台風の接近が今夜か明朝かと囁かれ、曇り時々晴れという空模様。
時折強風が吹きすさび、半袖ではやや肌寒い2015年5月12日午前10時20分。
僕と相棒はJR原宿駅からとぼとぼ歩いて、明治神宮前交差点の東急プラザの向かいにある「アイスモンスター」という台湾で大人気というかき氷店にやってきました。
アイスモンスターのホームページによると開店時間は午前11時からだけど、午前10時から整理券の配布を開始するとのこと。
この日もてっきり整理券をもらえるものと思い、店の入り口に立つ店員さんに声をかけると「今日は人数が少ないので整理券なしでお並び頂けます」と言われてしまいました。
あ〜、確かに歩道を挟んで店の向かい側にはすでに30~40人の行列ができていますね。
案内されるまま「最後尾」と書かれた案内板のところに並びます。
整理券方式のほうがいいのか、ただひたすら開店を待って並んでいるほうがいいのか正直微妙なところですが、開店まで残り40分程度でこの程度の行列ならばきっと運がいいほうなのでしょう。開店さえすればすぐに店内に入れるはずだから。
なにしろこの店、2015年4月29日の開店当初は数時間待ちという大行列ができたそうなので。あなおそろしや。
待っている間にはメニューも配られるので、それを眺めながら何を注文するか決めることができます。
半袖で風に吹かれているうちにだんだん冷えてきたので、「こんなでかそうなかき氷なんて食えるのだろうか...」と不安になるも、もう後には引けません。大げさか!
この日は、季節限定メニューの「パイナップルかき氷」とイチゴソフトクリームが品切れとのこと。
僕と相棒は初めての訪問ということもあって、定番っぽい「タピオカミルクティーかき氷」(1,000円税込)と「マンゴーかき氷」(1,500円税込)を注文してシェアすることにしました。
こういっちゃなんですが、たかがかき氷が1,000円オーバーってどういうこと?という疑問は頭の中でぐるぐると渦巻いていました。要するに、普通のかき氷だったら許さねーぞ!ってことなんですけどね、はい。
そうこうしているうちに、開店時間が近づいてきました。すると店内から店員さんが注文端末を持って、行列に並んだままの状態で注文を取りに来ます。
注文を取り終わると、次のようなカードを渡されます。
僕の番号は「A50」。前に並んでいる人は「B40」だったので法則性はわかりませんでした。もしかしたらAが1階でBが2階なのかな?
午前11時の開店とともに、レジが混み合わないように順番に店内に案内されます。
僕らが入店したのは11時9分でした。
入店すると、「ハロー!ニーハオ!」という威勢のいい店員さんたちの挨拶に迎えられます。ハローとニーハオって同じ意味だよね?「こんにちは!こんにちは!」ってことだよね。なんで?なんで?まあ、いっか。
すぐ左手にあるレジで、先ほどのカードを渡して先に支払いを済ませます。
支払いが済んだら、案内されるまま1階の真ん中にある大きなテーブル席へ。
紙ナプキンに描かれた顔がかわいいなあ。水のように見えるものは、ぬるめの白湯です。
かき氷を食べて頭に「キーン!!」と来た時は、この白湯が重宝します。
タピオカミルクティーかき氷
席で待つこと約7~8分、最初に「タピオカミルクティーかき氷」が到着しました。
タピオカは温かいので、器が別になっています。
それにしてもでかいです。この店のかき氷は、もともとその味がついたアイスブロックを削ったものなので、氷自体に色が付いています。
これで言えば、ミルクティーアイスブロックを削ったかき氷に、キャラメルソースがかかっていて、白いものはプルンとクリーミーなパンナコッタです。
見た目の雰囲気がすでに普通のかき氷ではありませんよね。けっこう強烈な風貌。
温かいタピオカを少しずつかき氷にかけて食べるのですが、頂点にかけたら火山のように陥没しました。
スプーンでワシワシと食べていくのですが、これがなんとも美味しい。表現が拙すぎるけど、とにかく美味しいのです。
かき氷のなめらかな口どけとパンナコッタのまろやかさ。
キャラメルソースの香ばしくて程よい苦味が効いたスッキリした味わいに、ミルクティーのやさしい風味が加わり、氷の口どけ+タピオカのプリップリ食感で昇天しそうです。
量もたっぷりとあり、二人で食べてちょうどいい感じ。それでも何度頭がキーンとして白湯に助けられたことか。食べても食べてもけっこうあるのよ、これが。
かき氷なんだけど、甘すぎないところもとても魅力的でした。
これはすごく気に入りましたよ。1,000円出しても惜しくないと、許してやると思いました。なに様?
マンゴーかき氷
タピオカミルクティーかき氷に遅れること約5分。マンゴーかき氷も到着しました。
こちらも、マンゴーアイスブロックを削って作ったかき氷。
トッピングはパンナコッタ、マンゴーの果肉にマンゴーソースを絡めた濃厚すぎるマンゴーとやはりマンゴーが濃厚なマンゴーシャーベットです。こりゃマンゴー好きの全僕が泣いたマンゴー天国なかき氷です。
もうね、アップで写真を撮りながら、いちいちよだれが吹き出すわけです。
早くかぶりつきたい!ただそれだけで写真を撮りました。
このなめらかそうな氷にも目が吸い寄せられます。
は、早く口の中で転がしながら溶かしたい!
たまらずむしゃぶりつくと、もう口の中がマンゴー!マンゴー!って感じで踊りだしたくなります。それはマンボー。
それにしても、マンゴーが濃厚です。
タピオカミルクティーに比べるとかなりの甘さが口の中に押し寄せます。土俵際で簡単に甘い誘惑に寄り切られています。
これだけ甘いと、こんな肌寒い日ではなくて真夏のクソ暑い中で思いっきり食べたらすっげーたまらんだろうなあって思いました。
マンゴーかき氷、かなり美味しいのですが、肌寒い日に食べるにはもったいない甘みです。見てください、この綿菓子のような断面を!なんて美しくて美味しいのでしょう。
やっぱり、マンゴーかき氷は炎天下によく似合う。
試しにタピオカと合わせてみたらこれがまた美味いんだな。
そして食べても食べてもなかなかなくならないこのボリューム感。
1,500円出しても惜しくない。許す。だからなに様?
2種類のかき氷を食べてみて
どちらも、氷の舌触りと融け具合が絶妙です。味付きのアイスブロックを削って作るかき氷は、どこを食べても味のムラがなくてとても美味しいし、それぞれのトッピングとの相性も抜群でした。
待った上に、高い金を払って変なかき氷が出てきたら許さねーぞ!って鼻息も荒く食べに行ったわけですが、大満足で帰ってきました。
濃厚激甘のマンゴーもとてもいいのですが、甘さ控えめのタピオカミルクティーは甘いものはちょっと...という方でも気楽に楽しめる美味しいかき氷だなあって思いました。
惜しむらくは、肌寒い日に食べたことです。
もっとギラギラした暑い日に食べたら、魅力倍増で泣いちゃうほど美味しいだろうなあとちょっと残念でした。
でも、混んでいるのが嫌だという方は、今回の僕のように肌寒い日の平日の午前中(しかも雨が降るかも...って日)を狙っていくと、比較的待たずに楽しむことができると思うのでオススメです。
そうそう、かき氷は行列必至なのですが、ソフトクリームは並ばずにテイクアウトできるので、時間はないけど雰囲気は味わってみたいという人にはいいかも。
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