こんにちは!積読本が山のようになってしまって、あれ?何でこの本買ったんだろう?と思うこともしばしば @kun_maa です。
長い休職から仕事に戻り、目に見えて読書時間が減っています。
山積みになった積読本を前にため息をつく毎日。
このままではいかん!と思ったわけです。
現状を打破するには読書のスピードを上げるしかないって思い、本屋に行って「10倍速く本が読める」という魅力的なタイトルにつられてフォトリーディングの本を買いました。また本が増えてるやん。
10倍速く本が読めるようになれば、積読本の山もあっという間に片付くはず。
「あなたもいままでの10倍速く本が読める」
ふむふむふむと読みましたよ。そりゃけっこう真剣に。
わかったことは、どうもこのフォトリーディングってのは、単なる速読法ではないということです。
タイトルにあるように10倍速く読めるようになるのかもしれませんが、今までのように意識的に文字を読んでいく読書のやりかたとは根本的に違うようなのです。
通常の顕在意識で本を読むのではなく、無意識に属する脳の分野を使って無意識レベルで文字情報を処理するというのです。
この時点で、すでに僕はかなり「???」な状態です。
1 準備 2 予習 3 フォトリーディング 4 復習 5 活性化
そう、いきなりすごいスピードでページをめくりながら内容を理解してしまうという都合のいいものではないのです。ぐぬぬ・・そう思っていたのに。
まず明確な読書の目的を持つことから始まり、心身をリラックスさせながら「集中学習モード」に入ります。いわゆる「フロー状態」とか呼ばれているものですね。
その状態に入るための効果的な「ミカン集中法」なるものも登場しますが、僕は何度やっても上手く出来ませんでした・・・出だしからつまづいています。
その後、全体を見渡して文書のエッセンスをつかみます。
さあ、いよいよフォトリーディングです。この時には、心身をさらに深くリラックスさせてかつ集中した状態である「加速学習モード」という状態にもっていきます。
そして視線を「フォトフォーカス」という「ひとつひとつの単語に焦点を合わせて目で追っていくのではなく、ページ全体を一度に見る」状態にします。
視界を緩め、周辺視野を広げてページの四隅を見るようにするそうなんですが、これまたうまくできません(泣)
「ページ全体を脳の写真に撮り、前意識の情報処理プロセスに送り込むのです」と言われても、なにも頭に入っている気がせず、わけがわかりません。
これについては、本書の中でも「ページをめくり終えたとき、あなたは『なにも覚えていない』つまり、意識の上では何も理解していない、と思うかもしれません。次のステップで、意識の上で必要な認識を作っていきます」と書いてありました。
そのとおり、まったく内容なんか意識できません。
これを意識上での認識に変えていくものとして、「復習」の3つのステップがあります。
①文書を調査する ②「トリガーワード」を見つける ③質問をつくる
そして最後に、再度文章にさっと目を走らせて重要な箇所を探す「スーパーリーディング」や見つかった箇所の詳細を理解するための「ディッピング」という技法、あるいはマインドマップにまとめてみるといった「活性化」と呼ばれる処理をします。
ものすごくザックリとフォトリーディングの手順を抜き出してみましたが、けっこうやることが多くてめんどくさいなというのが、正直な感想です。
そして、こんなんで本当に本の内容を理解できるんかいな?というモヤモヤもすごく感じました。
しかし、本書は多くの成功事例とともに、そんな僕の感想を全否定します。
曰く、「フォトリーディングは、私たちが知っている『読む』ということとは違うものです。この情報処理法は、論理・批判・分析的な思考を一時的に迂回する状態でのみ、可能になります」
曰く「フォトリーディングをしている間、意識のレベルでは何も情報を受け取っていないということを示しています。(中略)ただしそれは「意識」での話です。だからといって、無意識レベルにもなにも情報が入ってきていないと思い込んではいけません。そう思い込むと、本当にその否定的なことが起きてしまいます」
うーん、疑ってはいけないのですね師匠!
まだ、一度読み終えただけだし、読みながら書いてあることを試しにやってみただけなので、なんとも言えないけれど・・
たったひとつ言えることは、フォトリーディング難しいっす!
僕が10倍速く本を読める日は来るのでしょうか?
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