[ま]光で起こす目覚まし時計「inti(インティ)」を使ってみたよ【モニター体験】 @kun_maa
以前、光で起こすという珍しい目覚まし時計が発売予定ということで使ってみたいなあというエントリを書いたところ、発売元であるムーンムーン株式会社の竹田社長さんから、モニターとして使ってみませんかというメールを直接いただきました。
当初は4月下旬の発送ということでしたが、量産前にプログラムの不具合が発見されたとのことで、僕の手元に届いたのは結局6月の下旬となりました。
事前の竹田社長とのメールのやり取りで、製品の提灯記事ではなく、モニター体験をしてみた結果、つまらない製品だったらつまらないと正直に書いてかまわないという許可もいただいていますので、1ヶ月間使ってみた感想などを含めて、inti(インティ)について書いてみます。
<inti(インティ)とは>
inti(インティ)の名前の由来はインカ帝国の伝説上の太陽神。普通の目覚まし時計のように音で驚かせて起こすのではなく、その名前の由来のとおりに太陽のような光を使って起こす目覚まし時計です。
キャッチフレーズの「目覚まし時計は"音"から"光"の時代へ」のとおり、最大80,000ルクスの明るさ(光源から1cmのところ)を誇ります。
そうは言っても、実際にはそんな近くで使うことはありえないので、25cmほど離れたところでの2,500ルクスの明るさが基準となります。
この2,500ルクスという明るさがポイントです。
2,500ルクス以上の明るい光を目から浴びると人間というのは、目覚めを促す脳内物質のセロトニンが活性化するといわれていることから、自然な目覚ましとして有効なんだそうです。最低2,500ルクスね。
<機能>
インティは「光で起こす目覚まし時計」ですが、機能としてはただ光るだけではありません。箱の裏にざっくりと書いてありましたが、4つの機能があります。
光の目覚ましのほかに、光でリラックスさせる効果や音や光の点滅を使った寝過ごし防止対策も用意されています。
<本体と付属品>
箱を開けると本体、電源アダプター、携帯用の巾着袋、説明書、ロゴのステッカー、睡眠読本が入っていました。
本体の直径はほぼ iPhone 6 と同じくらいのコンパクトさで場所をとりません。
すごい光量だということなので、もっとデカいのかと思っていましたが、この大きさは意外でした。LEDって偉大だなあ。
ダンボーと比べてもそのコンパクトさがわかると思います。
インティの光には色合いが3系統あり、それぞれ1〜10段階で細かく調整することができます。
ちょっとわかりにくいんだけど、これが「暖色+昼白色」です。
そして次がリラックス効果の高い「暖色」。
最後がまぶしい「昼白色」。こいつでばっちり目覚めさせるって寸法です。
<使用方法>
本体についているタッチボタンで全ての操作及び設定が可能です。ボタンといっても、タッチ式なので押すのではなく指で表面をタッチするだけ。
最初は要領がよくわからなくて、一生懸命押していて「反応が悪くて使い物にならんなこれは!」って思いましたが、押すのではなく軽くタッチするとしっかり反応します。
危うく「ボタンの反応が悪くて使えない!」と書くところでした。使う人間が機械についていけてない感が漂いました。
本体で直接操作する以外にも専用のiPhoneアプリがあって、Bluetoothで簡単に接続して、iPhoneから操作することができます。
これはとっても使いやすくてよかったです。
時間や音楽などの設定はパターンA、Bと2種類登録できます。
「Thunder」というのはスヌーズ機能で、雷の音(とても優しい雷音です)と光の点滅で二度寝を防ぐ機能なのです。
音楽を設定することで、時間になるとiPhoneから音楽が流れて目覚ましになります(光で目覚めてないじゃん...)。音楽は付属のなごみ系のほか、iTunesからも選べます。
これがアプリのホーム画面。
現在はiPhone用アプリのみですが、Android用も近々リリース予定だそうです。
基本操作法については、YouTubeを見るのがわかりやすいですね。動画に丸投げ!
エナジーライトinti(インティ)基本操作説明 光目覚まし時計 - YouTube
<1ヶ月使ってみた感想>
のっけから言ってしまうと、残念ながら光だけでは目が覚めませんでした。
光で起こす目覚ましや〜い(」´Д`)」オォ━━━━━━イ!!
これは、寝相とインティの設置場所に左右されるのでしょうが、僕の場合は下の写真のような使い方をしていたので、起床時間に顔が偶然インティの方を向いていない限り、光っていること自体に気づきません。
「広範囲を強い光で照らします」と書いてありますが、顔が反対側を向いていたらさすがに気づくわけないですよね。インティの置き場を左右に動かしても、翌朝の僕の顔はなぜかインティと反対側を向いてばかり( ꒪⌓꒪)
僕は寝場所の関係で、上の写真のような設置しかできなかったのですが、次の写真のように頭の上に設置すれば、光が届く範囲が広がって、光だけで目覚める確率はかなり高まるのではないかと感じました。
これなら左右どちらを向いて寝ていても光を感じそうだよね。
実は1ヶ月使っている間に、光で目覚めたのは2日間だけ。あとは本体の音やiPhoneの音楽、雷スヌーズで目が覚めました。
全然光の目覚ましじゃないじゃんって思いましたよ。
だって30日以上使って、たったの2日間だけですよ。正直なところ期待はずれな感じは否めませんでした。そりゃそうでしょ。
がっかりしてホームページを読んでみると、次のような説明が書いてありました。
初日からうまくいく方が多いですが、なかには3ヶ月程、時間が掛かる方もおられます。ただ、根気強く続ける事で多くの方にご満足いただいております。起床時に光を浴びるというのを日々繰り返していただけますと幸いです。
たとえ光で目が覚めなくても、とりあえず目覚めた時にインティの発する強い光をしばらく浴びることが安定した睡眠のためにいいみたいです。
残念ながら、1ヶ月というモニター期間もすでに過ぎてしまい、そろそろブツをお返ししないといけないものですから、光を浴び続けるとやがて光だけで目が覚めるようになるのか、眠りが改善されるのかというところまではわからないという結果となってしまいました。本当に残念です。
でも、光だけで起きることができたときはやっぱり気持ちがよかったな。ちゃんと使いこなせれば、目覚めの質を高めるのにはけっこういいかもしれないです。
それにしても、多くの方が初日からうまく光だけで目覚めるというのは、かなり誇張じゃないかと思っているのですが、実際はどうなんでしょう?
さっぱり光で目が覚めなかった僕が少数派なんでしょうか?
光だけではほとんど目覚めることはできませんでしたが、インティが発する音やアプリの音楽はとても優しい音なので、やかましい目覚ましで起きるよりは、いくらか気分よく目覚められたかなという気はします。
以上、僕のinti(インティ)モニター体験記でした。
たぶん合う人は光だけでばっちり目が覚めるのだと思いたい...こんな結果でごめんね!ごめんね!
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