[ま]その痛みやモヤモヤは「気象病」が原因だった/台風や低気圧で体調を崩す僕はこれだね @kun_maa
僕はここのところしばらく頭痛、肩こり、腰痛、気分の落ち込み、めまい、激しい動悸などと調子の悪い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
もし僕と同じような症状が最近続いているとしたら、もしかすると本書が取り上げている「気象病」の可能性がありますよ*1
本書がいうところの「気象病」とは次のようなものを指します。
気象の変化によって心身に不調が現れることを、一般に「気象病」と呼んでいます。気象病は医学用語ではなく、定義もはっきりとはしていませんが、「温度・湿度・気圧・天候の変化から起こる心身の不具合」と理解していただいてよいでしょう。気象病には、関節痛、頭痛、耳鳴りなど比較的身近な症状のものから、めまいや不整脈のように突然起きるとびっくりしてしまうもの、高血圧、脳卒中、心筋梗塞のように深刻なものまであります。また、身体的な症状だけではなく、不安感やうつなど、精神的な症状も起こります。
著者は、自分のクリニックの患者に共通して起きる不調から気象病の存在を疑い、数々の研究や論文を詳しく調べ、自身の患者に対しても不調を取り除くための試みを施している医師です。
気象病の大きな原因のひとつに、気象の変化に自律神経の働きが追いつけなくなることが挙げられています。わかりやすく簡単に説明すると次のようなことだそうです。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、血流や内臓の活動を司っています。たとえば、気温が上昇して「暑い」と感じると、自律神経が指令を出し、私たちのからだは汗をかくようになっています。汗が蒸発する際に皮膚から熱を奪っていく気化熱を利用して、体温の上昇を防ぐためです。気温・湿度・気圧の変化が激しくなると、そうした調整が追いつかなくなって、自律神経が乱れます。自律神経が乱れると、血流や内臓の活動への指令が混乱し、からだにさまざまな悪影響が出るのです。これこそが、気象病の大きな原因のひとつだと考えられています。
僕自身、これまで台風の発生などで体調を崩しやすく、メンタルクリニックの主治医からは「天候の変化に自律神経が過敏に反応しているようだ」と言われてきました。
ここのところ続く不調も、本書で取り上げている症状にドンピシャ(死語か!)です。
やはり僕は気象病なんだろうなあと、あらためて思った次第。
原因がなんとなくわかるだけでも少し安心するのですが、だからといって症状が軽くなるわけではありません。症状を和らげるためには行動が必要です。
本書は気象病が起こるメカニズムから、さまざまな症状ごとの対処法や予防法、気象病にならないための身体作り(自律神経を整える!)まで、とてもわかりやすく解説してくれているので助かります。
実際にクリニックで効果をあげているという自律神経を整えるためのリハビリ・プログラムも、イラスト付きで紹介されていて、これは簡単だし良さそうだなって思いました*2。
せっかく思い出したので、今日からでも自律神経を整えるようにリハビリ・プログラムを始めてみましょう。
そして、本書の第5章「気象の変化に負けない、自律神経の整え方・鍛え方」に書かれていることを守ってみようと心に誓う僕なのでした。
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