iPhoneで撮った写真は、今まで「ポラロイドカメラ Z2300」にUSBケーブルを使用してパソコン経由で写真データを移してプリントしていました。
これはこれで簡単にプリントできるし、台紙がシールになっているのでモレスキンに貼ったりするのにちょうど良かったのですが、生来のものぐさな性格が災いしてiPhoneからその都度データを移すのがめんどくさくなっちゃったんですよね。
それで、ほとんど使わなくなっちゃいました。
もともとプリンターではなくポラロイドカメラなので、カメラとして使えばなんの問題も無いのですが、iPhoneで写真を撮るようになってからカメラ類は一切持ち歩かなくなってしまい、カメラとしても使うのがめんどくさくなってお蔵入りです。
なんとまあもったいない。
それでも時々、iPhoneで撮った写真をモレスキンに貼ったり、人にあげたりということが簡単にできればなあと思うことがあり、以前からWi-Fiを使ってスマホから直接写真をプリントアウトできる「スマホdeチェキ」というプリンターが気になっていました。
あれ?なんでこんなところに「スマホdeチェキ」の箱があるんだろう?まあいいか。
箱の中身はプリンター本体、リチウム電池(CR2)2本、保証書、説明書です。
ACアダプターも使えるのですがコードは別売りになっています。
とりあえず付属のリチウム電池を入れてみます。
次にフィルムパックを本体に装填します。
フィルムはAmazonで50枚(10枚×5パック)のセットが安く売っているのでそれを使うのが一番経済的のようです。
箱の中はこんな感じで10枚が1セットになった個包装になっているので、一度にたくさん使わない時も安心です。
フィルムセットの封を開けると、中には黒いフィルムパックが入っているので、本体とフィルムパックの黄色い印を合わせてセットします。
ポンって感じで入れるだけなので、誰でも簡単にセットできます。
フィルムパックを入れたら、本体の蓋を閉めます。
すると自動的にフィルムの保護シートが排出されます。これはいらないものなので捨ててしまいましょう。これで本体の準備はOKです。
次にスマートフォンのアプリをダウンロードします。iPhoneならApp Storeで、AndroidならGoogle playで「instax SHARE」を検索するとアプリが表示されます。
もちろん無料です。
まず最初に「設定」からプリンターの設定を行います。
要はWi-Fiの設定をするだけなので、すぐに済みます。
でも、プリンターのWi-Fiと接続して写真データを送るため、家の中で普通にWi-Fiを使っている時はすぐにそちらを拾ってしまい、なかなかプリンターのWi-Fiに繋がらないことが多いです。
そんなときはホーム画面から「設定」→「Wi-Fi」と進んで、「INSTAX」の名前がついたWi-Fiを選択すればOKです。
繋がったら、パスワードの設定を行います。初期設定は「1111」なので自分の好きなパスワードに変更します。
これで設定は全て終わったので、早速写真を撮ってプリントアウトしてみましょう。
アプリから「カメラで撮影」を選択します。
撮った写真は、編集画面で簡単に「拡大」「縮小」「回転」ができます。
また、フィルターは何もなしからセピアまで4種類から選べます。おすすめは左から2番目の「intelligence Filter」です。画像がシャープになりプリントに最適化されます。
さらに各種テンプレートも用意されていて、文字の入力なんかも可能です。
けっこう便利です。遊べます。
実際のプリントはほんの数秒で終わります。
最初は画像が出ていませんが、待っていると次第に画像が現れます。
ポラロイドZ2300でプリントするよりも画像はきれいな印象です。
Facebookやinstagramにアップした写真とも連携できます。
Facebookだとこんなふうに、自分のFacebookアカウント上の写真から選択できます。
こんな感じでFacebookの投稿形式でも、普通の写真としてもプリントアウトできます。
instagramも自分がアップした写真の中から好きなものが選択できます。
実際にもう一枚、instagramから写真をピックアップしてプリントしてみましょう。
こんなふうにFacebook同様に投稿形式でもプリントできますが、今回は写真のみでコメントを別途入れるようにプリントしました。
一番最初に撮った写真と一緒にモレスキンに貼付けてみました。単純な画像はかなりきれいな感じなのですが、複雑になったり色が多くなったりするとやはり画質は落ちます。
文字もちょっと薄くかすれたような感じになってしまいました。
まあ、ちょっとしたものをプリントして残しておくんだっていう程度の使い方ならこの程度の画質で十分だと思います。iPhoneにはデータが残っているわけだしね。
また、「リアルタイムテンプレート」という機能があるんですが、これは写真を撮った場所のデータを写真の中に残すことができるものです。
アプリから「リアルタイムテンプレート」を選択すると、こんな表示が出ます。5分以内に写真を決めなくちゃ!
実際の出来上がりはこんな感じです。記念や記録写真にいいですね。これも軽くてどこにでも持ち運べるプリンターならではの機能です。
一通り使ってみて、その手軽さやプリントの速さには大満足です。画質もこの程度だと思っていたし、Z2300よりも概ねきれいなので買ってよかったなとは思っています。
ただ、いい部分ばかりではありません。残念な点も3点あります。
①プリンターにWi-Fi接続中は、SNSとの連携機能及びリアルタイムテンプレート機能は使えません。
結局、Wi-Fiをプリンターとの接続に使用しているので外部とのネット接続ができないんですよね。こんな表示が出てしまいます。
一旦、プリンターとのWi-Fi接続を切って、SNSなどと連携してプリントする準備ができたところで再びプリンターとのWi-Fi接続を行ってプリントアウトすることになります。慣れちゃえばなんてことない手間かもしれませんが、最初はちょっと戸惑うしめんどくさいなあって思っちゃいました。
②カメラロールにある写真のプリントはものすごく時間がかかる
これはカメラロール内の写真の枚数に大きく影響されるのでしょうが、僕の場合は7,500枚以上の写真がカメラロール内にあります。アプリからこれらの写真をプリントアウトする項目を選ぶとなかなかカメラロール内の写真が表示されません。
まるで壊れたの?ってくらいに長く感じます。正味は5分ほどですが、完全にフリーズ状態になります。これはかなり困った症状です。昔の写真は急いでいるときにはプリントできません。解決方法があるといいのですが・・・。
この表示が出るまでが長く、一度表示されても違う画面に進んでから戻ると、また最初からやり直しになるのですごく時間がかかりました。
③プリンターのオートオフ機能が速すぎて調整もできない。
一定の時間操作を行わなかった場合、自動的に電源が切れるオートオフ機能がついているのですが、これが作動するのが速すぎるんですよ。ちょっと写真を選んだりフレームやフィルターを選んだりしているとすぐに電源が切れてしまいます。
リチウム電池を使用しているので節電は大事だとは思うのですが、一回電源が切れるとまたWi-Fiの接続をやり直さないといけないんですよ。これがけっこうめんどくさいです。なんとかならんものでしょうか。
以上の3点が「スマホdeチェキ」を一通り使ってみて感じた残念な点です。
この残念な点を含めても、今までポラロイドカメラをプリンター代わりにしていたことから考えれば、格段にiPhoneで撮った写真のプリントアウトが楽になりました。
これならめんどうになって使わなくなる事もないと思います。なんてったって、iPhoneからデータのやり取りをすること無く、直接プリントできるっていうのがホントいいです。
大きさもこの程度で、どこへでも気軽に持って行けます(写真はiPhone 4sとの比較)。
撮った写真を気軽に手帳なんかに残しておきたいけれど、ポラロイドやチェキなどのカメラを持ち歩くのはめんどくさい。できればスマホで撮った写真を簡単にどこでもプリントしたいっていう人にはとってもおすすめです。
やっぱり「めんどくさくなくて簡単」は正義!
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