[ま]僕は一体何に耐えているのだろう/左の肩甲骨下のストレスの塊 @kun_maa
僕はちょっと体の調子が悪いなって思ったときは、調子を整えるためになるべく早めに鍼灸院に行くことにしています。
僕が通っているところは、脈診流経絡治療という流派(?)の鍼灸院。
街中で見かける一般的な鍼灸院とは少し毛色が違いますが、以前整形外科医に「手術しかないね」って言われた首の痛みと腕のしびれを治してもらって以来、信頼して通い続けています。
脈をとるだけで体調を言い当てるのは、今ではもう慣れてしまいましたが最初の頃はかなり驚きました。
僕が治療に訪れると、いつも鍼灸師さんからは「まーさんの体は正直で分かりやすいですね」って言われます。
これは別に「口じゃ嫌がっていても体は正直なもんじゃねえか。こんなに感じてやがるぜ。ぐへへへ...ペロリ」などという意味ではもちろんなくて、ある意味教科書どおりに体の不調が出るべき場所に出るということです。
だから治療はとてもやりやすいようですが、分かりやすい症状とはいってもかなり頑固に凝り固まってしまっているのでそう簡単には治りません。
僕の一番の特徴は左の肩甲骨の下の部分の筋肉がゴリゴリに凝り固まることです。
ちょうどいいフリー素材がなかったのでちょっとわかりにくいかもしれませんが、赤丸をしたあたりが石のように固まってしまいます。
この部分が凝り固まることで上下の筋肉を圧迫し、それが肩こりや腰痛の原因ともなっているそうです。
肩が上がったり横隔膜が硬くなったりして呼吸が浅くなり、呼吸ができなくなることで上半身がのぼせ状態になったり、脳に酸素が足りなくなったりする原因ともなります。
つまり僕の体調不良の諸悪の根源みたいなもんです。
では、どうしてこの部分が凝り固まってしまうのかというと、簡単に言うとストレスが原因なんだそうです。
よく「何を我慢しているのかわからないけど、これはもう必死で何かに耐えているって言ってもいいくらいひどい状態だよ」って鍼灸師さんに言われます。
こればっかりは、僕の性格だからいい悪いじゃなくて仕方ない部分もあるけど、もっと発散しないとダメだよって割と真顔で言われてます。
でも、一体僕は何をそんなに耐えているのでしょう。自分でもよくわかりません。
いや、本当はわかっているんだけどあまり考えないようにしているのかも。
考えると怖くなるから。
ストレス、嫌なことって何だろうって考えると、実は日常生活のほとんどのことが嫌なことばっかりなんです。
毎日仕事に行くのも嫌だし、働くのも、くだらない会議に付き合うのも、冷え切った家庭内のことや子供の学費や生活費の心配をするのも、人混みに揉まれるのも、知らん奴に足を踏まれるのも、雨の日に出かけるのも、彼女に会えないのも、人に冷たくされるのも、飯がまずいのも、眠りが浅いのも、過去を悔やむのも、未来を憂えるのも何もかも考えてみるとほとんどのことは嫌なことの繰り返しなんですよ。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いってね...全然違いますね。
ひとつひとつのことは大したことではないのかもしれないけど、それが澱のように気持ちの中によどみながら溜まっていく感じ。
たぶんそれが、僕の左の肩甲骨下のゴリゴリとした固まりになっていくんだと思います。そして、発散の仕方も下手くそなんだよね。だってどうしたら発散できるのかよくわからないんだから。
どうしてこんな性格なのかなって時々悩みます。すぐ忘れるようにするけど、やっぱりそういうのも少しずつ残って溜まっていきます。
性格的に社会生活に向いていないのかもしれません。
でも今更、性格を変えるのはなかなか難しいです。無理に変えようとすればきっとそれが新しいストレスになります。
ほんと真面目に考えると途方に暮れちゃいます。
だから普段は考えないように考えないようにしてごまかしているんですね、たぶん。
生きるための知恵っていうの?違うか。
ただ、こんな僕でもタイをひとり旅している間は全くストレスを感じないし、よく眠れるし、毎日炎天下をガンガン歩き回っても、朝までディスコで騒いでいても疲れないんですよね。背中にゴリゴリした固まりなんてできないし肩も凝らないんです。不思議ですね。なんか急に話が斜め上にぶっ飛んだ感じがするけど気にしない。
たぶんこのあたりに僕のストレスの塊を解消するヒントがあるのだと薄々感じているのですが、もう2年もタイに行けてなくて、次はいつ行けるのかもわからなくて考えたらちょっと泣きたい。
タイにも行けずにストレスを溜め込みながら、僕は一体何に耐えているのだろうか。
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