[ま]禁酒と気圧 @kun_maa
人間ドックに備えて毎日欠かさず飲んでいたビールをやめた。
禁酒を始めてから今日で9日目。
酒さえやめればすべての問題が解決するような気がしてた。
禁酒開始当初は眠りの質が上がったようで睡眠が深くなり身体の重苦しさが減ったように感じた。
その一方で貧血のような立ちくらみのような...
脳に血液が足りない感じというか頭がクラクラする感じが初日から続いていて「完全に体調がいいぜ!」と言い切れるほどすっきりとした実感はなかった。
常用していたアルコールを急にやめたから離脱症状のようなものかもねと思っていたのだけどそれにしては9日経ってもクラクラが止まらない。
おまけに昨日からはズキズキと疼くような頭痛が続いていて肩こりも酷い。
土曜日に鍼灸で整えて軽くなったはずの首肩がけっこうしんどいおかしい。
最近安定していた眠りまでリズムが崩れてしまったようで今朝は早朝覚醒。
ああ、でもこの不調さは懐かしい痛みだ。
愛用している「頭痛ーる」というアプリで確認したらやはり気圧が急降下していた。
近頃ではほとんど影響を受けることもなくなった気圧の変化。
現在の不調は以前気圧の変化で体調を崩していた頃と同じ感覚だ。
ビールで毎日酔うことをやめたら気圧の変化に過敏な自分に戻ってしまったようだ。
アルコールに酔わない全くの素面でいると気圧の急激な変化に三半規管が撹乱されて酔ったようになってしまうのかもしれない。
もともと乗り物酔いしやすい体質。
若い頃は船酔いしないために乗船前に酒で酔っ払ったら船酔い全くしなくて調子良く過ごせたことあったからね←乗り物酔いする人にはこれホントおすすめ
そう思うと頭がクラクラするのも気圧の変化に反応して酔っ払いみたいな状態なのかも。
あるいは禁酒で健康的になった体に降圧剤が効きすぎて血流が脳まで行き渡らないのかも知らんけど。
せっかく禁酒しているのだから禁酒さえすれば体調が良くなってすべてうまくいくと思っていたのになかなか簡単にはうまくいかないものだ。
幸いなことに体調の悪さもあってか「あああああああ〜ビール飲みてー!!」という気持ちになって悶絶することはないので助かってはいるけど。
でも反動なのかやたらと腹が減ってしまい諸々食べ過ぎている。
確実に食いすぎている。
やや過食とも言える食欲だ。
だからビールを飲んでいないのに体重は減ってない。
いやむしろ増えてしまった...
くらくらする〜とか頭痛い〜とか言いながらビールをごくごくする代わりにスナック菓子をぼりぼり貪り肉まんやらパンやらをむしゃむしゃと喰らい健康なんだか不健康なんだかわからない日々を過ごしている←いや不健康だろ
人間ドックまであと6日。
結果を見るのが楽しみだ。
頭痛い。
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[ま]枯ればむ世界で匂いと記憶 @kun_maa
道端に咲いた秋の花々が数を頼りに咲き誇っているようでいてその裏側では近づく冬の足音に怯えているように、僕は君と出会いその輝き弾けるような笑顔と時折見せる繊細な心の美しさに惹かれてちっぽけな自分の本当の姿を知られることに怯えながら恋に落ちた。
誇れるものが何もないくせに何かがあるふりをして自身の虚さを自分で満たす努力を怠ったままで。
自分を強くあるいは優しく見せることばかりに腐心して虚構に積み上げた粉飾まみれの慢心で自身を覆い本当の自分の姿に気がつかないふりをしていた。
時折虚構の隙間を吹き抜ける現実の寒風に寂しい寂しいとつぶやいてばかりいた僕は手当たり次第になにものかに依存してはこれじゃないこれじゃないの繰り返し。
ハリボテの優しさを必死で支えることや自己憐憫に汲々として気がつけば君の姿さえ見失っていた。
砂漠にこぼした一滴の涙が足元の砂礫を一瞬でも潤すことなく消えていくように、結局僕は君に何も痕跡を残すことなく自滅して消えた。
君がいなくなり残ったのは元の空虚な自分自身だけ。
そんな昔のことを思い出したのは君が好きだった北風吹く街の雑踏の中で君の匂いと不意にすれ違ったから。
振り返ったところで君がそこにいるはずもなく匂いと結びついた記憶はいつも鮮烈すぎて僕はそれを持て余してしまうから言葉に綴ってこんなふうに放り投げることしかできない。
匂いとか思い出の消し方とかわからないから、上書き保存できたらいいのに (〈@〉night)
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[ま]油そばのカロリーはラーメンの半分と聞いたので 麺屋 東京かとむら の麻辣油そばを喰らう @kun_maa
油そばのカロリーはラーメンの半分なんだそうだ。
本当かどうか僕は検証していないし、そもそも情報の出処は油そば屋なので信じるか信じないかはあなた次第。
信じる者は救われるっていうしカロリーがラーメンの半分ならラーメンを食べるスピードの2倍の速さで油そばを食べればさらにカロリー半減でまさかの0カロリーじゃね?ってなったので行ってきたよ油そば専門店「麺屋 東京かとむら 川越店」。
麺の量やトッピングの種類が選べるしチャーシュー丼と塩豚汁がセットになった定食なんてのもあるんだけど基本形は「油そば」と「麻辣油そば」の2種類だけ。
だって油そば専門店だから。
店内入ってすぐ左手にある券売機で食券を買うスタイル。
ちなみにお品書きはこちらのとおり。
僕は辛いもの好きなので「麻辣油そば」の中盛(1.5玉)に温玉トッピング。
麻辣系の辛いやつに温玉は鉄板。
待つこと数分で麻辣油そば中盛+温玉がドーンと着丼。
ふわっと立ち昇る特製麻辣醬のいい香り。
油そばはやっぱりよーくかき混ぜて食べないとね。
さあみなさんご一緒に!
ふぉおおおおおおおおおぉぉうぇあああああ!!
ひゃっはあぁぁぁああああひでぶぶぶぶぶぶぅぅ!!!
さあさあよくできましたとさ。
タレと油と温玉がいい感じで混ざり合ってこの魅惑的なてらてら感。
チャーシューのタレを凝縮したような濃い味付けの自家製麺ダレがとんでもなく食欲を刺激する香りを放つ。
濃厚な旨味にまみれたしっかりとした味わいが口の中いっぱいに広がる。
軽い痺れを伴うピリリとした辛さもいい感じで美味しい。
油そばという名前から脂っこくてダメというイメージを抱く人がいるかもしれないけど全然そんなことないから安心してほしい。
デフォルトの味をある程度堪能したところで卓上のラー油と酢をまわしかける。
もちろん激混ぜぜぜぜぜぜぇぇぇええええぇぇ!!
ラー油のいい香りと酢のさっぱりさで味変した油そばはさらに美味しい。
中盛は麺の量が1.5玉なのだけどラーメンと違ってスープがないからぺろっと食べられちゃう。
やっぱりカロリー半分なのかな←
この店には7玉の麺が入る「福盛」という巨大なラスボスみたいな油そばがいる。
そんなのちょっと想像つかないんだけど、どうやって食べたらいいのよって思う。
でもそんな時は別卓に置かれた味変用の油軍団を使うといいだろう。
ガーリックオイルなど各種オイルにマヨネーズまである。
風味をいろいろ変えられるからきっと最後まで飽きずに食べられるんじゃなかろうか。
まあ1.5玉の中盛程度なら必要ないけどな。
よし!次は「福盛」にチャレンジしてみるか(笑)
あああああああそういえば倍速で食べるの忘れたからカロリー0にならないじゃん...
[ま]何度目かの禁酒中でビール断ち @kun_maa
12月11日に人間ドックに入ります。
胃はかなり酷使しているので今回も胃カメラやります。
もう今から胃カメラが怖くて仕方ありません...
すでに高血圧の治療中だし右目の加齢黄斑変性も待ったなしって感じなので今更人間ドックに備えて節制したところで無駄かなあなんて思ったりもしましたが。
あきらめたらそこで試合終了ですよ...?なので、わずか2週間ですが禁酒をすることにしました。
友人たちからは「そんなの嘘じゃん!ww」とか「ストレスたまるからやめなよw」とか「人間ドック終わってから飲み始めたら意味ないんじゃないの」とかいろいろ言われましたが今日で禁酒3日目です。
毎日クラフトビール飲んでいた僕が3日も飲んでないなんて凄くないですか?←
昨日は「あああああー!ビール飲みてー!」ってなってたのですが今日はそんなこともありません。
身体の重苦しい感じは少し解消された気がして体調いいかも。
でもなんだか眩暈というか頭がくらくらする感じがして血流が足りない感じもあります。やはりビールは僕の血だったのかもしれません。
せっかく毎日写真をアップしていた Instagram の投稿を途絶えさせるのも残念なので、事前にビール写真を撮りためて禁酒中もアップしようと思っていたのですが、結局3枚しか撮り溜めできなかったのであと1枚でストックが終了です。
情けない。
計画性皆無。
そんなわけでちょっとの間クラフトビールからは遠ざかり健康な体を取り戻すべく節制しようと思います。
この努力の果てにはきっと美味しいビールが待っているはず←
せっかくだから体重を記録しようと思い久しぶりに体重計に乗ったら壊れていました。
人生そんなもんです。
[ま]あるきタバコ @kun_maa
音楽を聴きながらぼーっと歩いていた帰り道。
ヤニ臭い風が不意に僕の鼻先を吹き抜けた。
前を見ると3メートルくらい先を歩くおっさんの手元にタバコが見え、頭の横の方に煙がぶわーっと流れていった。
歩きタバコかよ、声を出さずに胸の中で吐き捨てわざと大きめに咳払いをした。
喫煙者に対する風当たりは年々強まり喫煙スペースが減り肩身の狭い思いをしているだろうことは想像に難くない。
そんな事情を斟酌して最大限譲ったとしても歩きタバコだけはやめてほしい。
駅近くの喫煙場所で吸ってから歩き出せよって思うし、そうじゃないなら自宅まで我慢しろよって思う。
なんでそんな簡単なことができないのかな。
どうして歩きながらタバコを吸うのかな。
すぐ近くに誰もいないからいいと思っているのか屋外だからいいと思っているのか自分が移動していて煙が分散するからいいとでも思っているのか。
まあすぐ後ろに僕がいるし屋外でもその場にヤニ臭さが漂っているし移動しているからといっても同じ道路を歩いている人には同じ場所を共有しているという意味で真横でタバコ吸われるのと同じだけどね。
そんなことを考えながら歩くのはけっこうストレスである。
非難の意味を込めて盛大に咳き込んでみても聞こえないふりで煙をふかしている。
いやもしかしたらわざとか。
そんなに嫌ならブログでこんなふうにぶつぶつと文句言ってないで直接その場で相手を注意すればいいじゃないかと思われるかもしれない。
いやいやちょっと待ってくれ。
そんな注意をして逆ギレされたらどうするのさ。
十分に偏見があることを自覚しながらあえて言うけど、歩きタバコをしている奴らは見るからに民度が低そうな風体をしているじゃないか。
こう言ったら身も蓋もないけど注意したとしてもとても冷静な話し合いができるとは思えない。
嫌な思いをしている方が危険を冒してまで注意しなくちゃならないなんて何か間違っている。
これだから世界はよくならないんだよ←
歩きタバコをする奴なんて全員◯ねばいいのにって思った。
ああああでもでも人はいずれ全員死ぬのだしほっといても全員死ぬよねって思ったら何だか間抜けな気持ちになって。
それなら歩きタバコ野郎はいますぐ罰が当たって◯ねばいいのに!って思い直してみたものの。
いますぐ目の前の歩きタバコ野郎がいきなり倒れて死んだらそれはそれで面倒なことになるしそんな面倒に何で僕が巻き込まれなくちゃならないんだよとか思ったらもうなんだかバカらしくなっちゃった。
こんなくだらないことをせっかく仕事終わりの解放感の中でごにゃごにゃと考えている自分が嫌になる。
なんで僕が自分を嫌にならなきゃならないんだよって思ったら歩きタバコ野郎への憎悪がマシマシで無限ループに堕ちていく...
もうマジで歩きタバコやめてくれ...
[ま]映画「ボヘミアン・ラプソディ」の巻 @kun_maa
Queen が苦手だった。
ギターオーケストレーションはクラシック音楽を、重厚なコーラスはオペラやゴスペルを連想させられ何となく取っ付き難くて苦手だった。
フレディ・マーキュリーの躍動感ある独特のパフォーマンスも苦手だった。
そしてこれは全くもって Queen のせいではないのだけど過去にはこんなこともあってやっぱり Queen は苦手だなって思いが強まった。
そんな僕が映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観た。
Queen の楽曲が苦手で自分から積極的に聴こうとは思ってこなかった僕ですら彼らの数多くのヒット曲はこれまでの人生の中に織り込まれている。
I Was Born To Love You
Don't Stop Me Now
Radio Ga Ga
Killer Queen
Crazy Little Thing Called Love
Who Wants to Live Forever ...etc.
とても書ききれない。
彼らの曲はどれも幼い頃から何となく聴き覚えのあるものが多い。
それだけ様々な場所で流れていて接する機会が多かったのだろう。
1991年11月24日にフレディ・マーキュリーがこの世を去ってから生まれた人たちでさえ「ああこの曲聴いたことある」って耳なじみの曲がきっと何曲かあるに違いない。
また2011年に流れたフレディ・マーキュリーのカップヌードルCMが印象に残っている人も多いんじゃないだろうか。
この映画にはそんな Queen の名曲の数々が使われている。
映画だからストーリーがありそのストーリー自体はこう言っちゃなんだけどこの手の映画にありがちな平凡な話である。
ざっくりと言ってしまえばフレディ・マーキュリーという個性的で才能ある生意気な青年の苦悩と成長と挫折と愛と成功を Queen という稀有なバンドを軸にして紡いだ物語だ。
僕たちはきっとストーリーというよりは彼らの音楽とその基になった背景のようなものに触れることで感動する。
Queen をリアルタイムで満喫したであろう僕よりもちょっと上の世代の人たちは自分の中の Queen と対峙することで。
Queen なんてよくわかんないという世代は未知の世界の Queen という伝説に触れることによって。
僕がこの作品を観に行った日、映画館で僕の両隣はおじさんだった。
奇しくも僕を含めておじさんが3人並んでいたわけだ。
僕よりも年上っぽい人が左側に僕よりも若そうな人が右側に座っていた。
そして3人とも映画を観ながら後半では鼻をすすって泣いていた。
特にウェンブリー・スタジアムでの LIVE AID とそこに向けて一気に突き進むラストの一連の流れは畳み掛けるように感動の渦に放り込まれるようでヤバい。
Queen が苦手だった僕が泣いていた。
自分が何で泣いているのかよくわからなかった。
自然にぶわっと涙が溢れてきたのだ。
Queen の曲をもう一度ちゃんと聴き直したいって思った。
そしてライブに無性に参加したくなった。
ボヘミアン・ラプソディは僕にとってそういう作品だ。