最低気温24度のタイから寒い日本に帰ってきて、身も心も縮こまっています。
今日から仕事なんですが、まともに復帰できるのでしょうか。
それはさておき、今回の旅で訪れたバンコクのおもしろいタイ料理店をご紹介。
場所は、バンコク市内を流れる大河チャオプラヤー川にかかる橋のひとつ「ラーマ7世橋」の船着き場の横です。バンコクの中心部からはちょっと離れていて、お隣のノンタブリー県というところになります。
行き方は、チャオプラヤー・エクスプレスボートという乗り合いの公共ボートを使います。僕は王宮、ワット・プラケオ近くのター・チャーンという船着き場から向かって右方向に向かうボートに乗りました。バンコク市内から向かう場合は、どこの船着き場から乗っても、右方向に向かうボートに乗ってください。
ター・チャーンの船着き場から約15分ほどで、ラーマ7世橋船着き場に到着します。
タイ語だと「サパーン・プラ・ラーマ・ジェッ」とボートの車掌がコールしますが、よくわからないこともあると思うので、王宮付近から乗った場合は橋を3個くぐって、その後に現れる2つの橋が連なった下をくぐったところの船着き場と覚えておきましょう。
このチャオプラヤー・エクスプレスボートですがけっこう混み合います。僕が乗ったときも人がぎゅうぎゅう詰めに乗っていたので、普通は車掌が料金の集金に来るのですが手が回らないようで、結局タダ乗りしてしまいました。良い子はマネしちゃだめだぞ。
ラーマ7世橋船着き場を降りたら、左手に歩きます。
なにやら大掛かりな工事をやっていて、その重機が邪魔で店が見えなかったので、最初は「ああ、この工事のせいでご座敷食堂はなくなっちゃったんだな」って思いました。
しかし、そうではなかったんですね。この工事現場を通りすぎると、そこには川縁の空き地を利用したご座敷食堂が広がっていました。
この空き地にござを敷いてちゃぶ台を置いているという場所は、下川裕治氏の「週末バンコクでちょっと脱力」という本で知りました。本を読んだときは、このようなスペースの周囲を屋台が囲んでいて、いろんな店から食べ物を注文するスタイルを想像していたのですが、そうではなくて空き地の奥に店を構える「ローンレー」というタイ料理屋が行っているものでした。
メニューによると営業時間は毎日11:00〜24:00。扱っている料理は普通のタイ料理、イサーン料理(東北地方)、南部の料理と幅広いです。
このござを敷いてある空き地からは堤防があるために立ち上がらないとチャオプラヤー川は見えません。川を見ながら食事をしたければ、ローンレーの本店の方に行けばテラス席があって川を見ながら食事をすることができます。また、トイレは本店の中にあるトイレを使います。
僕が注文したのは、焼き赤貝、ナマズのサクサクフライサラダ、ラープ・ムーという豚のひき肉のスパイシー香草和えの3品。
それにリオ・ビールというちょっと安めのビール。
川は見えませんが、一応涼しい川風は感じることができるし、なんといっても地べたにござを敷いて、ちゃぶ台で食べるタイ料理というのも風情があってとてもいいものです。
メニューはすべてタイ文字なので、タイ文字が読めない人はガイドブックなどで事前に食べたいタイ料理名を覚えておいて、「◯◯ある?」って聞いちゃった方が早いと思います。
メニューはあまり冊数がないみたいで、他の客が来ると下げられちゃいます。
僕は料理を追加しようと思ったときに、またメニューを持ってきてもらうのもめんどくさいので「イサーンのソーセージある?」って聞いたら、「ないけど、◯△◇ならあるよ」って言われて、なんだかよく聴き取れなかったけど「じゃあそれ!」って言って出てきたのがこの料理。
モツとニンニクを油で揚げてある料理。これがすっげー美味かったです。未だに料理名わからないけど。ビールのつまみにぴったり。
夜にはささやかにイルミネーションなんかも光りだします。こういうのいいよね。
川風は気持ちいいのですが、やはり川沿いなんで蚊は多いです。僕の頭の上には蚊柱が2本くらい立っていました。そこさえ気にしなければ、ばか騒ぎする外国人もいないし、のんびりとしたタイのローカルな風情を楽しむことができます。
料理4品とリオ・ビールの大瓶2本で385B(約1,150円)でした。料理はどれも美味しかったです。
さて、このお店に来るときはチャオプラヤー・エクスプレスボートを利用しましたが、このボートはだいたい19:30くらいで終わってしまいます。
ボートで帰りたい場合は、早めの時間に利用した方がいいかもしれません。ただ、やっぱり賑わいだすのは19:00頃からなんですよね。それまではけっこう閑散としていました。
僕は賑わいだしてからの雰囲気も味わいたかったので、のんびりとしていたらチャオプラヤー・エクスプレスが終わってしまいました。もう20:00を過ぎていたのですが、念のため船着き場横の屋台のおばちゃんに聞いたやっぱり「終わった」って言われました。
ついでに、バスでファランポーン(バンコクの中央駅で、僕の泊まっている宿のそばです)にバスで帰るのはどうするのって聞いたら64番のバスがすぐ前の道を通るからそれに乗れば帰れるよって教えてくれました。
とりあえずバスを待ってみたのですが、ぜんぜん来ません。
まあ15分くらいしか待ってないんだけど。
めんどくさくなったので、流しのタクシーを拾って帰りました。
どのくらいかかるのかちょっとわからなかったんですが、時間にして25分くらい。ファランポーン駅まで97Bでした。おつりの3Bはあげちゃったので100B(約300円)でした。もっと街の中心の方だと時間も料金もかかりますね。
騒がしいバンコクの中とはちょっと違った時間が流れるのんびりとした風情のご座敷ちゃぶ台タイ料理。バンコクに出かけたら、ちょっと足をのばして出かけてみるのも楽しいと思いますよ。
まだちょっと腹痛は残っていますが、精神的にはタイで元気をもらって帰ってきた @kun_maa でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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