[ま]脱法ドラッグに対して包括指定制度を導入。ドラッグなんていらない @kun_maa
こんにちは!合法だろうが脱法だろうがドラッグはいらない @kun_maa です。
麻薬と似た作用をもつ化学物質が含まれているけれど、有害物質として薬事法で規制された指定薬物とほんの少し化学構造が違うことから禁止できずに巷に出回っている、いわゆる「脱法ドラッグ」。
「合法ドラッグ」や「合法ハーブ」とも呼ばれていますね。
新聞やテレビのニュースでも「脱法ドラッグ」を使ったことで救急搬送されたり、死亡したり、事件や事故を起こしたりといった事例が頻繁に報道されています。
法にひっかからないし、覚せい剤や大麻よりも安価で入手しやすいから、安易な気持ちで手を出す人が多いのかもしれません。
日本の現行制度では幻覚作用を引き起こしたり、健康を害したりする恐れがあると認められると、指定薬物に指定され、薬事法で輸入、製造販売が禁じられます。
でも、ある物質を規制しても化学構造の一部を変えた物質が次々と登場し、まるでいたちごっこ。
そこで、厚生労働省薬事・食品衛生審議会の指定薬物部会は11月28日に、麻薬に似た作用を持つこれらの「脱法ドラッグ」について、薬事法で規制された指定薬物と成分構造が類似していれば一括して規制の対象にできる包括指定制度を導入する方針を決定しました。
年明けにも包括指定を行う方針で、薬事法で製造や販売などを禁じられている指定薬物が、現在の90種類から数百種類に拡大する見通しだそうです。
これで、いたちごっこにケリがつき、「脱法ドラッグ」が一掃されるといいと僕は思っています。少なくとも、簡単に手に入らない状況になって欲しいです。
僕は、いわゆる「脱法ドラッグ」を使ってひどい一晩をすごしたことがあります。
正確に言うと、その薬は僕には効かなかったけれど、一緒に飲んだ女性が薬のせいでひどい目にあって幻覚と体調不良で夜中に病院に行きました。
成分のわからない薬物に対して、病院でできることといえば胃洗浄と点滴くらいです。
彼女が死んでしまうのではないかと思って、泣きながら後悔しました。
訳の分からないものに興味本位で手を出すことの恐ろしさを身にしみて知りました。
若い頃、やはり興味本位で外国で葉っぱに手を出したこともあります。
不思議な体験はしましたが、ただそれだけのことです。
薬効がきれれば、何も変わらない素の自分がそこにいるだけ。
そういうものに対して過度の期待をもつことの虚しさを知りました。
そんなもの吸ったって、人生が変わるわけでも、素晴らしい精神世界に触れて覚醒するわけでもありません。
その時は違う世界にいるような体験をしたような気になっても、自分の中に無いものは葉っぱを使ったって無いんです。
旅先で、そんなものに手を出して自分の中に刺激を探さなくても、異文化の中に放り込まれていること自体が刺激的な体験で、それこそが自分に無いものを体験する絶好の機会なのに。
そんなわけで、僕は薬物の使用には否定的です。
ヘロインなどの人格を破壊するようなハードドラッグはもちろん、大麻やLSDのようなソフトドラッグだって、必要ないと思っています。
そんな世界に自ら逃げ込むよりも、泣きながらでも現実世界にぶつかって行くことの方がよほど大切なことだと思っています。
薬の世界に逃げ込んだって、なにも変わりません。
辛さを酒で紛らわした翌朝の自分がなにも変わらないのと同じように。
ドラッグなんていらない。