[ま]人食いバクテリアにご注意を @kun_maa
こんにちは!病気は嫌い @kun_maa です。
人食いバクテリアが流行しているらしいです。
国立感染症研究所によると、2010年の患者は123人(うち死者36人)でしたが、2011年は198人(同73人)に増加したそうです。
今年も9月上旬で、既に患者数は176人に達し、昨年の同時期より23人多いそうです。
60歳以上の男女と30歳代の女性の発症が多いということですが、増加の原因はよくわかっていないみたいです。
「人食いバクテリア」感染急増、昨年1・6倍に : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
人食いバクテリアなんて怖いですね((( ゚д゚ ;)))
生きたまま手足が壊死するなんて・・・しかもけっこう死亡率高いみたいです。
少し古い資料ですが、愛知県衛生研究所が公開している資料と比較すると、ここ数年の患者数が多いことがわかります。
この病気については、1994年に週刊誌で「人食いバクテリア」としてセンセーショナルに取り上げられて話題になりました。
その症状は、四肢の疼痛等から始まり、数十時間以内には手足の壊死、それに伴うショック、多臓器不全などを併発して死に至る恐ろしい疾患なのだそうです。
死亡率も約30%と、細菌感染症の中でも高率で知られています。
溶血性レンサ球菌自体はありふれた菌で、一般的には咽頭炎になり、その多くは子どもが罹患します。
一方、劇症型溶血性レンサ球菌感染症は子供から大人まで広範囲の年齢層が罹患しますが、特に30歳以上の大人に多いのがひとつの特徴だそうです。
感染した人の中で劇症型を発症する人は限られていて、そのほとんどは咽頭感染、皮膚感染のみで、全く症状の出ない人もいるそうなので、あまり神経質になる必要はないのかも知れませんが、健康な人でも劇症を発症することがあるということなので油断は禁物です。
劇症型の初期症状は、発熱、突然発症する激痛、めまい、インフルエンザのような症状、錯乱状態、身体の広範囲の紅斑などです。
同じく東京都感染症情報センターの資料では、予防と治療について次のように書いてあります。
溶血性レンサ球菌感染症の予防には、うがい・手洗いやマスクの着用等が有効です。
もし、感染が確認された場合には、抗菌薬投与後24時間はなるべく自宅で療養しましょう。
早期診断及び早期治療が最も重要です。
早期の治療が死亡のリスクを減らしますが、第一選択薬の是非が患者の予後を左右することもあり、注意が必要です。
壊死性の筋膜炎を起こした場合、壊死した組織に対しては、感染の広がりを阻止するため、壊死組織を取り除き、早期の積極的な手術療法が行われることもあります。 (東京都感染症情報センター資料より引用)
感染経路は不明な場合が多く、感染から発症までの潜伏期間も明確でないようなので、先に挙げた劇症型の初期症状と思われる症状が現れたら、患者数が多くなっていることを考えると、早めに医療機関の診察を受ける方がいいかもしれませんね。
人食いバクテリア・・・怖い(꒦ິ⌑꒦ີ)