[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]言葉のちから @kun_maa

 

 

こんにちは!酔っぱらっても無口な男 @kun_maa です。

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読谷村立渡慶次小学校の掲示から)

 

岩手県議会議員がブログに書いた不用意な発言が炎上し、ブログの閉鎖、謝罪会見を経て、その後自殺をしたようだという記事を読みました。

岩手県議:小泉氏死亡、自殺か 病院非難でブログ炎上- 毎日jp(毎日新聞)

この記事によると、概要は次のようなものだったそうです。 

小泉県議は5日に更新したブログで、盛岡市の県立中央病院を受診した際に番号で呼ばれたことに腹を立て、「刑務所に来たんじゃない」「会計をすっぽかして帰ったものの、まだ腹の虫が収まりません」などと書き込んだ。非難が殺到してブログを閉鎖。17日に記者会見し「公人の立場を忘れ、思慮に欠けた不適切な表現を公開した」と謝罪した。県議会と県には21日までに苦情や議員辞職を求めるメールと電話が計762件寄せられた。

 遺体が発見された25日は6月定例県議会の開会日。小泉県議は前日の議会運営委員会にオブザーバーとして出席予定だったが、姿を見せなかった。県議会では一般質問をする予定だったが、炎上騒動を受け辞退していた。 

 たしかに、県議会議員としてというか、まともな大人としてこんなことをブログに書くのは如何なものかとは思いますが、それでも死ぬほど追い込まれなくてはならないことでしょうか。

苦情や議員辞職を求めるメールや電話が762件。

ブログにも非難が殺到して閉鎖したということなので、様々な罵りや非難の言葉が書き込まれたのでしょう。

そして、彼はそれを苦にして自殺してしまったのかもしれません。

 

ひとつひとつの言葉を投げかけた人々は、それぞれ自分の思うところがあって彼に対して憤ったり、非難したり、罵ったのだと思います。

でもそれらの言葉は本当に「言葉」にして彼にぶつける必要があったのでしょうか。

「この人、なんか変なこと書いているな。どうしようもない人だな」「次の選挙では投票しないようにしよう」などと思うだけでは気が済まないほど、彼の発言に対して傷つけられたり、被害を受けたというのでしょうか。

それとも、軽い気持ちで炎上に乗っかって非難を浴びせただけなのでしょうか。

彼に非難を浴びせた人々の中に、この問題に対する「当事者」と呼べる人たちはどれだけいたのかなって考えてしまいます。

 

人間同士だから、言葉で傷つけられた人が、傷つけた相手に対して同じように傷つける言葉を吐いて対抗するっていう場合は、いわゆる喧嘩ですから、こういうのはある程度しょうがないのかなあとは思います。

喧嘩を聞かされたり見せられたりするのも嫌ですけどね。

 

でも、ある不適切な発言に対して、直接その発言をぶつけられたわけでもない、損害を被ったり、傷つけられたわけでもない「傍観者」が、「正義」を気取ってそれこそ好き放題に罵りの言葉を発言者にぶつけているのだとしたら、それは自分の満たされない気持ちのはけ口に利用しているだけのようでモヤモヤとします。

 

まるで、クラスに気にくわないことを言うヤツがいるからと、集団で言葉のリンチをしているように感じてしまいます。「いじめ」と同じ構造にしか見えません。

くだらないことを言った人間を叩き潰さずにはいられないのでしょうか。

そうだとしたら悲しすぎます。

 

言葉のちからを僕は信じていて、人間なんて他人からの言葉ひとつで生きようと思うことだって、死のうと思うことだってあります。

なにげなくかけられた言葉から元気や勇気をもらった経験や、逆にひどく傷ついた経験は僕だけじゃなくて誰でもあると思います。そんなことないですか?

だからこそ、言葉は大事に使いたいです。

 

僕は、どうせ言葉を使うならきれいな言葉を使いたい。

優しい言葉を使いたい。

人を元気づけ、楽しい気持ちになってもらえるような言葉を使いたいです。

人を傷つける言葉は使いたくない。

ましてや、人を死に追い込むような言葉の使い方なんてしたくありません。

 

そこで、冒頭に載せた写真です。

読谷村立渡慶次小学校では、この掲示が校内の至る所にあり、子供たちには次のように教えているそうです。

・・・きれいな言葉は きれいな心

  きれいな言葉は やさしい心

「言葉は心の使い」といいます。きれいな言葉は、きれいな心から、やさしい言葉は、やさしい心から出てきます。

「チクチクことば」でなく、「フワフワことば」で会話をしていきたい。

読谷村立渡慶次小学校ホームページから引用)

 

僕もこの小学校の掲示を見習います。

一つの言葉はそれぞれに

一つの心を持っている

一つの言葉を大切に

一つの言葉を美しく 

言葉自体はプラスの力もマイナスの力も持っています。

どう使うかは、その人の心次第ですね。

だから僕はマイナスの言葉はグッと飲み込んででも、人にはプラスの力を持った言葉だけを使いたいのです。

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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