[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

ぷるんにー(พรุ่งนี้)とはタイ語で「明日」。好きなタイやタイ料理、本や映画、ラーメン・つけ麺、お菓子のレビュー、スターバックスやタリーズなどのカフェネタからモレスキンやほぼ日手帳、アプリ紹介など書いています。明日はきっといいことある。

[ま]「谷中ビアホール」/谷中霊園近くの古民家でまったりと飲むクラフトビールが心地いい @kun_maa

以前から気になっていた谷中ビアホールをひとり飲みの11回目の会場に選びました。

僕のクラフトビールひとり飲みもいよいよセカンドシーズンです。

「ただ美味しいクラフトビールとおつまみを楽しみたいだけなんだ!」というコンセプトは何も変わっていません。

(´-`).。oO(そもそもそんなコンセプトがあることは今初めて明かしたというか考えついたんだけどさ)

 

JR日暮里駅の南改札口に降り立って、谷中霊園へ向かいます。

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とても静かで緑の多い道の両側には谷中霊園が広がっています。夏の日差しは強いけど木陰に入るとけっこういい感じに涼しくて散歩にはいいかもしれません。

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谷中ビアホールは霊園を通り抜けた先にあるので気持ちのいい一本道をどんどん進みます。たぶん、寄り道をしなければ日暮里駅から谷中ビアホールまで10分かかるかかからないかってくらいの丁度いい距離じゃないかな。

 

僕はついつい霊園の中に入り込んでウロウロして迷ってしまったので、けっこう時間がかかったけどね。

夜はちょっと怖そうだけど昼間はとても気持ちがいいのでビールを飲む前にウロウロして汗をかいておくのもいいと思いますよ。いやいや負け惜しみじゃなくてさ。

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徳川慶喜公のお墓には立ち入れませんでした。この葵の紋所が目に入らぬかっ!ってそれは水戸黄門徳川光圀だよ!

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大通りに戻ってフラフラと歩いていると、こんな風景も見受けられ夏らしくていいものです。そろそろ美味しいビールが恋しくなってきました。

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通りにあるこの看板を見つけたら左に曲がって路地に入っていきます。

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路地の突き当りが古民家をリノベーションした「上野桜木あたり」という施設。

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この一番手前の古民家の1階に、目指す「谷中ビアホール」があります。

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入口と暖簾からしてすでに渋い。一瞬土足で上がってしまっていいのか?と混乱しますが靴は脱がずにそのまま店内に入ります。

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まずは席を確保してから注文という手順。もともとそれほど広くない店内がけっこうな数のお客さんで賑わっていたので、僕が訪れた時はこの西日がギラギラと照りつける窓際の席しかありませんでした。暑いぜ、夏!

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お店は完全チケット制。席を確保したら入口正面にあるカウンターでチケットを購入します(有効期限3か月)。あまりたくさん飲むつもりがなければ、その場で現金払いもできます(一応チケットを買ったことにして手続きをしてくれます)。

ただ、それなりに飲むつもりなら3,000円のチケットを購入した方が300円分のサービスが付くので少しだけお得です。僕は途中からそうしました。

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生ビールの種類は全部で4つ。全てアウグスビールのものです。

グラスのサイズはS、M、Lの三種類。

お店の人に聞いたらMサイズは390ml、Lサイズは520mlだそうです。Sは興味なかったので聞き忘れました。

4種類の飲み比べセットもあるので、アルコールには強くないんだけど色々試してみたいって人にはおすすめ。

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僕はまず「ホワイト」をMサイズで注文。

ビールも料理もこのカウンターで注文をして自分で席に持ち帰ります(量が多い時は席まで持ってきてくれます)。

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きれいに白濁したホワイトビールは、オレンジピールコリアンダーを使ったベルジャンホワイトタイプのさっぱりとした味わい。

苦味はほとんどなく、小麦由来の酸味が少し感じられるとても飲みやすいビールです。ベルジャンホワイト特有の香りも控えめなので、ホワイトビールが苦手な人でも大丈夫なんじゃないかな。

 

スモークナッツは僕が想像していたよりもスモーク香がして美味しかったです。できればもっと量が欲しいところ。ちょっと少なすぎませんか。

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Mサイズのグラスと並べるとかなり小さいことがお分かりになるだろうか...

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こちらは「あさりのビール蒸し」。この店のおつまみ系では最も高額な900円だけあってさすがに美味しい。

酒蒸しよりもスッキリした感じの風味とビールのほどよい苦味が効いていてつまみであることを忘れてバクバク食べてしまいました。

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ひとり飲みウェーイって感じ。それにしても西日がギラギラと照りつけて暑い。

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そんな時は昔懐かしいレトロな雨戸が役に立ちます。

完全に閉めてしまうと風も入らなくなって暑いので自分に日差しが当たらない程度に閉めて、日の陰りに合わせて調節するのがいい感じですよ。

これぞ古民家の風情。

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2杯目は谷中ビールをMサイズで。

アウグスビールがこの谷中ビアホールのために作ったオリジナルビールで、使っている麦とホップの量が通常の2倍という贅沢さ。ここでしか飲めないそうです。

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ビールらしいビールというとなんか変だけど、クセがなくてまろやかなビールです。

聞き忘れたけどたぶんラガーなんだろうなあって感じの安心感ある味わいです。逆にクセがなさすぎて残念かも...

 

せっかくなので店内を散策。撮影の許可はちゃんと取っています。

入口です。

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トイレと2階(別のお店)への階段。なんだか懐かしすぎるだろ。

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敷地内には別のお店もあります。

どこもレトロな感じをうまく利用していますね。まるで子供の頃の世界に迷い込んだような不思議な気持ちと両親の実家を思い出しました。

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このパン屋さんでバゲットを買って谷中ビアホールのアヒージョに合わせます。ビアホールではバゲットを用意していないとのことです。

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こちらが裏側の入り口ですね。パン屋さんへバゲットを買いに行く時はこちらから出るのが便利です。

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昭和13年に建てられたという古民家だけあって風格があります。僕の父親が1歳の時の建物なんですね。そりゃ古いわ。

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席に戻って次のビールに進みましょう。

Mサイズだとどうもすぐに飲み終わってしまって物足りないので、次はLサイズにしてみました。もっとゆっくり飲もうよっていつも思うんですけどね。

これがアウグスオリジナル(Lサイズ)です。日本人には馴染み深いラガービール。澄んだ黄金色がきれいですね。

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香りが爽やかですごく飲みやすいラガービールです。日本の一般的な大手のビールと比べても全く遜色なく美味しいですし、苦味は抑え気味なので苦いのが嫌いな人でもギリでいけそうな感じ。

メニューには微炭酸と書いてありましたが普通に炭酸がシュワシュワしていて喉越しもよかったです。

 

強烈な日差しがなくなってくると、窓際の席はそよ風に包まれてとても気持ちがいいです。これは長居しちゃうよ。だって落ち着くもん。

なんだか夏休みに親戚の家にでも遊びに来たみたいな感じ。

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最後の一種類は僕が大好きなIPA。アウグスビールのIPAはどんな感じなのかワクワクします。一番好きなものは最後にとっておくタイプです、はい。

サイズはもちろんLサイズ。美味しいビールは見た目もシュッとしてかっこいいです。

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味は典型的なIPAというかIPAの模範生という感じで、フルーティーな香りと強い苦味がしっかりと主張していて美味しいです。

模範生なので美味しいけれど特別驚愕するような体験もないわけで、アウグスビールは全体的に万民受けするような模範的な味わいのビールが多いなって感じました。

これは決して悪いことではないのだけど鮮烈な味わいのクラフトビール狙いできた者には、少々物足りなさが残るのも事実。

 

おつまみの追加はスモーク盛り合わせ。

うずらの卵とチーズ、ベーコンのスモークセット。少しずつだけどとても香りがよくてIPAのような苦味が強いビールにはよく合います。

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そりゃこんな感じで楽しみますわな。窓から入ってくるそよ風を感じながら飲むビールってほんと美味しいんだよねぇ。最初はギラギラとした直射日光に何の嫌がらせ席だよって思ったけど、この席ってもしかして特等席じゃない?

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最後のビールはアウグスオリジナルにするかIPAにするかで地球3周半くらい迷ったのですが、もう一杯IPAでガツンといくことにしました。

そしておつまみにはIPAに合いそうなフランクフルトの土鍋ロースト。

土鍋で出てきたらどうしようと、ちょっとドキドキしましたが普通に皿に乗って出てきたので安心しました。そしてとても美味しそうです。ってか美味しい。

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そしてやっぱりこうなります。最高か!

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お店自体にクーラーがないので、扇風機と団扇と窓際のそよ風が宝物。

それでも古き良き建物は猛暑から僕たちを守ってくれています。

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やっぱり窓際席最高だわw あ〜!夏休み〜♪って感じ。

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調子に乗って少々飲み過ぎました。いい気分でお店を後にします。

ちなみにこの使用済みのチケットを15,000円分集めると好きなビールのSサイズと交換してくれるという特典付きなので使用済みのチケットは捨てずに取っておきましょう。

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夕暮れ迫る谷中ビアホールを後にしてとぼとぼと谷中霊園に引き返します。

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今日もいい気持ちで酔っ払ったなあ。

こんな日々がいつまでも続くといいのにってなんとなく思いながら、日暮里駅までの霊園内の大通りを鼻歌まじりによたよたと歩いていくのでした。

 

ああ、やっぱり僕は心の底で旅に出たい...って思っている。

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