は是非「VECTOR BEER FACTORY」のTwitterをチェックしましょう。
帰る際には、有効期限なしのドリンク券もいただきました。太っ腹だな。
予定が合えばまた行きたいっす!
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