どうも最近心身ともにお疲れ気味というか、ぶっちゃけ体調悪いです。
こういう勢いがないときは、やっぱり鰻(うなぎ)だろうと思うわけです。やっぱり精をつけないとね。
栄養満点の美味い鰻を喰らって身も心も満足すれば、少しは元気になるんじゃないの?っておっさん思考。単純だしおっさんですから。
さて、僕が住む川越にはたくさんの鰻屋があります。観光客が増えてからはさらに増えたんじゃないかな。いかにも昔からあります!って風情でさ(^^;;
でも、僕が本当に美味しいと思っていて大好きなのは2軒。
それが「小川菊(おがきく)」と「小川藤(おがとう)」です。
うろ覚えですいませんが、たしか小川菊から暖簾分けしたのが小川藤だったんじゃないかな?違ったらごめんなさい。
そういえば、小川藤も随分前に紹介したきりだなあ。
とうことで、今回は「小川菊」です。
創業1807年(文化4年)といいますから、江戸時代後期です。老舗です。
以前はかなり古い建物でしたが、数年前に改装して内装がおしゃれになりました。
「埼玉県S級グルメ」とかいう特に権威のないものにも選ばれています(こらっ!)。※「埼玉S級グルメ」とは県産食材を使用し、料理人の工夫、店舗の雰囲気等で豊かさを実感できる埼玉極上グルメに与えられる認定です。念のため。
土曜日の午後1時40分過ぎでしたが、まだ行列ができています。ちなみに昼の営業は午後2時までです。
並んで待つこと約25分。午後2時は過ぎてしまいましたが、ようやく席につくことができました。僕は行列に並ぶのが大嫌いなのでよく我慢したものだと思います。
自分で自分を褒めてあげたかったので、うな重は「特」にしました。
参考までに、うな重(香、きも吸い付)は2,850円(並)、3,400円(上)、4,500円(特)の三段階。ご飯の盛りは大盛り〜少なめまで選べます。
うな重(特)ひとつの値段で、ラーメンが5杯食えるなって思ってしまう自分が哀しい。
ラーメン換算は止めれ!
注文してから待つこと約20分。
うな重(特)ご飯大盛りが キタ━(゚∀゚)━!!!!!!!
お重が運ばれたときからふわっと漂ってきているんだけど、蓋を開けた瞬間にそれが確信に変わる蒲焼の香ばしくも上品に薫るよだれだだ漏れ必至の香り。
そして鰻で下のご飯が見えません!さすが「特」は違います。
見てください。この極上の照りとやわらかくて美味しそうな鰻の身を!
ああ、なんか見て香るだけでも元気が出てきたアルヨ。
中国産の鰻とはやっぱり違うアルネ。
ひとくち含むと口いっぱいに広がる香ばしさ。そして、皮はパリッとしっかり焼かれているのに身はふんわりとやわらかいという絶妙なコンビネーション。関東風バンザイ!
鰻のやわらかさも、ふにゃふにゃとした軟弱なやわらかさではなく、しっかりとした身がふっくらとやわらかく仕上げてあるという状態で、まさに珠玉の蒲焼。
脂も適度に落としてあって、クドくならないがしかし必要にして十分な脂がいい感じで残っているんですよ。これは絶品。さすが老舗の味。
そんでもって、タレがまた美味いのよ。醤油が目立ってトゲトゲしてる感じはまったくなくて、適度の甘みととても上品でまろやかな香味をもった極上のタレです。
余計なタレがご飯にかかりすぎていないのも好印象です。
あ〜!ビール飲みてー!って思ったんだけど、コエドビールもメニューにあるんだけど、つい先日禁酒宣言したばかりだし、もともと体調が悪くて鰻を食べに来ているわけなんで、断腸の思いで我慢しました。大げさか!
...お茶がとっても美味しかったです。
ご飯は大盛りといっても全然たいした量ではないので、鰻の量とのバランスを考えたらうな重(特)を注文する人はご飯大盛りにしたほうがいいと思います。
その辺の安い鰻だと途中で飽きちゃうことが多いんですけど、小川菊の鰻は最初から最後までずっと美味しくいただけるからうれしい。
そして、幸せな時間はあっという間に過ぎ去っていくものなのです。残りわずか...最後の1列となりました。写真がブレているのは悲しさのせい。
きも吸いはさっぱりとしていて美味しいです。嫌な感じの苦味もないし。
こちらも上品な苦味なのです。
香の物も美味しい。さっきから美味しいしか書いてない気がするけど、語彙が貧弱なのでごめんなさい。だってここまでくるともう美味しいしか思い浮かばない。
もちろん完食!大満足!かなり元気になりました。
休みの日は行列必至だけど、川越に来たら雨後の筍のように存在する他の鰻屋ではなく「小川菊」もしくは、その近所にある「小川藤」を目指して欲しいと僕は思う。
すっげーしょっぱいタレが好みの人や、硬い鰻が好みの人にはおすすめはしないけど。そうでなければ超絶おすすめのお店です。
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