[ま]クワン・リアム水上マーケット(ตลาดน้ำขวัญเรียม)/悲恋の舞台も今やタイ人で賑わう水上マーケットに @kun_maa
「プレーン・ガオ」というタイ版「ロミオとジュリエット」のような悲しい恋の物語があります。原作は1936年に発表され、これまで何度も映画化されています。
その舞台となっているのがバンコク郊外にあるバン・カピ地区のセーンセーブ運河沿いの農村です。
その場所にワット・バーン・ペンというお寺があって、運河沿いに水上マーケットができていると聞いたので、行ってみました。
行くと言っても、詳しい場所も地図もないのでとりあえずタクシーを止めて運ちゃんに「クアン・リアムの水上マーケット知ってる?」って聞いたら、水上マーケットはよく知らんけどクアン・リアムの場所は知っていると言うので、早速乗り込み出発。
その時泊まっていた宿がトンローにあったので、タクシーでトンロー通りを北へ向かいます。タクシーはさらに北上し、ラムカムヘン通りに入ってどんどん進んで行きます。
あれ?これってミンブリーに行く道だよなって思っているうちにも車はどんどん走ります。ここってもうミンブリーじゃない?
土曜日の14:00頃だったのですが途中で渋滞もあり、目的地に着いたのは約50分後。タクシー料金135バーツ(約405円)でした。もっと近場かと思っていました。
とりあえずタクシーを降ろされた場所はなにやら閑散としています。ホントに水上マーケットなんてあるの?
人の声がする方に少し歩くと、なにやらそれらしきものが見えてきました。広い敷地に屋根がかかっていて大勢のタイ人で賑わっています。
たくさんのお土産屋や大きな飲食スペースが広がっています。
なぜか自信満々のスーパーマンや謎の水牛マンもいました。
おもしろいタイ語のTシャツも売っています。僕はしゃべらないと韓国人と間違われるのですが、最初まけてくれないと言っていたこの店の主人は僕が日本人だとわかったら安くしてくれました。1枚180バーツを3枚で480バーツ。
そんなお土産通りと飲食スペースを通り抜けると、セーンセーブ運河に突き当たり、ようやく対岸の水上マーケットが見えてきます。
水上マーケットというと、小船がたくさん出ているイメージがありますが、ここは水上マーケットというよりは、運河沿いマーケットって感じです。
とは言え、一応船のお店も接岸して営業しています。船のお店に注文して、岸辺に座って食べるって感じですね。
運河沿いの建物の中には飲食店やお土産屋が並んでいます。お客はみんなタイ人ですね。僕が行ったときは外国人や日本人の姿は見かけませんでした。
乗り合いボートが運行されていて、1人20バーツで運河を往復しています。
乗り合いボートのガイドは子供がやっていました。タイ語でいろいろ説明していましたが、僕はほとんどわかりませんでした。
運河沿いの民家などをボートから見て回ります。ただセーンセーブ運河を往復するだけですが、のんびりとしていい感じです。
運河に面して、飲食店が並んでいます。水は汚いけどドブ臭さはそれほど感じないので、運河を見ながら食事をするのも気持ち良さそうです。
乗り合いボートから降りたら、いろいろつまみ食いしながら市場を見て回りましょう。
ここの豚肉の唐揚げは美味しかったです。
巨大なロティの店。1つ30バーツ。
表面はパリパリで中はしっとり。ちょうどいい甘さですごく美味しかったなあ。
ロティのお店の横には、作る人がパフォーマンスをするミルクティーのお店もありました。マレーシア風ですね。
この焼き鳥は甘辛いタレがとても美味しくて、ご飯かビールが欲しくなりました。
1本30バーツ。
他にもいろんなお店があります。本当にタイって食べ物が豊富だよね。
カブトガニもありましたよ。食べなかったけど。
せっかく水上マーケットにきたので、クエッテイオ・ルア(船そば)も食べました。
運河を眺めながら食べるクエッテイオ・ルアはやっぱりいいものですね。
このそばは昔、船でそばを作って売っていたものの名残で「船そば」と呼ばれています。豚や牛の血入りのスープはコクがあって、量は少ないので何杯でも食べられそうです。
クワンとリアムにちなんだ祠や二人で水牛に乗っている像もありました。
家族連れも多いけど、カップルで来ているタイ人も多かったです。お寺ではお坊さんにお供え物をしてお祈りをしてもらうカップルがひっきりなしにやって来ていました。
僕の好きなカオラーム(竹の中に甘い餅米が入っているお菓子)も売っていました。
ボートに乗ったり、食べ歩きをしながら一通り見て回って2時間ってところでしょうか。
場所的にはミンブリーにあたると思うので、帰りはセーンセーブ運河ボートのミンブリー側の終点であるワット・シー・ブンルアンまでタクシーで行って、そこから運河ボートでバンコクの中心に帰ることも考えたのですが、ちょうど知り合いから電話がかかってきて、夜はトンローの屋台街で夕飯を一緒に食べる約束をしたので、またタクシーでトンローに戻ることにしました。
水上マーケットの入り口から大通りまで無料のカートが出ているので、それに乗って大通りまで出ます。バンコクに戻るには反対車線でタクシーを拾った方がいいので、歩道橋を渡って反対側に行きます。
これが水上マーケットのあるワット・バーンペン・タイの歩道橋から見た入り口です。
流しのタクシーを拾って帰ろうと思い、1台目のタクシーを止めて行き先を告げ乗り込むと、なぜかメーターを動かしません。「メーターを使ってよ!」って言ったら「メーターは壊れている」って言うじゃないですか。
うわっ!久しぶりにめんどくさいタクシーに当たっちゃったなあって思いました。きっと値段交渉に持ち込むつもりだなと思いながら、「メーターが壊れているんじゃ降りるよ」って言ったら素直に止まって降ろしてくれたので、本当にメーターが壊れているだけで悪気はなかったようです。200メートルくらいはタダ乗りです。それにしても、メーターが壊れているなら客を乗せるなよ。
次に止めたタクシーはメータも壊れていなかったので、無事にトンローに向けて出発。途中けっこう渋滞にハマりましたが、トンローまで1時間ちょっとで戻って来れました。タクシー代160バーツ。
クワン・リアム水上マーケット(ตลาดน้ำขวัญเรียม)は、土日のみの開催です。平日はやっていないので、お出かけの際はご注意を。
今回は往復タクシーを利用しました。タクシーで行く場合はスクンビットのトンローかエカマイあたりで車を拾って行くのが比較的行きやすいと思います(時間的、料金的に)。
他には、伊勢丹の近くのプラトゥナームからセンセーブ運河を航行する乗り合いボートでミンブリー方向の終点(ワット・シー・ブンルアン)まで行き、そこからタクシーを使うと時間もお金も節約できるんじゃないかなって思いました。
バンコクから手軽に行ける水上マーケットだし、ローカル色も楽しめるので意外と楽しいですよ。
もうタイに帰りたくなっている @kun_maa でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
このブログを気に入っていただけたら、下のボタンからツイートやいいね!、お気に入り登録などしていただけるととてもうれしいです。
また、RSS登録していただける方はこちらのボタンをご利用ください。