さわでぃーくらっぷ!帰国以来体調不良の @kun_maa です。
タイ4日目として書いてきましたがよく考えたら5日目でした。これまでの記事のタイトルも修正した上での続きです。
雨も上がり、腹も減ったので中華街(ヤワラー)へ。
途中でトゥクトゥクの運転手のたまり場を通ると、声がかかり呼び止められます。
トゥクトゥクってのは、下の写真のような値段交渉制の三輪タクシーで、外国人と見ると大抵がぼったくろうとします。
今回の旅では、トゥクトゥクの運転手と話す機会がたくさんありましたが、トゥクトゥクには1回も乗っていません。
彼らが僕に話しかけてくるのは、僕が首からぶら下げているお守りを見たがるからです。
ここでも、6人くらいの運転手に取り囲まれて僕のお守り(3個)を説明し、相手が見せてくるお守りの説明を受けながらお守り談義に花が咲きました(早く飯が食いたいんだけどな・・)。
※彼らのお守りの一部です。
僕が身につけているお守りはタイ人なら誰でも知っている有名なものなので、必ず値段も聞かれますし、彼らも自分のお守りがどれだけすごくて、高いものかを自慢します。
僕は、そういう時間が嫌いではありません(あまりに話しかけられてめんどくさいときはあるのだけど)。
底辺で働き、悪賢い顔で外国人から少しでもぼったくろうとするような連中ですが、お守りの話で盛り上がっているときは、本当に目をキラキラさせて少年のようになるからです。
ロクに収入もないような連中なのに、数千バーツもするお守りを大事そうにみんな持っていて、信仰の深さも感じます。お互いのお守りを見るときも必ず両手を会わせてから丁寧に見るのです。
お守り話に満足すると、彼らはいつも僕を相手に商売をしようとはしません。
「どこいくの?そこなら近いからこの道をまっすぐいって右に曲がれば歩いて行けるよ」などと道案内までしてくれることもあります。
共通の趣味を持っていると、お互いに敬意を払うようになるような気がします。
趣味は国境も悪巧みをも越える・・・なんてね。
中華街(ヤワラー)で入ったのは、「和成豊魚翅」という店。
なんでも、タイのテレビ番組の1000人アンケートで中華街No.1に選ばれた老舗だそうです。店先には美味そうな食材や、
もちろんフカヒレも並んでいます。
メニューをひととおり見ても、全部美味そうでどれがいいかわからなかったので、店員に「どれが一番美味しいの?」と聞くと2500バーツ(それでも5千円くらい)もするフカヒレスープを指差すので、「高いよ〜」と言うと、すぐに一番安い300バーツのを選んでくれました。
ほかにオススメを聞くと香港ヌードルというのと、春雨となんかの蒸し物を教えてくれたので、その2つを注文して、ビールを飲みながら待ちました。
ビールはもちろん氷入りです。
老舗という割には、敷居が高くなくて店内はこんな感じで誰でも入りやすいです。
フカヒレ キタ━(゚∀゚)━!!!!!!! グツグツと煮立っています。
タイ式は、これに大量のもやしとパクチーを入れて、練り辛子を入れるのですがこの店はもやしとパクチーだけでしたね。
お椀に取り分けるとこんな感じです。フカヒレの塊が見えるでしょうか。
こんな平凡な言葉で表現することしかできないのが残念ですが、超美味いです!
これは香港ヌードル。汁多めのあんかけ固焼そばって感じで、これもビールを飲む手が止まるほど美味かったです。
続いて、春雨となにかの蒸し物です。強火で焼き蒸した料理ですね。
春雨は固めでしっかりとした歯ごたえ、鍋の底には椎茸や豚バラ、ニンニク、胡椒やなんだかわからない漢方っぽいものが敷き詰められていて、その上にアヒルの脚がたくさん入ってました。なぜアヒルとわかったかというと、足に水かきがついていたからです。
アヒルの脚と聞くとちょっと引いてしまう人もいるかもしれませんが、ぷるっぷるでコラーゲンたっぷりな感じですごく美味しいです。骨が邪魔なんだけどね。
「もう1本いっとく?」という、オススメを教えてくれた店員の若いおねーさんの笑顔に負けて、追加でビールをもう1本飲み、デザートにブアローイ・ナムキンを注文してしまいました。
ブアローイ・ナムキンというのは、生姜の辛い汁にゴマ餡の入り白玉団子が入っているタイ風お汁粉みたいなもので割とポピュラーなデザートです。
ちょっと生姜の辛さが強いので、汁だけ飲むとそうでもないのですが、甘い餡入りの白玉団子との組み合わせは絶品です。
会計は全部で1070バーツ(約2140円)。
またおねーさんの笑顔に負けておつりの30バーツはチップであげちゃいました。
夜の中華街はこんな感じ。歩道や路地には屋台があふれるほど出ていて、毎日すごい人混みです。
でもね、表通りでも少し外れた先のちょっと暗いところをよく見るとたくさんのホームレスが、軒下で眠っているのが見えます。
酒池肉林状態で中華料理や海鮮料理を堪能しているすぐ傍らでは、そんな現実もあります。
車で来て車で帰れば気づきもしないでしょうが、歩いているとイヤでも目につきます。
中華街からもう少し僕の泊まっているホテルに近づくと、酔っぱらいなのか薬中毒なのかわからないのがフラフラしてたり、ぶっ倒れてたりします。
そんな風景を見ていると、豊かなのか貧しいのか、正しいのか間違っているのか僕にはよくわからなくなります。
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