[ま]イヤな感情にとらわれず心の風通しをよくしたい人に/「感情の整理」が上手い人のリラックス術 @kun_maa
こんにちは!感情に振り回されることしばしば @kun_maa です。
怒りや不安、憎しみや疑いに悲しみ。
誰でも、そういった感情にとらわれることはありますよね。
・・・だって人間だもの みつを
どんな人にも怒りや不安、憎しみ、疑いや悲しみという悪い感情が居座ることがありますが、その悪い感情がいつまでも消えなかったり、たびたびそういう感情に心が占領されてしまうことが問題なのです。
でも、そういった悪い感情にいつまでもとらわれる人と、すぐに抜け出せる人がいます。その違いはなんでしょうか?
もちろん、持って生まれた性質もあるかもしれませんが、それは「感情の整理」の仕方が上手いか下手かによるところが大きいのです。
「感情の整理」が上手い人のリラックス術(和田秀樹 著)
本書では、著者が精神科医としてこれまで考えてきた「感情の整理」を上手くやり、自分をリラックスさせるにはどうしたらよいかという方法をわかりやすく解説しています。
具体的に、対人トラブル、他人を疑ってしまうとき、不機嫌にとらわれたとき、不安になったときなど、心をふさいでしまう悪感情の8つの場面に応じて、それぞれの対処法を述べています。
例えば、「腹がたったら、怒りを文章に書いてみる」
「他人を敵か味方かと色分けしない」
「自分が我慢すれば済むこと、と考えない」
「嫉妬の感情は、自分で認めていれば整理できる」
「星を見る。海を見る。広い世界に自分を置く」
「自分のいいところを思いつくだけ挙げてみる」
「我慢しないで泣いてみる、無理してでも笑ってみる」
感情はため込んで複雑になってしまうほど、どんどん勝手に膨らんでいき、心の風通しが悪くなり、整理できなくなってしまうそうです。
そのため、ふだんから自分の心の状態に目を向け、「心のメンテナンス」を行っていくことは大切なことです。
ザックリと言ってしまえば、感情の整理が上手い人は、早い段階で心の風通しを良くするコツを持っている人なのです。
大切なことは、なぜ悪い感情が生まれるのかを追求して、そのことに心をとらわれるのではなく、どうしたって生まれてしまう悪感情を仕方がないと諦めて、さっさと整理することです。
悪い感情がなぜ生まれるかなんて考えても始まりません。
なぜ?と考えれば、結局いつまでも悪い感情を心に留めることになってしまいます。
本書では、先ほど簡単に抜き出したような当たり前と感じる手法から、そんなやり方があったかと思わされるものまで、様々な感情を整理する方法がたくさん取り上げられています。
なぜなら、感情を整理するための現実的な技術はたくさんもっていた方が、ひとつのやり方がダメでも他の方法をとれるという意味で大事なことだからです。
感情は生き物、いつでも誰にでも同じ方法が通じるとは限らないからです。
興味がある方は、ぜひ本文を読んでいただきたいと思います。
それでも、本書に出てくる多くの「感情を整理するための技術」を使おうとしたときに、すでに感情がこんがらがって、上手くできないこともあるでしょう。
そんなときは、次の文章を参考にしてください。
最後に著者が述べているものです。
もちろん、ほんとうに気持ちがグチャグチャになってしまえば、いま書いたような「ふつうの暮らし」にも苛立ちや無力感が生まれてしまいます。
「こうしたほうがいい」とか「これをやらなくちゃ」と思っても、何もかもが面倒に思えてくることもあります。
そういうときでも、時間の流れが秘めている不思議な力だけは信じましょう。
悲しい時や、気持ちの落ち込んだ時はいままでにも何度かあったのです。
それでもちゃんとやってこられたのです。
したがって、いまのグチャグチャした感情もいつかは整理されます。
「こんな気持ちもいつかは忘れてしまうんだろうな」そう思い直して、深呼吸してみることです。 P.188
(中略)
どんな人にも、「好きな自分」がいます。
いまはイヤな感情でいっぱいになっていても、「こんなじゃなかった」と思う自分がかならずいるはずです。
でも、同じ人間です。
いちばん好きな自分も、いまの嫌いな自分も、同じ自分です。決して別人ではないのです。だとすれば、きっと戻れるし、戻りたいと思うはずです。
したがって、「感情の整理」というのは、好きな自分に近づくための努力だと考えてください。だれのためでもない、自分のための努力です。 P.189〜190
怒りや不安を文章化するというのは以前からやっていましたが、
本書を読み終えて、
「場の空気に遠慮せずいいたことはいう」
「外の空気を吸って感情を揺さぶってみる」
「済んだことは忘れる」
「劣等感のほとんどはノートに書くと消える」
などは、これから実践していきたいと思っています。
「感情の整理」が上手くなりてー!