[ま]本屋大賞受賞作品はどれだけKindleで読めるのか @kun_maa
こんにちは!Kindleストアの充実を切に願う @kun_maa です。
本屋大賞は、2004年に設立された書店員有志で組織する本屋大賞実行委員会が運営している書店員さんの投票だけで選ばれる賞です。
新刊本の書店で働く書店員さんが、過去1年間に自分で読んで「おもしろかった」「お客さんに薦めたい」「自分の店で売りたい」などと思った本を選んで投票します。
いわば、全国書店員が選んだ一番売りたい本に与えられる賞です。
まあ、ある意味Kindleストアとは敵対関係と言ったら言い過ぎでしょうが、ライバルが選んでいる賞といったところでしょうか。
そんな本屋大賞受賞作品は、いったいどれくらいKindle化されているのか。
気になりますね。
全部調べるのは、ちょー大変なので直近の3年間の受賞作品ということで。
2013年の本屋大賞は現在選考中のため、2012年から3年間の作品を調べてみました。
※調査結果は、2013年1月15日現在のものです。
<2012年>
- 舟を編む(三浦しをん)→ 無
- ジェノサイド(高野和明)→ 無
- ピエタ(大島真寿美)→ 無
- くちびるに歌を(中田永一)→ 無
- 人質の朗読会(小川洋子)→ 無
- ユリゴコロ(沼田まほかる)→ 有
- 誰かが足りない(宮下奈都)→ 無
- ビブリア古書堂の事件手帖ー栞子さんと奇妙な客人たち(三上延)→ 無
- 偉大なる、しゅららぼん(万城目学)→ 無
- プリズム(百田尚樹)→ 無
早くも撃沈の予感が・・・
<2011年>
- 謎解きはディナーのあとで(東川篤哉)→ 有
- ふがいない僕は空を見た(窪美澄)→ 有
- ペンギン・ハイウェイ(森見登美彦)→ 有
- 錨を上げよ(百田尚樹)→ 無
- シューマンの指(奥泉光)→ 有
- 叫びと祈り(梓崎優)→ 無
- 悪の教典(貴志祐介)→ 有
- 神様のカルテ2(夏川草介)→ 無
- キケン(有川浩)→ 無
- ストーリー・セラー (有川浩)→ 無
お!半分いった!
<2010年>
- 天地明察(冲方丁)→ 有
- 神様のカルテ(夏川草介)→ 有
- 横道世之介(吉田修一)→ 有
- 神去なあなあ日常(三浦しをん)→ 無
- 猫を抱いて象と泳ぐ(小川洋子)→ 有
- ヘヴン(川上未映子)→ 無
- 船に乗れ(藤谷治)→ 無
- 植物図鑑(有川浩)→ 無
- 新参者(東野圭吾)→ 無
- 1Q84(村上春樹)→ 無(英語版は有り)
本屋大賞受賞作品のうち、3分の1はKindle化されていることがわかりました。
「このミステリーがすごい!」の受賞作と比べてもKindle化されている本が多いですね。
ちょっとホッとしました。
だけど、それでも3分の1ですからね。
まだまだKindleストアには頑張ってほしいところです。
ところで、村上春樹の1Q84は英語版がKindleにあるのに日本語版がないのはなぜなんでしょう?
出版社との関係でしょうか?
これからKindleストアが充実するためにも、Kindle化のリクエストはみんなでどんどんしましょうね。
今年あたりは、すごくKindleストアの品揃えが増えそうな気がするんだけどなあ。
まあ、品揃えが増えたら増えたでワンクリック地獄に堕ちそうで怖いんですけどね。