[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]谷中ビアホールで楽しむ古民家の秋とクラフトビール @kun_maa

谷中霊園近くの古民家をリノベーションした「上野桜木あたり」という施設内にある「谷中ビアホール」を再訪しました。

理由は季節が変わったらまた行ってみたいと思っていたのと、前回使い残した食券の有効期限が切れてしまうからです。

前回訪れたのは夏。

夏の古民家でそよ風に吹かれながら飲むビールも格別でした。 

kun-maa.hateblo.jp

 

JR日暮里駅の南改札から谷中霊園を抜けていくのですが、夏は青々と茂っていた木々の葉もほとんど散ってしまい夏とはまったく違う様相。

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何となく見上げた先の公衆トイレの文字がどことなく恐ろし気なのは僕の気のせいでしょうか。

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「あたり」への曲がり角を示す看板を見落とさないようにのんびり歩いていきます。頬にあたる風がひんやりとして、秋というよりも冬がもうすぐそこまで来ている感じ。

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看板に従って道を曲がった突き当たりに「上野桜木あたり」の古民家があります。

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この古民家の1階部分が「谷中ビアホール」。暖簾がいいよね。

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初めての時は一瞬躊躇しますが、靴は脱がずにそのまま土足で上がって大丈夫。

入り口の突き当たりが注文カウンターになっています。先に空いている席を確保してから注文に行った方がいいですよ。

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基本は食券制なので先に食券を購入します。谷中ビアホールの注文の流れは下の写真のようになっていて、3,000円チケットはちょっとお得。

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僕は前回と同じ場所を運良く確保でき、注文カウンターへ。

土日祝日は午前11時から営業しているのですが、午後1時頃に訪れるとちょうどいい感じの客の入り具合で席も取りやすいかなって思います。その後はなんだかんだで出入りはあるものの比較的混んでいる印象。まだ2回しか行ってないんだけどね。

まず3,000円のチケットを追加購入して前回のものから使っていきます。

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ビールは夏に来た時とまったく変わっていませんでした。少しは違うビールが入っていると楽しいんですけどね。

料理も基本メニューは変化なし。季節の料理が少し追加されている程度です。

古民家の中で美味しいビールと料理が楽しめるというコンセプトがなかったら何度も来たら飽きちゃうような気がします。

 

まずは「アウグスオリジナル」をMサイズで。

前回お店の人に聞いたのですが、Mサイズは390ml、Lサイズは520mlだそうです。

つまみには「フランクフルトの土鍋ロースト」と、秋メニューの「きのこのホイル焼き」を注文しました。ビールは自分で席まで運び、料理は後から届けてくれます。

この窓際の席がほんと気持ちいい。

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透明な淡い黄金色のアウグスオリジナルとスモークのいい匂い香るフランクフルト。

木枠の窓から時々秋の爽やかな風が入り込んできて心安らぐ古民家のなんとも落ち着く風情。早くもひとり飲み至福のひとときの到来です。

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夏には扇風機が置いてあった場所に、アラジンストーブが置かれていました。

冬はかなり寒そうだもんなあ。でも「寒い〜」って言いながらストーブで時々手を温めつつ飲むビールもいいかも。

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注文してから15分ほどで「きのこのホイル焼き」も到着。しいたけ、しめじ、えのきの3種類のきのこがたっぷり入って熱々に蒸し焼きされています。秋の香りだねぇ。

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すだちと醤油でいただきます。香りも旨みもたっぷりでとっても美味しい。

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幸せかっ!幸せだ!

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2杯目はアウグスビールが谷中ビアホールのために作っているというここでしか飲めない「谷中ビール」を同じくMサイズで。

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アウグスオリジナルと同じラガービールなのですが、使っている麦芽とホップの量が通常の2倍ということでアウグスオリジナルと比べるとかなりモルト感もあって濃厚な感じ。それでも苦味はあまり強くなく、すっきりと飲みやすいタイプのラガーです。

 

きのこたちともよく合います。美味いです。

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木の窓枠に吊り下げられた緑にも心が和みます。

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混んでいる時用のスタンディングスペースも当然古民家の廊下。ケグがテーブルの土台になっていたり、さりげなく栗のイガが飾ってあったりといい雰囲気。

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注文カウンターの端っこでも飲むことができます。ここもいい感じだよねえ。ちなみに壁掛けの時計は止まっています。

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秋のきのこメニューの他にも料理が増えていました。

「近江屋さんの大人気チャーシュー」なんて書いてあるのを見ちゃったら食べたくなるじゃないですか。「近江屋さん」がどれくらい有名なのか知らんのですけど。

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やっぱりたのんじゃったよ「近江屋さんの大人気チャーシュー」。確かにこりゃ美味そうです。

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味付けは意外と薄口でさっぱり。噛むと豚肉の旨味や脂の甘みがじゅわ〜っと口に広がります。からしをつけるとさらに美味しい。ビールのつまみにはぴったりだよね。

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谷中ビールと美味しいつまみを味わいながら、古民家の風情にひたって読むKindle本。

ちょうど「復活の日」を読んでいて、人類の破滅に思いを馳せながら享楽的にクラフトビールと料理を楽しむ現実のギャップにそこはかとない罪悪感と快楽を感じつつ。

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そして3杯目で真打「インディア・ペールエール」の登場です。

サイズはもちろんLサイズ。もともとIPA好きというのもあるんだけど、谷中ビアホールでは一番好きなビール。なんていうか一番クラフトビールっぽいんだよね。

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そしてこのIPAには燻製を合わせたいってことでスモーク盛り合わせ。ベーコン、うずらの卵、チーズの燻製がとってもいい香りで美味しいんだよなあ。

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チャーシューと燻製と柑橘系の香りとしっかりとした苦味のIPA!幸せかっ!

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どうにも居心地がよくてついつい長居しちゃうんだよね。

古民家って住むのは面倒くさそうだけど時々遊びに来るにはいいところだと思います。

昭和生まれの日本人のDNAにしっかりと刻み込まれているっていうのかな。

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トイレの扉もすっげー懐かしい。

子供の頃に両親の田舎に行くとこういう扉のトイレでした。

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久しぶりのアウグスビールを楽しみ、美味しい料理と古民家の秋の風情も堪能してすっかりいい気持ちでお店を後にしました。

食券の有効期限に縛られるのが嫌だなあと思ったので今回は食券の使い残しなしで、現金精算もしちゃったのですが、帰り際に「また来てくださいね♡」ってお店の女の子に微笑まれたので、おじさんはきっとまた行くのだろうなあと心踊らされるのであります。単純かっ! 

谷根千ちいさなお店散歩

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谷中スケッチブック―心やさしい都市空間 (ちくま文庫)

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