2015年9月30日に Amazon から発売された定価 8,980円の 7インチタブレット「Fire」。Amazonのプライム会員だと今のところ 4,980円で購入できるんですよね。
現在は通常2〜3ヶ月待ちという人気状態のようです。
僕は9月19日に予約注文したのですが、それでも出遅れたためAmazonからメールで「あんたのFireは11月1日頃にならないと届けられないよ!」ってお知らせが来てました。
9月30日には手に入るものと思っていたので、気分が萎えていたところです。
それが突然、「予定変更!喜べ、明日発送するからね。よろしく!」ってずいぶん雑なメールが Amazon から届いたのが先日の3連休の初日。
10月11日の夜には手元に届きました。なんだかなあ。
<Fire タブレットの初見>
パッケージは紙製。僕の好きなオレンジ色ってのは好印象だけど、やっぱり安っぽさは隠し切れません。
パッケージの裏側には商品説明が簡単に描いてあります。
とても実用的なタブレットだそうです。
説明書きの上の部分にバリバリっとパッケージを開ける部分があり、とても簡単に開封できます。チープです。環境に優しいとも言う。
中身は、Fire本体、超簡単な説明書、操作図、ACアダプタ、microUSBケーブルです。
いたってシンプル。
本体上部にほとんどのボタン類が集中配置されています。下部と左側面には何もありませんでした。
ちなみに向かって左手前から電源ボタン、microUSB端子、内蔵マイク、音量ボタン、イヤホンジャックです。
右側面にはmicroSDスロットだけがありました。
Fire本体を同じ Amazon の電子書籍端末 Kindle Voyage と比べてみましょう。
横幅は全く同じ 11.5cm ですが縦の長さが Fire の方が 3cm 弱大きいです。
厚みも Kindle Voyage と比較すると 0.3cm ほど厚いとのことですが、見た目ではもっと差があるように感じました。重さが 120g ほど Fire の方が重たいというのも感覚に影響を与えているかもしれません。
ついでに iPad Air とも比べてみましたが、大きさでも薄さでも画面の美しさでも iPad Air が勝っています。
価格差を考えれば比べものにならないのはわかりきっていることで、比べること自体が酷ですね。
<Fire の使用感について>
7インチのIPSディスプレイは思っていたよりもずっときれいでした。
動画やEvernoteなどのアプリを試してみましたが、動作もストレスなくスムーズです。
そりゃ、iPad Air で観る動画の美しさと比較したら見劣りはしますが、何の問題もなく普通に鑑賞に耐えられますよ。これは悪くないと思います。
ただ、Kindleで漫画を読んでみましたが、これは予想に反してちょっと見づらいです。
Kindle Voyage に慣れてしまっているからというのもありますが、小さい文字や絵が見にくいなって感じは否めません。写真だと分かりにくいですけどね。
でも、一番ショックだったのはKindle本をmicroSDに保存できないことです。
もちろん買う前に読んだ商品説明に、映画や写真や音楽をmicroSDカードに保存できるって書いてあったので、そこにKindle本が書いてないのはなぜだろう?と一抹の不安を抱えてはいたのですが。そうは言ってもきっと保存できるでしょ?なんて軽く思っていました。
実際に操作してみて、映画や写真、アプリの一部(全部ではありません。FacebookやEvernoteは保存できましたが、Twitterや日経電子版アプリなどはmicroSDに保存できませんでした)は、microSDに移動することができるし、最初からスロットにカードが入れてあれば、自動でmicroSDに保存してくれます。
でも、下のスクリーンショットに書いてあるように、ブラウザからダウンロードしたファイル、Eメール、本はmicroSDに保存できない仕様になっているんです。
これはひどいよなあ。技術的にできないわけないですよね。なんでAmazonは頑なに外部ストレージの使用を嫌がっているんだろう?
内蔵ストレージが少ないんだから、外部に頼ればいいのに。そんなにクラウドを広めたいのかな?
Kindle本がmicroSDに保存できれば、Kindleで購入したコミックを全部 Fire にぶち込んで漫画専用機にしようと思っていたのですが、すっかり当てが外れました。
やっぱり事前の説明に書いてないことはできないんですよね。
あえて書いてないんだから当たり前か。
ということで愚痴を吐いたところでまとめに入ります。
<Fire の優れている点>
- 値段の割に性能がいい(4,980円のプライム会員価格ならコスパよし)
- Amazonが提供しているサービス(ビデオ、Kindle、Cloud Drive、Amazonでの買い物)への導線が優れていて簡単すぎるほど使いやすい
- バッテリーが意外と長持ち
<Fire のここがイマイチ>
- スピーカーがモノラル(わかっていたんだけど結構音がしょぼい)
- Kindle本がmicroSDに保存できない
- 内部ストレージ容量が少ない(8GBだけど実質使えるのは5.63GB)
- 細かい文字や絵はやや見づらいので読書端末専用機にするには役不足
今のところ、こんな感想を持っています。
タブレットを現在持っていなくて、入門機として手頃な価格のものが欲しいという人にはいいんじゃないでしょうか。
ただし定価の8,980円で買うくらいなら、もう少し金額を出して上位機種を買ったほうがいいかもしれません。
プライム会員価格のキャンペーン中に 4,980円で買うなら、けっこうお得感があると思うし、プライム・ビデオ専用機にしてもいいかもしれないです。そのくらいの実力はあります。
それにしても、AmazonやKindleストアでの買い物に対して、あまりにも障壁がなさすぎてヤバいです。こういうところは、さすがAmazonだなあとじわじわとその戦略のヤバさを実感しています。だって、何でもすぐに買えちゃうんだよ( ꒪⌓꒪)

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